正解は荻田監督です!
 
ハハハハハ。昨日のブログの質問「さあこの手は誰でしょう?」に関して小松左京かアガサクリスティーばりの謎解きが始まりドキドキしながら読んでいました。
 
本当にうちの塾生はマニアックでレヴェル高い!
 
列車は、あ~たもちろん『シベリア特急』スペシャル寝台車ですよ。東京経由~カラフトに寄ってアンカレッジで給油、アゼルバイジャン観光付きモスクワ行きでした(笑)。
 
昨日は荻田さんとアゼルバイジャンで観光して遊んでました。ってそんなわけないでしょ!
 
もう何もやる気が出ない「燃え尽きあしたのジョー」症候群…だ。『チェス』が愛しい。だからみんなの感想文がたまらなく嬉しいよ。本当にみどころ満載だったよね。
 
俺は個人的に荻田さんの歌詞が好きだ。
 
翻訳ミュージカルの最大の難関は歌詞だと思う。日本語と英語は、元々持っている言葉のリズムが全く違うので、英語の音楽には言葉がはまりづらいんだ。さらに1音に1個しか言葉が乗せられない日本語は、情報量がだいたい「三分の一」になると言われている。英語は少ないメロディーにいっぱい単語が入るからね。
 
さらに英語の歌詞には「韻」というものが必ずあって、音楽を言葉で彩る事ができるのだ。
 
斬新な刷新でFascinate
葛藤もかっとぶCome to me
抵抗も適当にTake on it
 
みたいな感じかな(笑)。
 
日本語では意外に韻を重んじている歌詞は多くない。
 
…..ところが荻田さんの歌詞には「韻」が多く存在している。ここが天才的。
 
『目の前の幸せに飽き足らず 憧れてまだ見ぬ世界へ旅をした
くりかえすあやまちに傷ついて傷つけた誰かのことなど気付かない
虚しさをつのらせていた日々が 報われるただ一つの道をみつけた』
 
例えばエンドゲーム。
 
あきたらず…あこがれて
傷ついて…傷つけた…気付かない
虚しさ….報われる
 
韻にはいろいろな種類があるけど、頭韻と呼ばれる手法で、「言葉の最初の音」をくりかえし使う「韻」だ。これはセンスとしか言いようがない。
 
西洋文化のミュージカルを日本語でやる場合、こういう手法が役者をその気にさせるんだね。かっこいい。
 
今日のお題は「荻田さんのここが好き」「ここの歌詞が好き」「ここの演出がかっちょいい」。
 
解答スタート!
 
 
CA3F0747 

44 thoughts on “

  1. 天津飯

    あの手はオギーさんでしたか!!言われてみれば確かにオギーさんだ…!!!!
    はてさて、オギーさんの演出の好きなとこ…蜘蛛女のキスとCHESSしか知らないのですが、様々な人間模様や時代背景・舞台になる国の世界観を崩さず、とてつもなく美しく幻想的に感じさせて下さるところが私は好きです!!
    音楽や言葉選びももちろん素敵なのですが、私は特に視覚からの演出に注目しました。
    チェス盤・チェスの駒を表現したようなモノトーンの舞台や衣装。それを彩る蒼の照明が印象的で、客席から見たら照明は光の霧みたいに薄く舞台にベールを掛けているみたいでとてもミステリアスに美しくCHESSの世界を創って、うっとりと見惚れました。
    あと、蜘蛛女のキスのチラシの雰囲気も大好きです!!初演のはとても幻想的で、再演のは獄中の廃墟みたいな雰囲気の中に美しさがあって、どちらも大好き!!あれも演出家さんがデザインとか構図を考えたりなさるのでしょうか(*・ω・*)?
    オギーさん演出の世界観はすごく耽美な感じで大好きなので、CHESSも蜘蛛女のキスも再演して欲しいです(*´v`*)♪

