2月16日。暗澹たる雲行き。世界が重い未来の色で遮断されている。
あたかもスヴェトラーナとわたしの心のように….。
『Chess』を生きていていつも考えさせられたのは、妻スヴェトラーナとのこと。あ~た、見てごらんなさいよ、これだけの美人さんだよ。この方を祖国に置き去りにして亡命し、一切連絡を取り合うこともなくイギリスで生活していた男アナトリー。
まあ夫婦の問題は当人同士にしかわからないであろうから、何か人には言えない問題を抱えていたのかもしれない。チェスにしか感心の無いオタクな旦那に「たまには富士急ハイランドかハウステンボスに連れて行ってよ」とか怒りを爆発させていたのかもしれない。
しかし….ツラい現実だ。
フローレンスの存在があまりにも大きくなってしまい、どうしようもなく…たまらず…身を寄せ合い、昨日のまぼろしを生きた代償はあまりにも大きいと思う。
ミュージカルの世界ではこういった泥沼のストーリーは比較的少ない。やっぱり夢を見に来るわけだからね。ストプレはけっこうこういう類いの地獄絵図が多いけど。
スヴェトラーナの目線で見たら、アナトリーは完全に「ギルティー」だ。
しかし最後に「それが彼」と歌う彼女がいる。
深い。
君が脚本家なら
「なぜアナトリーは妻を残して亡命したのだと思う?」
「君が妻の立場だったら、”それが彼”と思えた?」
「君がフローレンスだったらどう感じたでしょうか?」
冷戦という暗い影に翻弄されたアナトリーは、2人の女性の心にも暗い陰をおとして生きて行くことになる。
↑この話は全てフィクションです。
ごめんなさい。
今回のブログのコメントの中
なんだかとっても不釣り合いなものを…。
「くっそ〜〜いつまで寒いんだ!?」
「さっびぃ〜!ほんとっすね〜!」
「若はまだか?」
「見てくるっす!」
ドタドタドタドタドタドタ
「バナナ待ちっす〜〜!」
「ああ、そういやまだ頂き物が残ってたな。
ところでおめぇよ。バナナってどんくれぇで食べるのが好みだ?」
「へ?」
「俺はよ、買ったばかりの、まだ少し青みがかっててよ、かための時期からスウィートスポットが現れ始めるまでが好みだな。」
「スウィートスポットってぇのは…」
「黒いテンテンだ」
「ああ!それならオイラはいっぱいテンテンがついてる甘〜いのが好みっす!」
「さっむ〜〜〜〜〜!!
さっむいな〜!!おい!
さっさと行くぞ!」
「へい!」「へい!」
「ふん♪ふん♪ふん♪」
「若…元気になって良かったっす。」
「そっかぁ〜?
まぁな、沈んだ顔してるとよ、民代さんに『しっかりなさいっ!』っつってハタかれそうだしな。」
「民代さんってのは、初めて聞く姐さんだな。」
「若が今から向かわれる仕事先のお人だ。」
「そうだ。これまたべっぴんさんでよ!那覇歯歯。」
「べっぴんさんといやあ、アカネ姐さん、最近見かけませんねぇ?」
「ズ―――――――――ン。」
ベシッ!!
「それを言うな!!また沈んじまっただろ!?」
「す、すんません!!」
ドンッ!
「いてっ!!
おいおいおいおい!
着ぶくれの兄ちゃんよ!
フラフラ歩いてんじゃねぇ!!
落とし前つけておらおうじゃねぇか!!あ!?」
「ひゃ〜若はいつもモッコモコだから、すぐぶつかるな〜!」
「そんなこと言ってる場合じゃねぇぞ。
おい!コラ!てめぇ…。」
「タムさん、ここは俺が。」
♪Golden Bankok
「こ…この舞いは…」
シャキーーン!
「お?出たなゴールドフィンガー。」
「わ〜〜〜〜〜〜〜〜!
刃の仁だあ〜〜〜!」
ドタドタコテッ!ドタドタ…
「ふう。」
「那覇歯歯。ご苦労ご苦労。」
「復活しましたね。若。」
「いやあ、それにしてもいつ見ても凄いな、おい。」
「その爪ってアレっすよね。アレ。」
「そうそう。シザーハンズだな。だろ?」
「…違うっす。ウルヴァリンっす。」
「違うだろ〜〜!おめぇ。
ね?若。」
「わはは。違うな〜。
X-Men だろ?本数が違う。」
「が〜〜〜〜〜〜〜ん!」
「おい、ここでいいぞ。
こっからは一人で大丈夫だ。
じゃ、行ってくる。」
「いってらっしゃいませ!」
「気ぃつけて!」
・
・
・
「…なぁ。前から気になってたんだけどよ。
…おめぇいったい今まで何人…や…や…殺っちまったんだ?」
「う〜ん…0人?」
「へ!? そうなの!?
