俺のAOR<11> ~アンディ・ギブの歌声は初恋の胸の疼き~

おはよう。煙る長月のマドモアゼル。

見上げれば今日も釈然としない曇り空なので、みんなの心を晴らす癒しのグッドミュージックを紹介したい。もちろん、ルックスは君たち好み…美形で金髪でさわやかでエクボスマイル(笑)。売れっ子俳優だと言っても誰もが信じるこの美貌…好きなら好きと正直に言うてみぃ(笑)。

彼の名前はアンディ・ギブ!知ってる人!もしいたら名刺交換から始めましょうってくらい俺の大好きなシンガーだ。ご存知ビージーズの3兄弟バリー・ロビン・モーリスのさらに下の弟さんだ。え?まさかビージーズを知らない人はいないよね?人類の大いなる財産だから知らない人は勉強して下さいね。「小さな恋のメロディー」や「ステインアライブ」や「若葉の頃(First of May)」「How deep is your love」などヒット曲は書ききれない。

アンディーはビージーズのメンバーではないが、当時『サタデーナイトフィーバー』で飛ぶ鳥を落とす勢いだったお兄さん達が、曲を書いてあげたりプロデュースしたりして、いつも一緒に活動をしていたのだ。そのおかげもあって、アンディーは瞬く間に超人気シンガーになった。

しかし時は流れ…神様は彼に残酷な仕打ちをする。アンディーはわずか30歳でエイズに倒れ、天国に召されたのだ。でも、だから、彼は永遠に若いアイドルのままだとも言える。う~ん、かっこいい。所謂ロミオ・ルッキングだな。

今日、初めて動いているアンディーを見たのだが、その映像を見て思うことがある。やはりと言うか…宿命と言うか…胸毛がモジャモジャで、なおかつそれを自信たっぷりに誇張しておる。Σ(゚д゚lll)

このモジャが、みんなにとって踏み絵になることだろう(笑)。

ちなみにビージーズのプロデュースをしていた「アルビー・ガルテンとカール・リチャードソン」というチームがあった。そのチームの作品でいつも作曲をしていた まだペーペーのコンポーザーが、あ~たね、あ~た達がよく知ってる人なのよ!誰だと思う?

フランク・ワイルドホーンなのよ!

つまりアンディーから来て、ビージーズをぐるりと回り、いろいろ角を曲がったり坂を降りたりすると、ジキルとハイドに辿り着くってわけ。もうおばちゃまビックリだわ。ふ~。アンディーからミュージカルに、おばちゃま、なんとか話題を繋いだのね(笑)。

さあ見てご覧なさい‼

  ★I just wanna be your everything / アンディー・ギブ
http://www.youtube.com/watch?v=Mwf41FoU3DI

77年の全米ナンバー1。この曲は…甘く苦しく切ない。中学時代、魂をこめて大好きだった女の子に、この曲を入れたカセットテープをこっそりプレゼントしたことがあるからだ。もちろん失恋(笑)。ラジオをエアチェックして録音したんだった。対旋律として流れるストリングスアレンジがたまらなく好きで、何百回リピートして聴いただろう。ギターカッティングの妙に魅せられた。AOR風味の超名曲。個人的にはアンディーで一番好きな曲。ビージーズの長男バリー・ギブの作曲。今もこれを聴くと胸が疼く…。-_-b

  ★Shadow Dancing / アンディー・ギブ
http://www.youtube.com/watch?v=9eMHDYy5QyY

これまたもの凄いヒット曲。確か78年の全米年間チャートで1位になったモンスターヒット!ヘンテコな曲調とソウルミュージックのようなファンキーなビートの融合に最初は面食らうが、実に個性的な楽曲だ。四兄弟のファルセット・ハーモニーはこの世のものとは思えない美しさ。ビージーズのこのコーラスは、その繊細さと脆さと美しさで、音楽史を塗り替えたと言ってもいい。黒人コーラスグループなど名コーラスは数あれど、他のあらゆるハーモニーと違う響きがある。唯一無二の芸術品だね。

  ★Our Love (Don’t Throw It All Away) / アンディー・ギブ
http://www.youtube.com/watch?v=NhJn_fMCL7M

