レナード・バーンスタイン様
またしてもあなたの音楽に触れ、その美しさに、その斬新さに、その複雑さに、その危うさに心酔しております。
ひょんなことから、ひょんな仕事で、吉岡小鼓音(さこと)さんとデュエットさせていただくことになった。ご存知、日本ミュージカル界きっての名シンガーで超美声女優…それが小鼓音さんだよ。
『オペラ座の怪人』クリスティーヌ役、『キャッツ』シラバブ役、『回転木馬』キャリー役など、プロフィールには難しい~~~歌を歌う役ばかり並んでいる。オーイエ~!!!
小鼓音さんと俺は、実は、ニアミス選手権3位入賞くらいのすれ違いぶり。お互いにこんなにも長くミュージカル界の住人をしているのに、共演は一度もないんだ!ビックリじゃない?
我が友 岡幸二郎と司教様 林アキラさんのユニット「タナボタ企画」とかガラコンサートのようなイベントではご一緒したことがあるけど、芝居では…無し。非常に不思議だ。俺は個人的に大好きな女優さんで、なんといっても安心して聴ける艶やかな歌声に惚れている。
そんな不遇な状況の中、今回は、”泣く子も黙ってその後笑う”と言われている(誰が言ってるんや?)West Side物語から「Tonight」をデュエットさせていただくことになった。めっちゃ嬉しい。
★『West Side Story』 より「tonight」
http://www.youtube.com/watch?v=XJ_Q9hzHML4
And there’s nothing for me, but MARIA ~~
Every sight that I see is MARIA ~~
とか歌っているうちに、小鼓音さんの眼差し(変態か!)とバーンスタイン大先生のメロディーにすっかり魅せられている自分に気付く。
よくまあ、こんな複雑でそれなのに胸を打つ旋律を思いついたものだ。ぐうの音も出ない。バーンスタインはやはり普通のアーティストのレベルで語ってはいけない天才だ。極めて独創的で極めて知的な音楽性に圧倒される。
「Tonight」で一つ気付いた重大事項がある。
トゥーナ~イト トゥーナ~イトで始まるこの曲の主題、みなさん分かりますね?
この部分は『B♭(映画版はA♭)』というキーで始まるんですが、2コーラス目には半音下がって『A』になり、3コーラス目 グッナ~~~イト グッナ~~~イトには『A♭』になります。つまり後半に行けば行くほどキーが下がるというわけ。
こんな変な曲、超~~~珍しいヨ!
転調を重ねるのはミュージカルではごく当たり前で、「オンマイオウン」も「命をあげよう」も、「カフェソング」も「私だけに」も転調の嵐です。通常は後半に行けば行くほどキーが上がります。それが作曲家の常套手段で、王道です。なぜなら…半音上がったり、短三度転調したりすると聴いている方の気分が盛り上がるからね。ところがこの曲はその逆。これは変態的でヘンテコ的で、う~んかなりレアだ。
それもごく自然にそうなっていて、涙が出るくらい美しいのが脅威だ。
『Tonight』 が後半に行けば行くほど半音ずつ下がる構成だと知っていた方はいますか?たぶん、ほとんどの人は気付いていないと思う。俺も知らなかった!
バーンスタインは『キャンディード』で洗礼を受け、今では心の奥で勝手に俺の大先生になっていただいている方だ(笑)。もちろん本人の了解は得ていません(爆笑)。
正真正銘の天才の音に触れるとそれだけで俺も少し天才になった気がする。jejejeje。
幸せだ。
お題:俺の心の奥に鎮座されている「レナード・バーンスタイン」大先生の曲の中で、君の好きな曲を知りたいなあ!!!!
もちろん、『ウェストサイド』や『キャンディード』からの曲でもいいですよ。
★吉岡小鼓音さんオフィシャルサイト
http://www.sakoto.jp/
PS
このコンサートは一般発売しないので、残念ながらみんなは見られません。ごめんよ~(泣)。
PS2
ピアノはミュージカルのオーケストラでも大活躍の鈴木隆太さん!
このCDはお持ちですか?
トニー役:鹿賀丈史さん
ベルナルド役:市村正親さん
マリア役:久野綾希子さん
かっちょえ~~。俺の宝物秘蔵CDです。jejejejeje。
ジノ様は、1ヶ所ずつ聴くとかなり不協和音な組み合わせを、沢山使いながら、美しくまとめあげてるところが凄いと思います。
凄い凄い凄い!!
ドとファ♯の対立!!
そこまで考えて作られてるなんて!!
鳥肌立ちました。
まさに構築された音楽ですね。おまけにカッコいいらしいじゃないですか。興味津々です。
泣く子も茹る暑さですねー。
赤津崎モード全開の赤津崎さん(好き)、お元気ですか~?
って絶好調そうですね!!