  2. 優子o(^-^)o

    カズさん♪
    荻田先生の歌詞のリズム感のヒミツ…、教えてくださって、ありがとう♪(^0^)/
    そうですか!頭韻…気づかなかった…。脚韻の方が気づきやすいのですね(『ONE NIGHT IN BANGKOK』みたいに♪)
    ◆ここの歌詞が好き♪
    『WHERE I WANT TO BE』
    「上り詰めて 握りしめた勝利と栄光と地位と虚しさまでも
    振り返れば 誰かがいる 破滅の歌 歌いながら嘲笑ってる
    このゲームをおりて 戻れる場所もない…。」
    『ANTHEM』に繋がっていく伏線となる アナトリーの心情が迫ってきます。
    チェスのチャンピオンとなりながら、満たされず 飢えていた日々…。虚しさだけがつのっていく。
    「このゲームをおりて 戻れる場所もない」家族や妻さえ 彼の乾きを癒せず、孤独の慰めにならない

    つづく

  3. Zoccha

    おはようございま~す☆
    今日はこれから初午のお参り、
    夕方成田に生涯の師と決めたゲシェ・シェラプ師(1967年生まれ)が来日され、
    東京・大阪3週間の修行の始まり・・
    極めて明晰な頭脳と温かいお人柄で、
    チベット仏教ゲルク派ではすでに若い頃から頭角を現しており、確実に将来の指導者候補です。
    カトマンズのコパン寺(ダライラマ法王庁以外では最大の寺)の事実上の責任者もすでに経験。
    基本的に仏教は、神道、その他すべての宗教・思想を排除しません。
    その意味では仏教は生きるための哲学であって、宗教に含まれるかは議論のある所です。
    初午で教授はじめ皆さんのご健康とご活躍をお祈りして参ります。
    荻田監督、もっともっと教授に難しい仕事を振ってください!
    ご存知のように、めっちゃ能力高いんです、この人は。
    そして極めて意志の強い努力家。
    今回、絶対これ「はまり役」になったし、教授は一皮も二皮も脱皮しましたよね。
    大阪公演のあの神様レベルの完璧さと安定感が、調子崩しかけた皆を確実に牽引しましたよね。
    「いつまでもマリウスでいたい症候群」からよりスケール大きい役者へ、
    今が本当に勝負どころと思います。
    若くてカッコよければ誰でも務まる仕事はいらない。
    是非教授でなければできない大仕事を振ってください。
    歌わない教授も見たいです。
    ついでに武術とかダンスとかやらせちゃっていいですから。
    きっと悔しいから夜の公園で自主トレしますよ・・
    作曲能力もはんぱないので、ぜひ歌詞書いてあげてください!
    インディーズ・レーベルにしておくには惜しい曲たくさん書いてるんですけど。
    まあ、たまにはマリウスに戻ってもらいたいですけどね・・

  4. maki

    おはようございます♪
    よく聴くとCDでは、フローレンスは試合の前に父親が生きていることを知らされているようですね。
    しかも最後は生死は不明と。
    荻さんの演出では、「父親が生きている知らせ」を全てが終わってから、たいへん効果的に使われていたと思います。
    フローレンスは、アナトリーが去ったのは自分の為だったと後から知るんですよね。
    荻さん…素敵です♪

  5. お早うございます。
    チョコの食べ過ぎで大量nosebleedで倒れてはいらっしゃらないでしょうか?
    心配です(笑)
     
    『韻』についてのお題ですが、これは脚韻でしょうか
    『虚ろなこのこころ 聳える砂のしろ 辿った夢のまつろ 消えゆくしんきろ~』
    それと、Mountain Duet でフローレンスが『断頭台』と歌うので、え゛?アナタ失業しただけでしょうにと思ったのですが、この言葉も次のアナトリーの『断崖』を呼出す為の言葉なんだろうな~と。
     
    『ここの歌詞が好き』は『鏡の中に私はそいつを見ている』です。荻田さんの歌詞ってすごく情景が目の前にありありと浮かびます。 たとえば『それは私だ』ならイメージが湧かないのですが、この歌詞だと
    『鏡の前に立つアナトリーと鏡の中のアタトリーの二人が言葉もなく見つめ合っている様子』が容易に浮かび上がります。
    そのほかも、『振り返れば誰かがいる破滅の歌、歌いながら嘲笑っている』とか
    これは、悪魔のシッポを付けたひのさん ?(笑)
    ほんとに、荻田さん 凄い・・・・・

