役者に寄り添うオーケストラ

2月15日。

上手い。ハートフル。情熱的。扇情的。イカタコ奏法….。

指揮の上垣さんの繊細でパワフルなコンダクトが無ければ『チェス』はただの難しい音楽だったと思う。

役者に寄り添って、演技的な解釈で音を奏でてくれる素敵な指揮者さんであった。そして演劇的なオーケストラさんだった。

島健さん率いるオーケストラのレヴェルの高さはみんな、気付いていただろうね?俺は音楽マニアだから演奏にはかなりうるさいほうだけど、相当上手かったんだよ。たった13人の音ではないよ。

さあ今日は、「アービターのドラムのハイハットが格好良かった!」とか「アンセムのストリングスの音色に痺れました」とか「One Night in Bangkokのベースラインが好きでした」とか、「トランペットの最高音、あれだけでご飯3杯いけます」とか、音楽の感想、行ってみようか!

母母歯派葉。

このマニアックなお題には降参か?あ、もっと単純な感想も許可する。

さあ書いてみるがいい(笑)。

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43 thoughts on “役者に寄り添うオーケストラ

  1. ゆっきぃー

    上垣さん、2008年の新宿コマの『愛と青春の宝塚』で指揮されてましたね~♪)^o^(
    一孝さん、今日も『9to5』のお稽古、頑張ってね♪p(*^^*)q
    行ってらっしゃ~い♪(^-^*)/

  2. あんず

    ハーモナイズドギター…っと((φ(..。)メモメモ
    教授、そしてオズさま。
    『超』音楽コメント大変勉強になりましたっ!!!!! まさに目から鱗(;゚Д゚)!
    音楽は好きだけど感覚で聴いちゃうから言葉が見つからなくて単純な感想になってしまった私としては、
    やっとむず痒いところに手が届いたカンジです。お二人のコメントだけでご飯大盛りいけそう…(笑)
    本当にありがとうございましたーーーっ
    >メジャーなグループほど後期は難しい事やりたがる
    やたら長いイントロ&間奏&エンディングを演奏したがる某三人組のファンとしては妙に納得…。

  3. 石井一孝です

    オズさん、素晴らしく的を射た感想をありがとうございます。ビヨルンとベニーの音楽の分析だけでご飯3杯はいけますよね。おっしゃるとおり、歌い手としてはプログレ感満載の『チェス』のスコアに、稽古中は七転八倒しました。20年ミュージカルの世界で俳優業をやっていますが、1〜2を争う難しさでした。同点一位は『キャンディード』かな。かの有名なレナード・バーンスタイン作の名作ですので良かったら聴いてみて下さいね。チェスよりクラシック寄りですが。さすがの楽曲ですよ。
    さて、僕がずっとアバの2人に思っていたのは「リフ」と「フレーズ」創りの上手さです。彼らはとにかくコードだけの伴奏を嫌う傾向にある気がします。歌の無い部分に徹頭徹尾フレーズを詰め込む主義なのでは…。それがジノ・ヴァネリもびっくりな熱さにつながっている気がします。ちなみにジノ・ヴァネリは心から尊敬し崇めているアーティストです。僕にとって、フレディーマーキュリーは神で、ジノは大地です。
    「I Know Him So Well」のイントロとエンディングに出てくるハーモナイズドギターが超80sでしたよね。ワイヤークワイヤーですね。真っ先に「ジェイ・グレイドン」だ!と思いました。あ、これはブログに書かなきゃな。
    僕はエアプレイ大好きAORコレクターなので、あのイントロでご飯大盛りいけます(笑)。
    ドラムとベースの方がまたメッチャ上手かったですよね。リズムが最高で歌っていて気持ちよかったです。
    オズさん、本当に嬉しいコメントをいただきました。ありがとうございます。これからも敏腕で秀逸なオナゴ達に混じって音楽コメント書いて下さい。お願いします。