一個前の記事
“ウェストコースト寄りのAORで、心にしみるナイスミディアムなフレディ”
って想像つかないのですけど!!と突っ込もうかと思っている間に、
ミュージカル界でフリガナないと読めない名前ベストテンに入りそうな
小鼓音さんとのデュエットご紹介。もちろん、お友だち(笑)とのオペラ~で
その超絶技巧は何度か拝聴しています。
一般発売なしは残念すぎるニュースです(涙)
そして、ミュージカル観劇とまったく縁のない生活をしている頃から
知っている有名すぎる作品「ウエストサイドストーリー」の楽曲についての解説
豆電球さんの投稿も合わせて、とっても興味深い内容でした♪
特に
>パート別だと「正しく演奏できているかすらわからない」
って凄くないですか?凄いですよねー。何が凄いのかよく分からないけれど(爆)
(自分が譜面読めないという意味で)
ここのところ多忙で、ニュースに接する時間もなく
九州地方がここまで大変なことになっていること
昨夜のニュースのまとめで知りました。
多くの役者さんが大好きな遠征箇所にあげる九州地区の皆さん
(私も博多座が開場してから定期的に訪れていました。人の優しさが
嬉しい土地ですね。)
お見舞い申し上げます。安全に生活されていらっしゃいますように…(願)
バーンスタインの曲は大好きです。
もちろん『キャンディード』も『ウエストサイド』も。
『On the Town』も結構好きです。
私のミュージカルの入り口はもしかしたら、バーンスタインだったのかも…
縁あって、バーンスタインの交響曲第3番の「カディッシュ」を、3楽章だけ歌ったことがあります。
佐渡裕さんの指導でした。
難曲だったなぁ~。
でも練習しがいがあって、しばらくハマりました。
そのイベントはフィナーレが『キャンディード』の「Make Our Garden Grow」だったので、「石井さんも歌ったのよねぇ~」なんて感慨にふけって歌っていたっけ…。
佐渡裕さんが「この曲は“農業をがんばろう!”っていう意味じゃないんだよ!」と熱く話してくださったのが忘れられません(^^;
豆電球さま、さすがでございます。
シェークスピア「ロミオとジュリエット」の現代版であるウェストサイド・ストーリー、
ド、ファ♯、ソの印象的な使い方には、そんな綿密な意図があったのですね。
バーンスタインの曲は、ポピュラー曲に見えて、やっぱりクラッシックの作りです。
他の楽器でも代用できる、添え物みたいなストリングスの使い方などしていない。
この曲自体はオケで弾いたことがないので、スコアは読んでいませんが、
パート別だと「正しく演奏できているかすらわからない」⇒「全員で合わせると見事な響きの音楽になる」
いや~ホント!言い得て妙です。
クラッシック分野の現代音楽、だ~い好きです。
でも、日本に限れば、武満徹作品以外は、初演1回きりでお蔵入りする作品が多すぎます。
もっと現代音楽はたくさん演奏会で取り上げられるべきだと思います。
バーンスタイン自体は、広島や札幌、東京で観るチャンスが何度もあったし、
そのこともわかっていたのですが、
休みと予算の関係で、残念ながら指揮をライブで見たことはないです。
タバコ100本/日の超ヘビー・スモーカー&大酒飲みの割には、長生きしたのではないでしょうか。
肺癌でした。
なお、私が最も好きな指揮者はバーンスタインのお友達の、カルロス・クライバーです。
父親がドイツ人なのにナチスとの確執から、一家アルゼンチンへ亡命のため「カール」⇒「カルロス」。
お母さんはユダヤ系アメリカ人。
1994「薔薇の騎士」は本当に夢のような時間でした・・・
こんにちは、歌われるんだ!行きたいと、読んでいたら、残念でした。
バーンスタイン様のお話だったので、つい参加させていただきました。
昔、テレビで教えるところをやっていて、すごくいい人でした。好きです。
キャンディード序曲が好きです。
ウェストサイドですきなのは、ランブル。出だしがカッコいいんです。
ウェストサイドは、音楽の時間にTonightをきかされたのを思い出します。先生が好きだったみたいなマリオデ~ルモナコという歌手だったか、と~~な~い と~な~いみたいな感じで、テンポも自由な感じで、はげしくびっくりしたものです。
私信、失礼致します。
Zocchaさまへ
Musical In のサイト、拝見しました♪
市村さんと鹿賀さんが四季にいらした頃の貴重なCDなので、是非欲しいです。
情報を教えて下さり、どうもありがとうございました。
以前、宮川彬良センセイのWSSについての講座を受講したことがあるのですが、このミュージカルはすべてド→ファ#という音の対立から作られているそうです。ドとファの#は絶対に調和しないものすごい不協和音で、これをジェット団とシャーク団の対立に擬えます。まずおなじみの合図の口笛からその音ですし、「クール」はこの2音の壮絶なランブルですね。そして「マリア」の歌い出しもこのドとファ#です。音楽オタクで、音楽を理論よりも皮膚感覚で理解することのできるカズさんならよくわかる感覚だと思いますが、ドからファの#に進むととても居心地が悪く、どこかへ着地して安定したくなる。で、和音に落ち着くソに着地させて、音の対立を和解させてくれるのがマリアの存在というわけです。お話を聞いて、ミュージカルの音楽ってそんなふうに作られているんだなぁと感心しました。
それと、WWSを演奏するオケにいた人から聞いた話ですが、この曲の楽譜を見て自分のパートを楽譜通りに演奏してもメロディになってないというか、正しく演奏できているかすらわからないのだそうで。それが全員で合わせると見事な響きの音楽になる。ミュージカル曲というよりは完全な現代音楽の造りなのだそうですよ。
教授こんばんは♪
あら、いつの間にか加筆&写真が増えてる(笑)
さて、お題の回答。
やっぱり、教授の2ndにも収録されている『MARIA』です♪♪♪
これは絶対外せないっ(o^-‘)b☆
>このCDのベルナルド役
市村さんですよね?
