冷酷で妖艶で、しかも熱い!井上芳雄くんのトートを見た!

おはよう。『天使にラブ・ソングを』布教ツアー(笑)は、いよいよ北の大地 北海道に上陸する。何年ぶりだろう?『マイフェアレディ』でも『愛と青春の宝塚』でも訪れた大好きな土地。

俺を待つのは…雲丹か、イクラか、鮑か、それとも白い恋人か?白い変人じゃないことを祈ります。

昨夜は、井上芳雄くんのトートを見に帝国劇場に出かけた。この前まで『天使にラブ・ソングを』で熱くコミカルに燃えていた帝劇は、クールにスタイリッシュに装いを変えていた。

小池修一郎さんの新演出は、セットや照明、役者の動きなどは確かにかなり変わってはいたけれど、でも『エリザベート』という作品の凄みは微動だにせず。エリザベートが巨大な揺籠で、その中で小池先生や有能な役者陣が名曲と戯れたり、セットで遊んだり、夜と揺れたりしている。そんな感じであった。まさに大人の上質なエンターテインメント。

人間模様の刹那・登場人物の心の揺れはむしろ深化していたように思える。いつも思うけど、悲しく切ないストーリーだよね。時代と家柄としきたりに翻弄されるシシィとフランツの人生が苦しくてならなかった。

我らが芳雄はもう魚だな。Mr.エリザベートは、世界一エリザベートを熟知しており、そこにいるだけで、圧倒的な存在感を誇るのだ。芳雄の造形するトートは、冷酷さと妖艶さに加え、時折熱いパッションに焼かれそうで、めっちゃ素晴らしかった。

普段の面白い芳雄を知ってるので、どこかでボケるんじゃないか?フランツに切れ味鋭いツッコミを入れたり、裏拳が入るんじゃないかとヒヤヒヤしたが、杞憂に終わった。ホッとした(笑)。

水を得た魚のように、自由に豊かに演じていた芳雄。天晴れ!芳芳倶楽部特別会員として誇らしかった。

 

最高のトート 井上芳雄くんと

井上芳雄くん「ミュージカル俳優という仕事」


10 thoughts on “冷酷で妖艶で、しかも熱い!井上芳雄くんのトートを見た!

  1. ちあき

    赤津崎先生
    こんにちは。北海道にもシスターアクトを心待ちにしていらっしゃった方がたくさんいらっしゃると思います。笑顔と愛情にあふれた皆さんと一緒に、赤津崎先生にとって素敵な夏の北海道の思い出となりますように。
    井上芳雄さんのトート、来月地元で観劇予定です。とっても楽しみ!!
    東海ラジオ聴きました。赤津崎先生の魅力いっぱいで楽しく面白かったです。

  2. 赤津崎です

    只今、北海道公演初日の幕間です。お客様の笑いがかなりオンで聞こえる劇場で、もう芸人になったような気になります(笑)。俺たちを乗せてくれて、道産子ベイビーの皆様ありがとうね。
    ひまわりさん、芳雄は本当にキュートなやつでね、才能もあるし、人間力もあるし、素敵な男ですよ。トートは俺が思っていたよりずっと奥深い役作りでした。
    mojumonさん、北海道は素敵な場所ですよね。なんて清々しい空気なんだー!まだジンギスカンしか食べてないので、雲丹蟹鮑方面を食べたいなあ。味噌ラーメンも。歓声がとっても大きく聞こえるので嬉しいです。
    さあ。頑張ってきまーす。

  3. P子

    私は、関西名物「面白い恋人」派です(アホ)!
    黒い変人。。。いえ、黒い巡査の教授、今晩は★
    いよいよ北の大地ですか~( ☆∀☆)
    北海道!大大大好きです!
    美味しい記憶、絶景、そしてまた美味しい記憶。。。思い出してうっとり。
    素晴らしい公演となりますよう★
    そして!
    エリザベートーーーートート閣下~( ☆∀☆)
    石井さんの観劇的筆致、大好物です。
    拝読しながら先月の観劇を思い出して、ゾクゾクワクワクしました。
    自慢してもいいですか?
    私、キッチュで、マグカップ頂きました~( ☆∀☆)
    帰宅してから、そのマグカップでミルクを一杯頂きました。
    北の大地からのさらなる交信、楽しみにしています★

  4. 惠子~♬

    赤津崎教授っ!
    『天使にラブ☆ソングを〜シスター・アクト〜』〜♬〜
    開幕が…もうすぐそこ…
    お忙しい中で…熱い『情熱マニア日記』の更新…
    そして…素敵なお二人の…お写真UP…
    ありがとうございます…(*^◯^*)/〜♬
    赤津崎教授の…
    『Swing in the Midnight Blue』〜♬〜の
    発売記念コンサートで…
    お二人の素敵なデュエットを想い出します…☆

  5. mojumon

    カズさん!
    三銃士のころから約5年、
    ずーっと欠かさずブログを拝読してましたが、
    たぶん初めてコメント投稿します>_<
    札幌在住なので、
    カズさんの舞台は普段なかなか見られませんが、
    とうとう札幌に来てくださる!!!
    しかも観たかった「天使にラブソングを」!!!
    当て書きのような汗っかきエディに会える!!!
    ということで、
    発表されてからこの日を心待ちにしてました(o^-^o)
    北の大地まで来てくださって、
    ほんとにありがとうございます。
    ウニにイクラに白い恋人に!
    ジンギスカンやスープカレーもありますので、ぜひ☆
    明日と明後日マチソワマチネします笑
    家族と、ともだちと、全力で楽しみます!!!