『刃の仁』つったらアレだろ?
舞いに見とれてるうちにこと切れるって…」
「だから、踊り始めると、みんな逃げるっすから…。」
「でもよ。じゃあどうしてそんな噂が…。」
「たぶんね、俺がダチにダンスを見てもらった時っすね。」
「へ?」
「たまに路上でダンスしてたっすよ。
で、ウルヴァリンを取り入れてみたんで、ダチに見てもらってたら…」
「たら?」
「貧血で倒れたっす。」
「ひ…貧血…。」
「もう周りが騒ぎだして…女は叫ぶし、俺もうどうしていいかわからなかった時に、会長がダチを運んで助けてくれたっすよ。
そっからっす。噂が広まったの。」
「…おいおいそりゃあ…
びっくりだ。
じゃあ、じゃあ、おめぇは…。」
「ただのダンサーっす。」
「……びっくりだ。」
いや〜思わぬ重大発表だったな、今回は。」
「そうっすね♪」
「あっはっはっは♪」
[完]
お疲れ様です(^.^)
今日も寒いですねー。今夜また雪になるらしいですよ。。
あ、まだレポート提出間に合いますか?
皆さんの書き込み、凄く興味深かったです。
被ってしまう感想も多いけど・・
「なぜアナトリーは妻を残して亡命したのだと思う?」
皆さんが言うようにアナトリーは国家の重圧の中でCHESSを闘うことに疲れていたのだと考えます。。
『勝たせたいなら、CHESSに集中させてくれ!』って言っていましたよね。
いろいろなしがらみのない状態で、純粋に闘いたい気持ちが大きくなっていたのだと。。
フローレンスには、愛情はもちろんあったと思いますが、そこには亡命という道も含まれていたのが決定打・・・?
フローレンスがロシア人だったなら妻を置き去りにするような恋に落ちただろうか。。
(打算的すぎるかな??)
「君が妻の立場だったら、”それが彼”と思えた?」
若いころの自分なら許せなかったかも・・(笑)
今の自分なら・・「それが彼」と言えそうかな。
スヴェトラーナはアナトリーの才能も含めて愛せていたのではないですかね・・。
「君がフローレンスだったらどう感じたでしょうか?」
「仕方ない」・・と思うかな。
自分のためという理由を知ったら感謝できるし、嫌いになって別れるわけではないから、忘れられないかも。。
アナトリーが♪飢えていた~と言っていたけど、フローレンスも同じように愛に飢えていたのですよね。
そして、アナトリーは妻を置き去りにしたけど、フローレンスも同じように愛に飢えているフレディを置き去りにしたわけで・・。
昨日、アッキーのコンサートに行ってきたので、気持ちがフレディーに偏ってしているかも?(^_^;)
石井さんが「女性とはそういうものかねぇ・・」と言っているのが聞こえてきそうです(^◇^)
今日も暖かくしておやすみくださいね♪
今日は午後から仕事が休みなので(そのかわり明日一日仕事^^;)、用事を済ませて帰宅してここへやって来ました☆
が、また夜でかけるのでちょっとだけおじゃましま~す♪
今一度、自分のコメントもみなさんのコメントも読んでみて、ふんふんなるほど・・・と思ったりしていたのですが、「君が脚本家なら」という件からして考える方も客観的もしくは理想的な展開を想像しちゃうような気がします。
「君が脚本家なら」という注釈がなければやっぱり生身の075として頭では理解できても気持ちはついていかないだろうな~と思います。
スヴェトラーナの場合も、フローレンスの場合も。
少なくとも私はきっとそうです。
「それが彼」と思っても、「美しい別れ」と言い聞かせても、愛する人が傍にいない、今後連絡も取れない、しかも別の女といるなんて、メチャクチャ辛い。
傍にいて支えたいと思うのが普通でしょ。え?普通じゃない?
私なら泣いて泣いて、でもきっと強く生きていくと思います(笑)
さてでかかる時間♪
kazuさん。075心のお勉強、怠りませんように(笑)
富士急ハイランドもハウステンボスもいりません。
kazuさんと舞台でお会いできれば幸せで~す☆
追伸:皆さんのコメントを全て読んで、作品云々だけでなく女性として大変勉強になりました。大人の恋の深さを感じられた作品でもありました。もちろんこの恋やそれぞれの人物の人生の選択には、時代背景や状況が深く関わっていると思うので、そういった部分を含めてもっといろんなことを考えたい。そのためにもミュージカル化を強く希望します(><)!!
私は瞳子ちゃんファンクラブに入っている者です☆でも以前石井さんの舞台を偶々拝見してから好きになり、ブログも影ながら愛読しています♪なので今回瞳子ちゃんが石井さんと共演することになって本当に本当に嬉しかったです!!前から石井さんのブログの面白さと石井さんのファンの皆さんのコメントのマニアックさと色んな意味でのレヴェルとクオリティーの高さには驚かされています!!
