俺のAOR<4> ~「時代の音」~

こんばんは午前様!!今日の俺は観劇ダブルヘッダー。感動と笑いでお腹いっぱいの夜でございます(笑)。

 
いよいよ第四話にして俺の「AOR」を書き進めたいと思う。遅っ。まあ、ドードー。
 
「AOR」というのは前にも書いたけど「Adult Oriented Rock」の略。つまり大人向けのロックみたいな意味だ。ティーンネイジャーがキャ~キャ~言うような所謂ガンガンな「ROCK」ではなく、ちょっと大人でスイートでアダルトな魅力の方に支持される「rock」ということになる。まさに君たちの…フッ…音楽ということだ。え?私はアダルトじゃないって?ウッソ~、それは中身の問題でしょ(笑)!
 
え~話がそれました。
 
1978年~1982年が全世界的に「AOR」が流行った時期でね、だからすなわち今アラフィフの方々が高校・大学などの青春時代に一世風靡していた音楽ということになる。俺は中学に入るか入らないかの時期なので、ほとんどの「AOR」は後から掘り起こしたんだよね。流行っていた時期に普通に聴いていたお姉様(お兄様)が羨ましい。
 
ここ最近、ここ10年くらいの音楽は、ヒップホップもR&Bもロックもジャズもヘヴィメタも混在している。それは音楽産業が成熟し、インターネットなどで情報が無制限に入ってきたからなんだよ。知ってた?
 
1990年くらいまでの音楽はね…..「時代の音」なんだよ。
 
アバ(Dancing Queenなど)やビージーズ(サタデー・ナイト・フィーバーなど)やアース・ウィンド&ファイアー(宇宙のファンタジーなど)が流行った1976~78年頃は世界中のヒット曲の大半が「ディスコミュージック」だったし、78年~82年は「AOR」だったし、もう少し昔1970年代前半は「フォーク・ミュージック」だったんだよね。思い当たる人いるでしょ?
 
昭和45年くらい~50年くらいって、日本中が「フォークソング」(かぐや姫、吉田拓郎さん、井上陽水さんetc)と共に生きてたでしょ?現在50歳前後の男性はけっこうな確率でギターを弾けます。それはクラス中の男子生徒が猫も杓子もフォークソング(=フォークギター)を練習したからなんだよね。まあ理由は女の子にモテたかったからでしょ(笑)。
 
そういったわけで、この時代にはどんなジャンルの曲も縦横無尽にあったわけじゃないんだよね。いや、世界中探せばロックもハードロックもソウルもあっただろうけど、流行の音楽しかほぼヒットしなかったというわけ。どう、ビックリでしょ?
 
「時代の音」….今や失われた感覚が「AOR」を紐解く鍵なんだな。
 
続きはまたね。「俺のAOR」は不定期連載中。イマイチ人気無いシリーズかもしれないけど(笑)、気ままに書きますのでよろしくね。
 
君の時代の音(青春時代ど真ん中の音)は何ですか?
 
ちなみに俺の大学時代ど真ん中の音は「ユーロビート」でした。今ではとりたてて好きなジャンルではないけど、間違いなく流行ってました。入学してすぐの新入生全員での一泊旅行というのがあり、一晩中ラジカセをかけながらディスコ大会をやりました。なぜか俺も踊ったな(笑)。その代表曲は「Give Me Up / マイケル・フォーチュナティ」とか「デッド・オア・アライブ」でした。
 

48 thoughts on “俺のAOR<4> ~「時代の音」~

  1. ちさと

    かずさん、こんばんは~
    私は離れませんよ(*^o^*)
    AORの事は分からないですけど、
    自分の知らない世界を知る事が出来るって
    良いと思ってますよ♪
    だから泣かないで、かずさん(*^^*)
    でも泣くなら胸貸しますよ(^з^)-☆