  4. オズ

    待ってました!カズさんより三つ上で80年代ロックをリアルタイムで体験。演奏しまくってたロッカーです。
    CDなど聴かず(終わってから調べたらジョシュグローバンですか!?買わなきゃ)予備知識はABBA解散直後の作ということだけ。それだけでも絶対にプログレ入ってるだろうなと予想してましたがビンゴでした!だってメジャーなグループほど後期は難しい事やりたがるんだもん。
    半音階多用のメロディライン、変拍子、転調の連続。歌い手の力をどこまでも試すような難解なメロディーを一段も踏み外さず歌いこなされる皆さんのレベルの高さに仰天しました。演奏者も難しかったはず。循環コードなど通常の単純なノリでは弾けない落とし穴だらけのアレンジ。まさしくジノ・バネリも真っ青な音の詰め込みかた。兼ねてから歌唱レベルが非常に高い俳優さんたちのプロの歌を本当に堪能しました。で、バックの音がまたたまらない。特にギター!『誰?』とオペクラで注目したくらい。よくあんな熱いソロを座って弾けるな〜(笑)ストラトに見えましたが、音作りが(きっとデジタルエフェクトなんでしょうけど)当時のアナログエフェクターで作ったような分厚さがある。今、あんな音聴けなくなりましたよね。あとドラム!セット叩いてるのにティンパニも鳴ってる、どうやってるの?と思ったらパットでした(これは二階から見た回にわかりました)。軽く叩いてるようでかなり下っ腹にくる鳴りで嬉しくなりました。アッキーはファンクな曲でとびきり光ってましたがサウンドをよく聴くとシンセのブラス音の付け方がまさに当時のディスコ調。シックとか(笑)
    三回観ましたが最初は難解な楽曲にばかり驚きましたが三回も観るとだんだんストレートで美しい曲、キャッチーで記憶に残るリフの曲もたくさんあることに気付きました。緻密なだけでなくどこか大きさを感じる曲作りは一流メロディーメーカーならでは、と唸りました。島さんは、必要以上に音を詰め込まない方。実に歌心のあるピアノを弾かれる方、歌い手を尊重されるピアノの大ファンです。歌い手の実力をさらに引き出されるような演奏は歌われる方には堪らないだろうな〜。奥のエレピは88鍵サイズだったのでローズではなかったと思いますが、それを使うにふさわしい曲のために背中を向けるセッティングになっても使用されたのがカッコ良かったです。決して目立つ事はされていませんでした。歌を聴き、全体のバランスを聴き、歌が引き立つ事を誰よりも考えて弾いていらっしゃるのがわかりました。しかしこんな複雑な曲の全てのスコアを書かれたのかな?と思うと膨大な作業量にゾッとしますね。凄いです。でもでも素晴らし歌い手の皆さんのナマ声を一番堪能されたのも島さんのはず。難解だけどドンて響く楽曲に仕上げられた全ての演奏家、歌い手である俳優さんたちに最高の感動をいただきました。ありがとうございました!

  5. あああ

    chessのオーケストラ様は本当に素晴らしかったですね!!!!!
    マニアックかどうかは分からないですが、
    私は1幕ラストの最後の最後のティンパニの盛り上がりが大好きでした!!
    あとは島健さんのピアノソロの絶妙なアクセントや
    (多分)ソプラノサックスのソロがシビレました(>_<)!

  6. ローズマリー

    かずさん。おはようございます。
    すごい賑わいとCHESSへの皆様の想いがいっぱいで思わず微笑む朝です。
    音楽の知識のない私ですが、予習で教えていただいたチェレスタの音はよ~くわかりました。とても澄んだ綺麗な音で演奏されてる島さんもとてもチャーミングな方。楽器も大切な言葉達を発し、それぞれの楽器たちも演者と共に物語の中で生きているんですよね。その寄り添いがあったから、こんなに頭の中で今でもぐるぐる回っていまでも胸を躍らせているんですよね。もっといっぱい音楽の事私にも語れるように石井先生教えてくださいね。
    歌詞ですが・・一つだけ・・
    someoe slse’s storydeの、「あの時の僕の腕をつかみとりひきとめたい」かな?とても心に残りました。恋愛だけじゃなくそう思う心残りってありますよね。
    荻田さんってほんと素敵な方。心豊かな方です。

  7. Zoccha

    9 to 5はメロディある歌が2つで、後は人の歌ってる中に掛け合いみたいに入るだけで、
    かえって歌いにくい(歌っていえるの?)ですよね。
    まあ、いろいろな役ができるのも役者冥利でしょうから、
    楽しんでフランクリンやってください。
    そりゃ、CHESSとはオペラアリアと歌謡曲くらい違う。
    でも、それはそれで楽しいのでは?
    最後にア〇〇ンの原〇〇に連れ〇られちゃう・・ってかわいそうすぎ。
    もう全部場面当たっちゃうんだ。
    友近さんとかお忙しいだろうし、
    お稽古の進みが早いですね~
    セクハラ、パワハラおやじぶりも、
    宙吊りの下りも、
    アナティとは別な意味で観る方は楽しみですけどね。
    (((*≧艸≦)ププ…ッ
    ああでも、CHESSはいまだに終わっちゃって苦しい。
    告白前に終わっちゃった失恋の気分・・