  6. kiki

    皆さんのコメントを読みながら、記憶の糸を辿ってます。
    カズさんのアンセムとっても素晴らしかったので、
    一部で良いので歌詞を紹介して欲しいです。
    あの、やるせないカズさんの表情と、
    美しいメロディにのせた、悲しい決断に涙が止まりませんでした。
    本当に素晴らしいミュージカルで、
    なんでCD出してくれないのか、全く理解出来ないのですけど、
    大人の都合なんでしょうか?(笑)
    2幕のインタビューのところで、カズさんのパート
    「チェスだけを生きるー」のところが痺れました。

  7. ケイ!

    kazuさん!
    お早うございます!ケイです!
    昨日の「この手だ〜れだ」クイズの正解は荻田さんでしたかぁ〜(^^;)
    ざぁ〜ねん!アタシは不正解でしたぁ〜(^^;)
    今日は、荻ちゃん演出や歌詞についてがお題なんですねぇ〜(^o^)
    うぅ〜ん!難しいなぁ〜(^^;)
    演出全体、良いとこ有り過ぎ!やし、展開早過ぎ!やし、歌詞は現実過ぎやもんσ(^_^;)?
    けどぉ〜!
    好きな曲(歌詞)やシーンはケイは2幕のインタビュー後で「YOU AND I」かな?スヴェトラーナが「これはよくある話し」と歌い出すとこ〜「END GAME」終わり「決めるのは誰だ?私の私が終わらせるゲーム今、終止符を」とアナトリーが歌い上げるまで!が一番好きです!(≧ω≦)b
    途中「The Deal」だっけ?アービターが「複雑な状態に吸い込まれた人々は」と歌う辺りから特にサスペンスちっくで傷つける者と傷つけられる者、一途に愛する人を待ち続ける者、復活愛を望む者、まだ見ず世界を満喫する者、伴侶との再会に動揺を隠せない者、悪いと分かりつつも新しい恋を諦めきれない者、いけないと知りつつもどうする事も出来ない者…等々、数十分の中に4人の男女の人生(恋愛)ゲームが凝縮されてて、感情むき出しな辺りが凄くグッと来ましたぁ〜(〃▽〃)
    特に、スヴェトラーナの帰らぬ主人を一途に待ち続けてる中、ソ連の政治に関わる人?に頼まれ出向き、フローレンス等現実を突きつけられ、胸が張り裂けそうになりながらもかつては愛し合って一緒になったはずのダンナに今は愛されてないと絶望しながら今も変わらぬ「想い=愛」を荒立てながら歌う辺りとかが特に凄く切なくて観てて苦しかったけど凄く素敵でした(☆▽☆ )
    それと帰ってパンフ見ながら「THE STORY OF CHESS」の歌詞読んでて「生きて今日も日々を重ね積み上げるあやまち」とか「耐えきれずに罪をなじる言い逃れは出来ない騙し討ちよ!どう伝えよう身の証を〜分かりやすく盤上で駒を動かしはじまったCHESS」の歌詞ってまさしく、上記に書いた後半のシーンの前書きですね!
    やっぱり、CHESSと言う名の人生(恋愛)ゲーム!なんですね。
    変わり行く人生がCHESSの盤&試合ならキャストはキングやクイーン他の駒なんですね!
    アタシがこの人生(恋愛)ゲームに参加したら…!
    過去の恋愛経験からすれば、愛する人を奪われたスヴェトラーナとなり、現在も独り身を考えたら完全に敗戦続きのダメな人ですわぁ〜(^_^;)
    今もまだ、頭の中では何度も脳内再生が繰り返されています(〃▽〃)
    kazuさぁ〜ん!
    今日も1日ガンバッガンバッだよぉ〜〜〜o(^o^)op(^-^)qヾ(^▽^)ノ

  8. ブルー

    石井さん、おはようございます(^^)
    昨日はバレンタインデー、チョコは貰えました?
    荻田さんでしたか、やっぱり最初の印象であってたんだ。
    そして今回のお題ですが、歌詞はムリです。観劇してる時は、曲と歌詞合ってていいなぁ〜と思っていたのはいっぱい有ったけど、覚えてないです(x_x;)
    「荻田さんのここが好き」
    石井さんなら出来ると信じて励まし続けてくれたところ。
    「ここの演出がかっちょいい」
    皆さん書いてらっしゃるのでまだ何方も書いてないところを
    ハンドマイクだったところ。
    初日に何故ピンマイクじゃないんだろう?と思いました。でもフレディーがチェスの精の大野さんからマイクを奪い取るように受け取った時に、フレディーの感情が凄く分かりやすかった気がしました。
    コンサートバージョンという事で敢えてハンドマイクにしたのかな?と思うようになりました。表現力がなくてうまく伝えられないのがもどかしいですが、そう思いました。
    荻田さん照れ屋だと仰ってましたが、何度目かの石井さんとのツーショットありがとうございます(≧∀≦)
    お稽古ですよね?お気をつけて行ってらっしゃいヾ(^_^)