それでは、おやすみなさいませ。
日中ほどの暑さではないけど、寝苦しい夜になりそ…(;´д`)アーッ、ヤダヤダ
そうだ!
大好きなのにスレ違ってばかりいた吉岡小鼓音さんとのデュエット、本当に良かったですね♪
YouTubeで拝聴いたしました。うんうん♪しっかりとした美しい声をされています♪
クリスティーヌ役はただ上手いだけでなく、非常に高い美しい声を必要としますものね。吉岡さん、さぞ素敵に歌われたんでしょうね〜♪
デュエット時には、お姿をしっかり目に焼き付けてこないとですね♪
「Tonight」の重要事項、知りませんでした!!
今夜、知る事が出来て良かったです(^_-)☆彡
高いところから、心にすとんと落ちてきて心地よいのは、そのせいなのですかね♪
今日は、熱くてゴージャスなdanceパフォーマンスを観てきたのですが、「WE WILL ROCK YOU」とか「BOHEMIAN RHAPSODY」!!他、QueenやPrince、マイケルな曲でのdanceパフォーマンス、めちゃくちゃ格好よかったです!
絶賛ご出演な、麗しのリュータンなわたるさんも格好よすぎでしたよ(☆。☆)
そしてそこから今、バーンスタインな世界にやってきました♪
バーンスタインといえば、なんといっても、天才指揮者なイメージが強いです。
小澤征爾さんや佐渡裕さんの師匠!ですし!
番組は忘れましたが、何かで聞いたピアノがめちゃくちゃ上手くて、「ウエスト・サイド・ストーリー」の人だし、おまけに格好良いし、なんて凄い人なのかと、衝撃を受けた事を覚えています。
「マリア」圧倒的に好きです。
石井さんアレンジバージョンもめちゃくちゃ格好よくて大好きです!
この映画も好きです~!
ああ。見たくなってきました。
歴史を感じる雰囲気のCD!
たしかに!お写真市村正親さんですね!
きゃっ(☆。☆)
一般発売しないという事は、石井さんの味方の石井団のオナゴがほぼ見当たらないのでは!?という状況かもしれませんが、ベルナルドに見つからないように、素敵なマリアと「Tonight」歌って下さいまし♪
その歌声を聞いて、新たにジェッツの女ならぬ石井団のオナゴも増えるに違いありません(^_-)
今晩は♪
ミュージカルの曲に魅せられつつも、まだまだ観劇初心者の部類に入る私には、バーンスタインの中の好きな曲を挙げられるほど、手元にも無いし知識もありません。
「ウェストサイド・ストーリー」も昔テレビで見たきりだし、曲は良く聴く「Tonight」と「America(だったっけ?)」と「Maria」くらい。でもとっても素敵な曲ばかりですよね♪
下がりながら転調してるなんて、変な曲!
でも言われても気がつかないくらい自然で、むしろ盛り上がってる気がします。
複雑なのに胸を打つ。
これは分かるような…。
佐渡裕さんのキャンディードを拝見した時も、「序曲」が本当に複雑で印象的でしたから。もの凄く複雑で難しそうな曲なのに、聴いてるとワクワクしてくるような曲。
ところで、「ウェストサイド・ストーリー」が、バーンスタインの話し方や表情の豊かさや大きさ、彼の魅力の全てが表現されているような作品だなんて、大変興味深いお話ですね♪
これは是非改めてちゃんと観たくなりました。
以前から難しさでは「チェス」と並ぶか越えるかと言われいた「キャンディード」のCDも買わなくちゃ。
聴きたい曲があり過ぎで、嬉しい悲鳴をあげています♪
それにしても、そんなにいい男なんですね?
バーンスタインさん。
気になるなぁ(笑)
『WONDERFUL TOWN』の”SWING!”と”BALLET AT THE VILLAGE VORTEX”が好きです。
誤字 劇団四季(正)
夜中なのに忙しくなってキタ~~!
Estrelaさま、
「ウェストサイド物語」劇団指揮 東京キャスト1977
新品デッドストックで買えます。
Musical In という通販サイトをご覧下さい。
ちなみにトニーは鹿賀さん、マリアは久野綾希子さん。