極めて美しいバラード。アンディーの淡い音色にピッタリの名曲。ミュージカルファンにもど真ん中の一曲かと思う。

  ★若葉の頃 First of May   / ビージーズ
http://www.youtube.com/watch?v=HKiAW-w4Ka4

人類史上最高の名曲の一つ。「蜘蛛の巣」を演じていた時に、田村亮さんが「この曲が大好きなんだよね~」と語っていたのを思い出す。この曲を嫌いな人はいないのでは…?大好きだ。

  ★Our Love (Don’t Throw It All Away) / バリー&ロビン&モーリス・ギブ(アンディー・ギブ追悼コンサート映像)
http://www.youtube.com/watch?v=EdhGBVwdMj0

アンディーの追悼コンサートらしい。イントロで長男バリーが「This is a song for Andy」と語った瞬間、鼻の奥がキュッとなって曲が進むにつれて涙があふれてきた….。最愛の末っ子を失くした彼らの胸中を察すると、言葉がつまる。お兄さんたちの表情は…どんな有能な役者よりもリアルで、どんな雄弁な語り手よりも多くを語っている。

Andy Gibb Forever


47 thoughts on “俺のAOR<11> ~アンディ・ギブの歌声は初恋の胸の疼き~

  1. よっちゃん

    石井さん、皆さん、こんばんわ。
    お久しぶりです。
    大阪から、帰ってきました。
    バタバタしています。
    カセットか。
    いまだにテープ、捨てられないで、いっぱい持っています。
    ウオークマンも2台健在。。。
    Zocchacaさま
    ビージーズ、懐かしいですね。
    と言っても、ほとんど覚えていませんが。。。

  2. FROM KAMA

    深夜にご登場、かつ 大充実の加筆訂正、ありがとうございます。
    無礼承知でオズ様とyaya様に私信しようと思っていたのに、早々にぐ〜すかぴ〜〜してしまいました。
    当時のマニアぶり、今の教授のお姿からすれば容易に想像できます(笑)
    私も中坊で、ソニーDUADやTDK SA-Xなんぞの(yaya様の言葉をお借りすれば)『神テープ』を買うことはそうそう出来るわけでもなく…。
    エアチェック用にはCHF、レコードダビング用にはAHFが専らでしたねぇ。
    ただし『神アルバム』と自己認定(笑)したものだけはDUADでレクしてました。
    その記念すべき第1弾はThe Beatlesの「White Album」で、もうそれはそれは全神経集中させてインデックスカードを作成し、ケースからの出し入れなど丁重に扱っていたものです。
    愛おしいな〜…当時の自分。
    教授はどんな番組からエアチェックしてましたか?
    私のソースは、土曜日午後2時からのエッフエ〜〜ム♪(笑)東京『DIATONEポップスベスト10』でパーソナリティのシリア・ポール様の美声に酔いしれながら、そして午後3時からはFENであの!ケイシー・ケイサム『アッメリカ〜ントップ40〜〜』(笑)がちょうどTop20が始まる時間帯に慌ててチューニングし、Top1までチェックし倒してました。
    机に向かい、勉強するふりしながら(笑)。
    もうこのひとときが私の極上のゴールデンタイムでしてね。
    土曜日は授業が終わったらすっ飛んで帰るために、中2の途中で運動部から土曜日午後部活のない文化部へ転部しました(爆)。
    番組最後のケイシーの挨拶を聴くと、秋冬なんかは夕暮れ時と相まってとてつもない寂寥感で押し潰されそうになりながら、心の中で「また来週ね。ケイシー…」と呟いてました。
    そうですか、男泣きに泣きましたか。教授。
    Gibbs bros.の表情とアンディの歌声…おばちゃま、堪らないわ。
    こちら、DVDがあります。
    以前から教授に差し上げたいと思っていた、私的世界最強ジーザスのスティーヴ・バルサモがタイトルロールでの、APPエリック・ウールフソンのミュージカル『Poe』のDVDと併せて、謹んで進呈致します。
    って、まだ届いてないので気長にお待ち頂ければ( ̄∀ ̄)
    オズ様・yaya様
    また遊んでね〜〜♪

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