  8. ブルー

    石井さん、おはようございます(^^)
    昨日は、両方のブログの更新と夜には両方の書き込みありがとうございます(≧∀≦)
    今回は音楽かぁ〜、楽器に詳しくないし東京公演しか観てないから記憶が曖昧になってますが…
    初日に上手側の方々が気になって仕方なかったんです。何故なら前にも書き込みしましたが、1人で複数の楽器を演奏している方が何人もいたから。
    一番前の左にいた方は4種類(フルートやピッコロだったかな?)、隣にいた方は3種類だったかな?他にベースの方がコントラバス、トランペットの方も別な楽器を演奏してたと思います。
    ひとつ出来るだけで凄いと思うのに何種類もなんて尊敬いたします。
    あと印象的だったのは、ギターの方が何の曲だったか忘れちゃいましたが、立ってノリノリ(古い(^^;))で演奏してたのが、ロックコンサートみたいと思いました。
    下手側の方々は私の位置から譜面で殆ど演奏しているのが見えなかったので、島さんが何方かも書いてましたが横だったり後ろ見てたり正面を見たり忙しそうなのだけ見てました。
    本当に13人とは思えない迫力で、色々な楽器の音が聴けて楽しかったし素敵でした。
    月に一度の病院に行く準備しなきゃなので、こんな感想で、すみません(__)
    今日も寒いみたいなので、お出掛けの時は気をつけて行ってらっしゃいヾ(^_^)

  9. 初美

    こんな時間に失礼します。
    うわぁー…石井先生、またまたマニアックな、お題だしますね…Σ(ノд<)
    オープニングのチェロの音!あれだけで、心グッと掴まれました!
    ♪The Arbiter のギターの音がカッコいい!
    …あと、えっと~、スイマセン!そこまで考えてなかった(;゜∇゜)
    だってだって、幕上がって、『うわぁ~!凄い!カッコいいー!』って、終始”目が点”状態やったんやもん。それに、全曲良いんやもんっっ_(..)_
    …次、どんなお題が出るんやろ??コワイわ~…(;・∀・)
    おやすみなさい♪

  10. kanako

    Kazuさん。こんばんは。夜分遅くにお邪魔しまする。きっと…イヤ!絶対!夢の中でしょう。8時間睡眠中盤辺りかしら?? わたくしは只今夜勤の仮眠時間にピコピコ弄っております。中々忙しくコメントしたいと思いながら出来ずにいました。マニアックな感想は到底無理ですが…ちょこっと思った事を……ABBAに詳しくない私でしたが「あ~これ聞いたことある…」って曲がいくつかありました。(今でも脳内再生継続中であります。)って、前もってKazu さんからいろいろABBAについてのレクチャーあったにも関わらず全く聞かずに参戦してしまいました(汗)Kazu さんの優しさを無視した自分に後悔しつつ幕が開いて…音・歌・声・姿全てに圧倒!!!!スゴい!素敵!なんとまぁ~!!と終始興奮しました。又、楽器吹きの私にはビンビンと痺れさせてくれるオケでした。Bass cl の音が聴こえた時はもう毛穴が開きました!いい!!すごくいい!!!弦・管・ギター・ピアノ・チェレスタ・シンセなどもう音好きの私にはたまらない時間でしたわ。 一度しか観なかった事を後悔(泣)やっぱり音楽っていいなぁ~と改めて思いニヤニヤしながら帰りました。 って、改行が出来ずかなり読みにくくなりほんとごめんなさい。また読み返し出来なく誤字脱字あるやも…(泣) まだまだ寒い日が続きますがお身体には気を付けてくださいね。今度はいつKazu さんの歌声に触れれるのか…その日まで楽しみにしております。ほな勤務に戻ります。