  9. 豆電球

    ●荻田先生のここが好き
    石井一孝さんをモリーナやアナトリーのような役に配役するところ。普通、石井さんを素材として見たら持ち前のラテンな陽気さを活かした役につけようと考えそうなものです。でも、きっと荻田先生にはカズさんの中にある生真面目さや陰りや真摯さ、もっともっと深いものが見えるのでしょうね。大きなカズさんをもっともっと大きな男たちに囲ませて、虐めて苦しめてどん底に落として、そこでどんな花が咲くのかを見せる…それが演出家・荻田浩一ならではの役者・石井一孝の使い方なんだなぁと、蜘蛛女とCHESSを観てつくづく思いました。荻田先生のおかげでカズさんもきっとずいぶんと演技の幅が広がったのではないですか?
    ●ここの歌詞が好き
    「Someone Else’s Story」の「これが他の誰かの物語であったのなら 胸が痛むのはなぜ もう二度とは逢えないの」という部分。今この歌詞をキーボードで打ち込んだだけで涙が浮かんで来ました。中川くんが歌ったからこそ、というところもあります。コンサート形式だからこそ、この歌を中川くんに歌わせようと考えてくださった荻田先生に大感謝です。
    ●ここの演出がかっちょいい
    アンサンブルの動かし方が絶妙にかっちょいいです。ある時はアービターの手先、ある時は挑発的な新聞記者、TV関係者、そしてまたある時はチェスの神様が遣わしたかのような聖歌隊。ある時は恐ろしいKGB、またある時はバンコックのはっちゃけ兄ちゃん姉ちゃん。踊りも歌も相当にキツイ要求をなさってますよね。でもそれを完璧にこなす鉄壁のアンサンブル隊。素晴らしい手駒をお持ちだなぁと。
    それにしても、ひのさんと田村さんって蜘蛛女といいCHESSといい、胸を張って後ろに手を組んで脚を開いて立たせたら日本一ですね(笑)。

  10. 優子o(^-^)o

    わ~い♪\(^0^)/ ア・タ・リ!!
    荻田先生でした~♪
    アッキーだったら、一緒に写っちゃうかな~って♪(カズさんも誘ってくださるだろうし)
    健ちゃんの指は細くて長かったし…。
    ちょっとふっくらした感じと、遠慮してお写真に入られないところから、荻田先生だと思いました♪(^0^)/
    カズさん、アタリのご褒美はなあに◎^∇^◎
    (コレコレ…(-_-;))
    ◆荻田先生のここが好き
    それはね…カズさんの演技と歌の素晴らしさを 高く評価して 信頼していらっしゃるところです♪♪♪
    本当にいいものが 判る方だと思っています。
    そして、それは、今回の『唯一無二のキャスティング』が証明してくれていると確信しています(^0^)/
    ◆荻ちゃんの、この演出が かっちょいい♪(*^.^*)
    それはもう、CHESSの精のようなDancerの起用♪♪♪
    日本VERSIONだけの登場なのでしょうか?
    魅了されました…。
    作品の中に彼がいることで、歌詞だけでは表現できない多くのことが、伝えられたのではないでしょうか。
    『蜘蛛女のキス』のときも、凄腕のDancerさんが起用されていらっしゃいましたが、その音楽やミュージカルを この上なく魅力的に見せるDancerさんを選ぶセンスも抜群です♪
    二幕初めの『ONE NIGHT IN BANGKOK』♪
    たっぷり韻を踏んでいる曲だし、歌詞も英語のままほうがフィットするような気がします。
    会場からの登場や、照明の使い方など、一気にテンションがアップして、コンサートにピッタリの演出♪♪♪
    あ~でも、荻田先生がどんな日本語の歌詞をつけられるのか 聞いてみたかった気もします。(笑)
    荻田先生の歌詞は とても綺麗で リズムや韻を失わず、ことばのもつ範囲というか…ニュアンスのようなものを大切にしてあるところが すごく好きです♪(*^O^*)
    『ロコ』のカズさんの歌詞にも ビックリしましたw(゚o゚)w
    CDに付けてある歌詞とは 比べものにならない…というか、比べてはならないくらいの違いがありました!
    カズさんって、本当に、どこまで才能に恵まれた方なのだろうと、うっとりしました…。
    アラ…話が逸れてしまいましたね(//∀//)

