胸に残るあたたかなぬくもり。ミュージカル高座終了。石川禅さん、ありがとうございました！

おはよう。放心状態です。

昨日は『ミュージカル高座』にお越し下さりありがとうございました。来られなかった方々の遠隔応援光線も身体中に浴びて、歌い演じ語りボケてまりました(笑)。

５年くらい前に「ミュージカル講座」という名前で、25年の経験で得たミュージカルの裏話を語って名曲ソングスをしこたま歌うというコンサートを始めました。その後「Talk & Sing & Act」と名前を変え続けてきましたが、今回はまたもや名前を変えました。まるで出世魚のようです(あほ)。

その名も…ミュージカル高座。

俺があまりにもよく喋るものだから、「講座」より「高座」のほうがピッタリですよねというお手紙がその由来です(笑)。いつもタイトルだけつけて、後からどうしようと悩む…芸人にも悩みはあるんですよ。むろん中身はミュージカルコンサートなので、これは頭に高座感を出すしか無いなと思い、羽織を着て扇子をもって登場致しました。登場のテーマは「笑点」(爆笑)。このアイデアを思いついた時は、俺には神が宿ってる…そう思いました(笑)。しかしまだ何かが足りない。きづきました。高座名だ！すぐに残新なプランが浮かびました。

それではまずは、その高座名の発表も含む開演５分前の前口上をお聴き下さい。昨日の朝、寝起きで録音しました。個人的にはいい仕事をしたなと思っております。

　　　★ミュージカル高座　前口上(ボケ三昧)

m4a-ミュージカル高座-前口上

mp3 ミュージカル高座　前口上

信頼するピアノ＆音楽監督の宮崎誠さんと、あ～でもないこ～でもないと選曲とアレンジを固めた１ヶ月。『蜘蛛女のキス』『マイフェアレディ』『チェス』など代表作を中心に、数曲のチャレンジ曲を織り交ぜる構成はこういうコンサートではよくあります。しかしこの持ち歌じゃない曲をお客様の前で発表するというのが、ものすごく大変です。それはミュージカル曲がごっつう難しいから…。

メロディーが正しく歌えて歌詞を口にする。これではミュージカル曲としては死んだ状態です。芝居歌として表現するのなら、ここに魂と血液を通さなければならない。これはやはり七転八倒して１ヶ月半くらい歌い込む必要があるんだよね。しかしやると決めたのだから、何回も何十回も練習しました。それが天ラブの「生きてこなかった人生」、スカピンの「Where’s The Girl」「ひとかけらの勇気」、チェスの「Someone Else’s Story」。いかがでしたでしょうか？お楽しみいただけたら幸いです。

今回のコンサートのハイライトは、もちろん石川禅さんとのデュエット＆トークでした。

25年前の俺をよ～く知っている要注意な先輩です(笑)。ほんとに俺は右も左もわからない素人だったからね。でもその頃からいろんなことを教えてくれたのが禅さん。初演のミスサイゴンの時の楽屋も１年半一緒でした。今こうして俳優でいられるのは禅さんのアドバイスと励ましがあったからかもしれません。役者として人として尊敬しています。

しかしどんな暴露話がでるのか内心ヒヤヒヤしておりました(笑)。でも俺が忘れっぽい残念な頭ということを露呈した以外はセーフでした。皆様のゲラゲラ笑っている顔が最高でした。楽しんでくれてありがとう。

デュエットは「闇が広がる」と「レミゼメドレー ABCカフェ～病院の対決～カフェソング」。

やはりこれしかないでしょう！

特に腐心したのがABCカフェの構成。ダブルアンジョルラスとダブルマリウスを効果的に早替わりし、爆笑と感動を攫う。これが狙いでした。そこでひらめいたのが、禅さんに「ラマルク将軍が死んだ」を言ってもらうこと。

見事に爆笑の華が咲きました。

カフェソングを２声ハーモニーにする。これもひらめいた時に膝を叩いて喜びました。いかがでしたか？俺は禅さんとマリウスとして並んでいるだけで泣きそうでした。一生懸命こらえました。どうだったかなあ？

お詫び

昨日の公演で、一部のお客様に座席の移動をお願いする事態があったと報告を受けました。誠に申し訳ございません。心からお詫び申し上げます。

お題

ミュージカル高座の感想を教えて下さい。初めての方も大歓迎です。お待ちしています。