  11. 豆電球

    音楽の感想です。
    まずは「叩きつぶされる」ドン!ドン!
    …この打楽器の打撃音。重厚なコーラスを追いかけて叩きつけられるこの音がまさに重圧と脅迫の音、そしてプレッシャーをかけられたチェスプレイヤー2人の破れそうなほどに打つ心臓の鼓動そのもので、しかもめちゃめちゃかっちょよくて、印象に残ってます。
    「Florence Quits」のフレディが歌う「Woman」に入るところのギター。ワウとカッティングが効いてて、いかにもロックです!って感じがたまりません。まるでクラシックな曲もあればプログレな曲もあればこんな曲もある…CHESSの楽曲の幅広さには驚きます。
    「Endgame」の最後「終止符を」の歌の後、アービターの宣言の前に入る高らかなファンファーレのようなホーンセクション。「Pity〜」の曲の一部と同じメロディですが、本当に鮮やかな一撃でそこまでの重い重い空気のすべてを底からひっくり返してしまう威力。
    上垣さん、本当に役者さんの呼吸を感じ取って寄り添ってくれる指揮者でしたね。背中半分振り返って役者の“間”をじっと待ってくれている姿が目に焼きついています。あれだけ難しい曲ばかりだと役者とオケの間合いを揃えるのってものすごく難しいですよね。指揮者にも演じる心があってこそのパーフェクト・バランスだったと思います。
    ああ、いつまでもCHESSを語りたい。教授、次のお題プリーズ!

  12. こんばんは。
    朝はもうフランクリンになってしまったと思ったのに、まさかのアナトリー先生カムバック!
    よかったあ~~(^O^)☆
    来ましたね、遂に。石井大学音楽部Chess学科アナトリー・ゼミの「島健オーケストラ特別講義」。
    ではレポート執筆を開始します。
    ☆やっぱり音の厚さです。
    中でも最初に浮かぶのは「where I want to be」(アタシこの曲どんだけ好きやねん!)のベースだかバスだか、トロンボーンも入っているのか分かりませんが、低い音がズーンとお腹に響いて痺れました。
    ☆アービターの曲はハードロックの感じがして飛びっきり格好いいと思います!具体的に何の音がしたかは思い出せませんが、確かギターとパーカッションがバンバン鳴っていたような(><)
    ☆チェレスタ、本当に大好きになりました。
    アナトリーの曲では二度と戻れない迷宮のような神秘的で謎めいた音。石井さんの憂いを帯びたディープ・ヴォイスと見事にマッチしていたと思います。
    対してフレディの曲では幼子のままの心を表現した可愛らしい音にも聞こえました。
    ☆島健さんのピアノ、すっごく美しかったです。包みこまれるようで、ほ~っと癒されました。イカタコ奏法の中でもコンダクターさんに常に注意を向けておられる視線が素敵でした。
    最後に、昨日書き忘れたかっちょいい演出をもうひとつ。
    ☆ラヴシーンに付き物のハグとキスが一切無かったこと!
    というよりも、あくまで個人の意見ですが、この作品にラヴシーンと呼べるものは無かったような気がします。どのカップルも、肩を抱くのはあってもハグはなし。
    けれども、そういうシーンを排除したからこそ作品全体が引き締まって、いかにも「メイド・イン欧米」の妙な空気がしないのが良かったです。
    これだけ書けば優・良・可の「可」くらいはいただけますか?那覇葉…

  13. midori

    カズさん、こんばんは(*^_^*)
    こちらもびっくり、アナトリーさんがこんな時間にいらっしゃるなんて(^O^)
    午前中にいらしたアービター?イケズ社長?はもうお休みでしょうか(笑)?
    …はぁ~、楽器知識のない私にはもうお手上げ状態\(^o^;)/
    単純な感想でもいいんですか?
    「うまかった!」 以上!
    いえ、冗談ではなく本当に(^^ゞ
    こんなに迫力があるのに、歌い手さんの邪魔にならないオーケストラってすごいなと思って。
    最近見た作品のいくつかに、いい所で音がすっぽ抜ける?ひっくり返る?ことがあって残念に思いましたもん。
    その点、chessチームは安定しててすごい!
    偉そうですいません(^^ゞ
    島健さんのイカタコ奏法もすごかった。
    チェレスタ弾いていたかと思ったら後ろ向いてるよ~、横向いてるよ~(@_@;)
    見るたびに方向が違う~!
    他の方でも4つの楽器を持ち替えていたとか。
    さらにアナトリーさん1人でも分厚い楽譜を、全員分…どころじゃないですよね。
    chessひと作品分の楽譜を操っていたんですよね。
    もう千手観音の団体様ですよ!あ~拝んでおけばよかった(-人-)ナムナム
    「アンセム」の出だしが透明感があってたまらなく好き!

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