  2. FROM KAMA

    教授の文筆力と塾生の皆様の真摯な受講態度に、圧倒的な感銘を受けながら以前より拝読しておりました。
    Prof.AORの熱血講義を受けさせていただきたく、恐る恐る(笑)の初コメントです。
    世界史と日本史の選択の違いはあれど、山川の教科書と用語集・資料集のページまで覚え、三大予備校全統模試1位の覇者のワタクシにとって、教授は他人様とは思えません(爆)。
    私め1965年生まれ、まさにリアルタイムでAORの席巻を体感しています。
    幸運なことに、小学生のころから洋楽ファンの友や先生が必ず周りにいました。
    小学5年からThe Beatles/Queen/Kissを聴き始め、中学からはAC/DC、はたまたThe Crash/Tom Robinson Bandのブリティッシュ・パンクへと傾倒していき、愛読書はMusic LifeとRockin’ on。
    中学の英語の授業で、「受動態の英文を作りなさい」の問題に対して「I was made for loving you, baby.」と解答して、先生が大絶賛してくれました。
    教育現場が素晴らしかった時代です。
    そんな生意気チューボーが鈍器で頭を殴られたように衝撃を受けたのが、DoobieのWhat a fool believes。
    マイケル・マクドナルドが作り出した独特のリフ。
    このAOR(この頃はアダルト・コンテンポラリーですね)の基盤とも言えるリフは、日本の歌謡曲でも多用されてましたが。
    その後、サーファー・ウェストコースト流行も手伝い、Boz,J.D Souther, AirSupply,Bobby Caldwell, TOTO, Christopher Cross(高校卒業アルバムには、あのペリカンTシャツを着た自分が載っています)などなど、貪るように聴きまくりまして。
    しかし、私的には「AOR=時代の音=浪人時代の音」なんですね。
    ミスDJを聴きながら、「次こそは次こそは・・・」と700選を丸暗記していた自分の耳に毎日のように聴こえて来たのは、ChicagoのHard to say I’m sorryなんです。
    今でもこの曲を聴くと、あの頃の感情がまざまざとよみがえって愛しくなってしまいます。
    番外編では、James Taylor&J.D. SoutherのHer town tooでしょうか。
    当時の彼氏の部屋の匂いまでよみがえってきます(爆)
    嗚呼、、、迸ってしまいました。
    新参者のくせに長々と駄文を失礼しました。
    AOR=時代の音=

  3. akko

    こんばんは、教授♪
    AOR講座、ありがとうございます(^O^)/
    とても勉強になります!
    特に洋楽は「曲名」「歌い手」「自分が聴いた曲」が
    全くと言っていいほどイコールになっていない私なので、
    こちらで紹介していただいた曲をyou tubeでみて
    初めて”あぁ~~~この曲!!しってる~~!!!!!”と
    家のPCにむかって叫ぶことが多々あります。
    職場の女性の方と昼休み、洋楽話で盛り上がっていました。
    (「デッド・オア・アライブ」とか)
    今から思えば、初めて洋楽に触れた中学生のころから、
    AORのサウンドが好きだったのかも…。
    もちろん、その頃はAORっていうジャンルを知らずに聴いていましたが…
    >君の時代の音(青春時代ど真ん中の音)は何ですか?
    大学時代のど真ん中はミスチルの「CROSS ROAD」がちょっとヒットし、
    「innocent world」が大ヒットした時代。あとは
    何人かの方が書かれていますが小室サウンド(TKサウンド)かな。
    でも、TKサウンドはカラオケに行くためだけに覚えていた気がします。
    私自身は小沢健二さんからフリッパーズギターを聴いていたり、
    チャゲアスを聴いていたりしていました。
    もしかしたら、ちょうどJ-POPって言葉が使われ始めたころが
    青春ど真ん中かも。この時代って音楽が「作品」から「商品」に
    なっていったというのをなにかで読んだ記憶があります。
    (間違っているかもなので、あまり突っ込まないでくださいm(__)m)
    >あ〜あ、マニアなこと書いちゃった。誰もついてこられないな(笑)。こうやって、みんな俺から離れていくんだね(泣)。
    大丈夫です!!ついていきますから!!!
    これからもたくさんAORについて、語ってください。
    だって、ここは「情熱マニア日記」なんですから♪