  11. 再び参上してしまいましたm(__)mこんばんは(^_^;)
    そうです思い出しました!「Endgame」で「嘘」「違う!」「嘘」「違う!」「嘘」「ちがーーーう!!」の応酬。
    「嘘」の声が変な所から聞こえてきて、しかも女性二人のパートなのに男の低い声が混じっていて。そして対するアナトリーは一人きりで。
    怖かったです。。。何というか、体の血管が収縮するような震えが来ました。
    因みに、荻田先生の宝塚時代の作品で、『螺旋のオルフェ』はご存知ですか?
    1999年月組公演、主演男役は真琴つばささん、主演娘役は檀れいさんです。
    真琴つばささんは私が最も尊敬する女性アーティストですが、この作品は彼女の中で最も台詞が少なく、重く、ミステリアスで影と傷を持つ男を演じたものでした。『Chess in Concert』や『蜘蛛女のキス』もそうですが、独特な陰影と色合いがある舞台作りと物語の時代設定、巧み過ぎて唸りたくなる語彙の選び方に非凡なものを感じます。素人ながら。
    荻田先生、「耐える人間」「苦しむ人間」と、「社会的なテーマ」を描くとピカイチ!?
    また、この作品の主題歌「イヴのテーマ」は真琴さんの「究極の歌声」と名高いです。確かにそれを引き出す、凍った渦のような歌詞と旋律だと思います。
    どうも失礼致しました。

  12. ローズマリー

    かずさん。こんばんは。
    みなさん凄いです。うんうん。と何度もうなずき共感しながら
    読ませていただきました。
    もちろん「Anthem」の情景大好きです。
    いっぱいありすぎて書ききれない中から一つ。
    私は1幕のフローレンスのまっすぐな綺麗な髪とパンツスーツが2幕では少し巻き毛のふんわり髪で白いドレスに変わった事にとても大きな意味を感じました。
    1幕では自分より若くて向こう見ずなフレディをサポートし続けるしっかりした女性。若さゆえのフレディの行動にもお互いの心のよりどころのない寂しさを共有することで共にチェスの世界を生きぬく強い女性のイメージを作り出ししています。
    ただそんなフローレンスも女性。フレディとの喧嘩でフレディが言ってはいけない言葉の地雷を数々踏んで行くことで決別を決心します。「年をとって、醜くなる前に」なんて悲しくて嫌な言葉でしょうか。「予想外の二人の結末~♪」二人の別れはののしりあうものとなります。
    アナトリーと亡命した後の2幕。とても穏やかなお二人が登場されます。お似合いの真っ白なドレス。愛するアナトリーとの幸せな日々がうかがえるようなドレスとふんわり巻き毛。優しいフローレンス。
    しかし決別。フレディとはあれほどののしりあい決別したのに、YOU AND Iでアナトリーとは情感溢れるお別れとなります。「愛しさはいつも分かれの予感と共にある。 身を寄せ合った昨日のまぼろしに~。 言い聞かせあおう、美しい別れだと。」間違ってたらごめんなさい。
    言い聞かせあおう。が私の中には響きます。愛には互いの思いやりがあり、全てが受け入れられることではなく、自分自身に言い聞かせないといけない愛がたくさんあります。ん~愛だけではなく、生きることが全てかもしれない。
    愛をぶつけてくるフレディと大人の包み込むようなアナトリーとの愛の中で彷徨い続けたフローレンスの言葉「心配でたまらなかった。愛を棄てた私が次は棄てられる。」。これはフローレンスの心の叫び。
    そこから続く「永久に変わらぬものなど、この世のどこにもない、でも願わずにいられない。命のある限り」大好きな言葉です。CHESSは人生、愛、奏でる曲とその曲に合わせて言葉が踊ってる。楽しく、悲しく、狂おしく、そして愛しく。荻田さんの情感溢れる言葉に何度も涙しました。
    ほんと、ほんと、荻田さん大好きですありがとうございました。告ってもた。。