ちらっとお題に参加させていただくと、
私は学生で人生経験も恋愛経験も浅いくまだお子ちゃまな考え方しか出来ないからか(・・;)どちらの立場でも「それが彼」なんて思えません。。。フローレンスなら、私を愛してくれているからこそ、別れることになったんだわって思うようにしても、それでもいつか彼は時間をかけてでもまた奥さんのものになっていくんだってわかる。でもまだ好き。そんな風に考えたら辛過ぎる。スヴェトラーナなら、どんなに彼が辛い状況だったとしても、こんな国に自分を残し、他の女と亡命なんて有り得ないくらい酷いと思うと思うし、結果戻ってきてくれても、まだ別れた恋人を想っている旦那。一緒にいられるのに、だからこそ辛いですよね。でももうこれからはずっと彼は側にいるから、ゆっくり時間をかけて再び夫婦としての関係を築いていくことも可能。そのために努力するかも。
私は知人の紹介でakaneさんの楽屋にお邪魔して、瞳子ちゃんへのお手紙まで預かっていただいたりと、とっても優しくて素敵なakaneさんのことも大好きなのですが、
なぜか、
石井さんがakaneさんについてやスヴェトラーナについて語ったり2ショットお写真披露すると、、嫉妬にも似た感情が・・・(笑)
瞳子ちゃんのファンだからでしょうか。。?フローレンス的な気持ちになってしまうのかな(^_^;)
お時間ありましたら、ぜひ、フローレンスや瞳子ちゃんへの愛も石井さんに語っていただけたら嬉しいです(笑)
新参者が長文&図々しいおねがいまで(笑)失礼しました!!
愛以外に、
同じ「哀しみ(悲しみでなく哀しみ)」を共有していたから。
そして、
愛以外に、その「哀しみ」を思いやれたから。
何よりも、その人の「哀しみ」が、
人として、女として、やるせない程に切なく愛おしかった。
受けと止める事、許す事、見守る事、母性ですね。
愛は、喜びよりも、哀しみをもってこそ、
愛する、と言うのかもしれませんね。
愛以外に、
同じ「哀しみ(悲しみでなく哀しみ)」を共有していたから。
そして、
愛以外に、その「哀しみ」を思いやれたから。
何よりも、その人の「哀しみ」が、
人として、女として、やるせない程に切なく愛おしかった。
受けと止める事、許す事、見守る事、母性ですね。
愛は、喜びよりも、哀しみをもってこそ、
愛する、と言うのかもしれませんね。
おはようございます♪
やっぱり…
スヴェトラーナの歌う
「Someone Else’s Story」 の歌詞を見ると
「彼の孤独にどうして気づいてあげれなかった
深い闇とたたかう瞳の奥の悲しみ
今さらわかって…」
とあるので、やはり最初の推測でいきます。
自分の不甲斐なさを責めてしまうだろうな〜どうしても。
スヴェトラーナは理想の妻像ですね。
まさに母なる大地のような人。
私もこんな女性でありたいな…。
またまた沢山のコメントが寄せられて
うれしい大誤算に涙目でかもしれませんね♪
さあさあ♪
1日の始まりです!
相変わらず寒いけど
忙しいかもしれないけど
今日も素敵な日になる予感がしませんか?
本日のセクハラ・パワハラでアレなフランクリンも期待してますよ♪
お稽古楽しんできてくださいね!
p(≧∀≦)qファイト♪
石井さん、おはようございます(^^)
何人かの方が書いてますが、今回のお題について石井さんの考えというか思いを聴いてみたいです。
特に最後の選択について…
しかし、見れば見るほどAKANEさん細い!
本日も、お出掛けなら気をつけて行ってらっしゃいヾ(^_^)
かずさん。おはようございます。願望。こうあって欲しい。
アナトリーとフローレンス。ソ連が崩壊し、ロコの時のお話ではないけど、お互いに心の何処かでは思い続けて、なんのしがらみもない状態で数十年後でもいいから巡り合えて一緒に暮らせたらいいな。
もちろん、お互いにそれまでの人生にかかわった人達と大切に暮らした後に。答えじゃないけど・・・
カズさん、おはようございます☆
オナゴによるオナゴのきもちについてのコメントいっぱい。女心は複雑ですね。
フローレンスもアナトリーもここまできたらもう彼・彼女しかいないって気持ちである意味すがるようにお互いを求めていたのかな?
そんな危うい恋が続くはずないこともわかっていながら離れられなったのかもしれまさかしんね。
ところでカズさん。
お写真ではakaneさんの腰にしっかり手をまわしてますね~。
もー、やらしい!!
つっこまずにはいられなかったです(笑)
はい、というわけで。
寒いけど今日も明るくハッピーな一日にしましょう♪
今日が終わればお休み…じゃないかな!?
今日も頑張ってくださいね。
Bonne journee (*≧∀≦*)