  6. Kaori

    教授、こんばんは!
    北海道上陸でご機嫌ナイトをお過ごしですか?
    雲丹・イクラ・鮑・白い恋人・黒い恋人・白い変人・黒い変人…いずれかお楽しみになっていますか?
    明日からの公演に大志を抱いているであろう日に、素敵な観劇記事ありがとうございます。
    そうですか。とうとう井上さんトートをご覧になったのですね!
    ミュージカル俳優さんは深い洞察力と豊かな感性をお持ちなので、感想はとてもタメになり、また興味深いです。
    私は去年、生まれて初めて(笑)「エリザベート」を、井上さんトートで観ました。
    教授がいつも思うように、初めて観た印象は、まさに悲しく切ないストーリーでした。
    井上さんトートの存在と迫力がすごくて、ドキドキ&目が釘付けでした。
    しかし、私も今年はチケットが取れず…(ToT) いつかまた観れる日はあるだろうか?
    そんな訳で、私の中の永遠のマリウスは石井マリウスのように、私の中のトートは井上さんトートとなっております。
    あ、先日「ミュージカル俳優という仕事」をまた少し読み返したところです!
    この本、とってもよかったです☆ 私もこのタイプの色の本です。
    では、明日から警察&デロリスを守るという仕事を頑張って下さいね!ヾ(*´∀`*)ノ

  7. ひまわり

    かずさん こんばんは。
    芳芳倶楽部会員の者です(^ ^)
    パッションかずさん、エリザベートご観劇下さりありがとうございます!
    私も昨日観劇していました!
    昨日の芳雄さんもとってもカッコよくて会場の皆さんの心を鷲掴みだったのではないでしょうか?
    最後のダンスは圧巻でいつまでも拍手を送っていたかったです♪
    かずさんのコンサートに行かせていただいてから、こちらのブログも覗かせて頂いていました。
    芳雄さんのお名前が出ていたので嬉しくて思わずコメントです!
    写真のUPもありがとうございました☆

  8. ikuko

    北の大地に上陸したエディさん、こんばんは。
    やはり「北海道はでっかいど〜!」という気分でしょうか?
    ホントだー!makiさま!
    「黒い恋人」ってあるんですね。
    旭川の名産の黒豆とチョコレートをミックスしたお菓子みたいですね。
    顔黒エディにピッタリじゃないですか。
    エディさん、是非お土産に!(笑)
    『エリザベート』は残念ながらチケット取れませんでした(ToT)
    昨年は拝見したんですけどね。
    芳雄くんの想像以上のトートの貫禄と妖艶な姿に圧倒されましたね。
    どんな役も見事に演じる芳雄くんを観て
    お口ポカーンとなってました(笑)。
    作品自体も時代や身分は違えど、嫁ぎ先の苦労や自分自身の存在の意味など、
    シシィに共感できるところに泣けて仕方のないものです。
    >エリザベートが巨大な揺籠で…名曲と戯れたり、セットで遊んだり、夜と揺れたりしている…
    見事な表現力ですね。
    さすが文筆家のカズさんです。
    この感想聞いたら観たくなっちゃったよ。
    チケット落ちてないかな(笑)。

  9. ★kaoru★

    こんにちは☆
    ブログの更新…ありがとぅございます!
    北海道に…到着ですね…。 (ゝ。∂)
    美味しいものも多いし…気温も……ちょうどいいかんじ。
    そうでしたね…。
    『天使にラブ・ソングを』の後の帝劇は…『エリザベート』でしたね。
    外観が変わってたのをみて…あぁ…はやかったなぁ…(p_q*)…なんて感じました。
    ツーショットのお写真も…とっても素敵です♪

  10. maki

    「Mr.エリザベートのトートが魚だとしたら、そのあまりの存在感と熱いパッションに、鯨さえもひれ伏したくなるに違いない」
    ふふ♪ちょうど伊坂幸太郎の本を整理していて、たまたま開いた短編集のフィッシュストーリーをついつい読み直していたところでした。
    「僕の○○が魚だとしたら…」というフレーズが度々出てくるので、思わず(笑)
    あまり読書家ではないのですが、伊坂幸太郎が好きで。内容も面白いのですが、なんといっても話の構成に痺れます。転調好きで個性的なコンポーザーみたい(笑)
    ボケたり裏拳が入るトートでなくて良かったですね。それもかなり観てみたい気がしますが(笑)
    大阪公演が楽しみです♪
    白い変人(笑)
    黒い恋人が待ってても驚くよねーなんて思い、ふと沖縄あたりにいるのかも(笑)と検索してみれば、なんと北海道でお待ちかねだそうですよ!
    楽しみですね♪ではでは、良い旅公演を(^o^)ノ

Comments are closed.