  13. newbie

    就寝前に1つ述べさせてください。
    Dear オギー先生 via 赤津崎教授
    モロコフ有のパターンの場合、イメージされていらっしゃる方の
    お体があいてなかったから現在の演出に至った。。。とか?^^。
    と、イメージするモロコフであって戴きたい方がいらっしゃいます。
    今度モロコフ参加型でお考えの折には、2012年のキャストのまま
    プラス素敵なモロコフにて再演をお願いしたいです^^。
    プレスの人達とロシアンチックに歌いフォーメーションする姿には
    ディズニーアニメにトランスフォームしながらイメージを膨らませ
    られるくらいのあの場面のファンです^^。
    私のリクエストのままだと向かっている方向が違ってきますか?
    このシーンも入るオギーマジック、いつの日か拝見できることを夢見て
    おります*^^*

  14. う~ん・・・・そうなのかぁ
    >虚しさをつのらせていた日々が 報われる
     
    ワタクシ、ここを『虚しさをつのらせていた君が』と聴いちょりました。
    たった、二文字で意味が大きく変わりますね。 
    『君が』なら、フローレンスの為だけに帰順を決めた事になりますし、
    『日々』なら、『あなたも亡命の日々は虚しかったの? アナティ・・・』 となります。
      
    ほんとにね~ 歌詞が解らないと、メッセージが十分に受け取れない・・・・
    え゛? 『歌詞、聞こえても、私のメッセージ解らんでしょう?』 荻田先生、スミマセン。 そうかもデス(笑)
     
    >「ここの演出がかっちょいい」
    その・・・オリジナルの舞台は見た事がなく、2008年のチェスコンのDVDの150分?しか見ていないですが・・・・
    そのチェスコンをさらに短く今回の110分の舞台へと纏められ・・・・。
     
    『冷戦』という、今日の日本からは、あまり身近に感じられないテーマの舞台を、整理して『人の心のモノガタリ』という緊迫の舞台に集約される手腕が凄かったです。
    出演者の数も予算も(笑)限られた中で、いろんな役柄を背負ったフレディが、今回、中心人物ですね。 
    一幕に歌われる『Pity the Child』そして、DVDではスベトラーナが歌っていた、『Someone Eles’s story』をフレディに歌わせる演出。 愛に飢えて育ち、失った愛を取り戻したいという、素直に叫ぶフレディにやはり涙でした。
    そして、最後、アンセムrepriseで 『う~らぎり~の~た~び』と歌うフレディに、『もしかして、アナトリーを騙したの?』 という疑問も感じたり(笑)
    だって、DVDでは、ラストでフローレンスの父親はの生死は定かでないとなっていました。
     
    そして、もちろん5歳で亡命したフローレンスは孤児院で育ったのでしょうか?彼女の現在を考えると、どれほど努力して、チャンスとコネを利用してのし上がって来た事か。 フレディが『パラサイト』と罵るのも(笑)妥当なんではと容易に想像できます。 そして、『Heaven Help my heart』で彼は私の事を知ろうともしないと歌うフローレンス。 アナティもパラサイトのフローレンスの存在をチャンスとして利用して亡命の命綱を握りしめたのか・・・・。
    スベトラーナは、以前お手紙した理由によってKGBによる監視要員と私は思っております。 ただ、もちろん、彼女も伴侶としての愛情をアナティに抱いていると思われます。 荻田さんの演出は、DVDと随分違って、スベトラーナに妻としての怒りの主張をさせていないのですよね。 それでスベトラーナ=KGBスパイ説の妄想を私は確信しております。(笑)
     
    あらら~「荻田さんのここの演出がかっちょいい」より大分逸れてしまいましたね。 
    まぁ~ 『語ってヨイ』 との教授のお許しでスペース使わせて戴きました。
     
    あ~お題の 『韻』については又。(^◇^)

Comments are closed.