  4. maki

    え〜〜そんなこと言わないでください!
    アランパーソンプロジェクトについて、「アビーロード」のエンジニアとはありましたが、どんなことをしたか具体的には書いてなかったし、
    彼らの音がどんな音でどんな特徴があって、どんなジャンルなのか、石井さんみたいな詳しく説明は全くなかったので、大変大変良く分かったんですから!
    石井さんの説明はWikipediaより簡潔で詳しくて分かりやすいです♪
    これからもメゲずに書いてください。
    そして今度は「恐ろしく」好きときましたね?
    「死ぬほど」「人生捧げてもいいくらい」の次くらいですか?

  5. ケイ!

    kazuさん!
    こんばんは!ケイです!
    「マニアな事書いて…」
    「俺からみんな離れてく…」
    離れてく人はそれまでの人!
    kazuさんの中身には興味が無かったって事じゃ〜ないですかぁ〜(^^;)
    けど、誰も分からん様なマニアな話ししても、耳を傾けてくれる人はkazuさんと寄り添いたいと思える人っしょっo(^o^)o
    ケイは強制的に理解を求められたら困るけど、話し聞く事はノープログレム(^O^)/
    んで、分かんない事は分かんないとハッキリ言うけど、それに対して教えて貰えたら嬉しいかなぁ〜(〃▽〃)
    100%の理解は無理やろうけどぉ〜(^_^;)

  6. ゆっきぃー

    一孝さ~ん♪
    こんばんは(^-^*)/
    頑張ってついて行きたいと思ってるけど…
    また、おいてきぼりかも~(笑)
    だから、私が一孝さんからは離れては行きませんよ~♪(^o^)/

  7. オズ

    がはは、全部わかる〜!いよいよ具体的な解説が出てきましたね〜!78年!う〜ん、重要です。しかし広く捕らえると76年あたりからを含むと思います。82年までは私も賛成!前にも書きましたが『スリラー』が83、84年なんですね。あのアルバム自体にはTOTOのメンバーが演奏だけでなく作曲でも参加しておりAOR時代から繋がってるんですが、ここから世界のサウンドが変わるんです。エレクトリック楽器をメーカーの違いを乗り越えて繋げるようになるMIDIという国際規格が登場し、楽器=音色、自動演奏の活躍の幅が飛躍的に広がりました。と同時に、人間が自ら演奏しない『打ち込み』が蔓延していきました。つまり、『時代の音』とはその時代に活躍した楽器の音。時代とともに絶滅しちゃってる音色はもう聞けない(泣)。勿論、サンプリングされ生存している音色もありますが、オタクにはわかるんですよ〜。ホンモノかニセモノか。擬似音だから悪いってわけではないけど、『なんか違うな』が残ります。今の音楽は人間が弾いてる音、機械に演奏させている音、真似た音、巧みに組み合わせてあり、何か不自然。それが当たり前に流通してる。だから、俳優さんの歌による表現をナマで聴かせるミュージカルの世界は迫力なんですね〜。
    私は石井さんより三つお姉さん(笑)ですが、80年代ロックにおける三歳の違いは大きいですよ〜。本当に良い時代を過ごしました(キラッ)
    それにしても、AOR好きを語られるには少々お若いのでは?と思ってました。何がきっかけなんでしょう?素朴なギモンです。
    そーだ、教授、一つ抜かしてますよ。テクノがあったでしょう〜(笑)あのポールマッカートニーからQUEENまでもちょっと感化された時代が(笑)
    近年、パヒュームなるグループが出てきてぶっ飛びました(笑)

  8. ikuko

    >こうやって、みんな俺からはなれていくんだね(泣)。
    泣かなくていいよ。(;ω;`)ヾ(´∀`*)ヨチヨチ
    でも、チンプンカンプン…。(?_?)

  9. 赤津崎より

    アラン・パーソンズ・プロジェクト…恐ろしく好きです。アラン・パーソンズさんは、ビートルズのかの有名な「アビーロード」のエンジニアです。カムトゥゲザーのギターの音量や、ジョン・レノンのヴォーカルにどのくらいリバーブをかけるかを考えた方ですね。エンジニア出身のプロデューサーはけっこう多いです。
    そんな経緯もあり、アランパーソンズプロジェクトは音が良いんだよね。ベースやドラム、ギターやピアノなどの各楽器の音がちゃんと分離して聴こえるんだな。なのに音楽としては混ざっている。抜けの良いサウンドがひたすら気持ち良いんですよ‼
    「ドントアンサーミー」は最高にアダルトでかっこ良いポップス。
    サウンド的にはAOR系だよね。専属作曲家のエリック・ウルフソンの作曲能力にひれ伏したくなります。
    あ〜あ、マニアなこと書いちゃった。誰もついてこられないな(笑)。こうやって、みんな俺から離れていくんだね(泣)。

  10. あんず

    教授こんにちは♪
    >いよいよ第四話にして俺の「AOR」を書き進めたいと思う。遅っ。まあ、ドードー。
    教授、第四話にしてようやくコメントしてるヤツがここにいまーす( ̄Д ̄)ノ 遅っ(笑)
    >流行の音楽しかほぼヒットしなかったというわけ。どう、ビックリでしょ?
    ビックリというよりは、むしろシックリきました。
    Bee Geesの「First Of May」と「サタデー・ナイト・フィーバー」なんて
    同じグループ?ってカンジですもん。
    もちろん音楽性の幅が広いのもあるでしょうけど、そういった時代背景があったんですね。
    なるほど~((φ(..。)メモメモ
    >君の時代の音(青春時代ど真ん中の音)は何ですか?
    かおりサン、P子サンも書かれている「小室サウンド」全盛期でしたねー。
    特別好きでもなかったけど耳にする機会はホント多かったなぁ。
    そんな流行には目もくれず「日本のAOR」系楽曲を好んで聴いてましたが(*ノ∀`*)
    ではでは、次回第五話をたのしみにしてます♪♪♪

  11. maki

    こんにちは〜のおはようございます♪
    石井さんが憧れる、ちょっぴりお姉さまたちのお勧めらしいアランパーソンプロジェクト。
    私は初めて聞く名前でしたので、早速いくつか聴かせていただきました。ほんと♪素敵♪
    ん?しかしこれ…AOR?
    というわけで調べてみたらカテゴリーはプログレッシブロックでした。
    でも確かに70年代から活躍されているようですから、これも「時代の音」?
    この辺りの違いも、できればよろしくお願いします。

  12. ちさと

    こんにちは(*^o^*)
    ご無沙汰してすいません(^^;)
    私も高校生の時に、ユーロビート流行ってました。
    カズさんが大学1年生の時、私は高校1年生。
    私が好きだった曲は「Boom Boom Boom」←合ってるかな?
    あとは、Europeの「ザ ファイル カウントダウン」
    他にも沢山、聴いてたけど忘れてしまった…。
    夜遊び好きだった友達に教わり踊ってました(笑)

  13. ゆりえ

    カズさんこんにちは♪ヽ(´▽`)/
    ホントだ午前様だ~(^.^)
    朝起きてブログ更新してたからカズさん早起きねーなんて思っていたけど
    更新された時間みたら、ちょうど私が寝たころでした
    AOR 講座勉強になります!!
    ガンガンのロックはほとんど聞かないけどカズさんが紹介してくれる
    大人テイストなロックは好み(^.^)
    私自身全然アダルトじゃないけど…
    コンビニでお酒買ったら年齢確認されたことある顔ですから(笑)
    次回も楽しみにしてます|^▽^)ノ

  14. サンドラ@ウォータールー

    >newbieさま
    >アランパーソンプロジェクトのドントアンサーミーが1番胸キュンでした
    あれは、プロモーションビデオ(当時はそう呼んでいた)も
    かなり胸キュンなつくりでしたね!
    >教授
    >イマイチ人気無いシリーズかもしれないけど(笑)、
    >気ままに書きますのでよろしくね。
    気ままでいいので是非続けて下さいっ!
    楽しみにしています。

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