「Bui-Doi」に想いをこめて…

 
俺は『Bui-Doi』が好きだ。ベトナム語で「ゴミくず」という意味の単語だそうだ。胸の奥にショットガンを撃ち込まれたような痛みを覚える。1992年の初演では聖歌隊として、2004年の再演ヴァージョンではジョンとしてこの歌と対峙した。
 
 
 
あの時の心の疼きを忘れないうちに収録したかったんだ。俺のミュージカルCDに入っています。昨日、壮大なオーケストレーションと慈しみの音をミックスしてきました。お楽しみに。
 
 
 
きっとあなたが無口になってしまう…感動の『Bui-Doi』をどうぞ。  
 
 
 
 
   ★ブイドイ   /   ロンドン初演のジョン役   Peter Polycarpouさん (1989年)
 
 
 
 
やはり初演のキャストの凄さを感じる。素晴らしいとしか言いようがない。感情も痛いほどわかるし、何より歌が上手い。2オクターヴと1音もあるクレイジーな楽曲を完全に制圧している。無敵のジョンではなかろうか?  
 
 
 
 
  ★ブイドイ  /    Brian Duynさん
 
 
上手い!こんな凄いジョン、知らなかった!
 
 
 
  ★ブイドイ  /   ノルウェイ版の『ミスサイゴン』より

 

 
 
 
 
面白い。舞台セットも何もかも斬新。若くてかっこいいジョン!きっと皆様の心は声よりルックスに奪われるのでは(笑)?
 
 
 
 
お題:
『ブイドイ』はお好きですか?どこが好きですか?あなたがジョンの立場なら同じ事をしたと思いますか?クリスのことを考えたら、ジョンと同じように、この後「君の息子…」と告げる事ができますか?
 
  

22 thoughts on “「Bui-Doi」に想いをこめて…

  1. スイカ

    一孝さん、おはようございます。金曜日の朝です。大好きな一孝さんの歌声とアイス珈琲で笑顔でスタートです♪♪♪

  2. P子

    今日は仕事で14時間ぐらい某スタジオに缶詰めでした(*_*)
    ぐったり(゜_゜)ヘトヘトになりましたが、CD製作のため、レコーディングスタジオで日々孤高のプロデューサーをされているカズさんを思えば、全然たいした事はない!甘いぞ、自分!と、つくづく思いました。
    空の色を確認する余裕もなく、というカズさんの昨日のフレーズをしみじみと思い出しました。
    今朝見上げた空の色が何色だったか、確かに忘れてしまうほどでしたが、夜、外へ出ると世の中は、確実に春の匂いがしていて癒されました。梅や水仙がふと薫ったり、お疲れ様~といってくれているかの様に優しく頬を撫でていく風の中にも春の匂いがして。
    石井さん、日々、本当にお疲れ様です!!
    心打つ執筆活動もありがとうございます!!
    でも、そうやってできた作品が、どんなに愛しいことか。(感涙)。
    身体は眠らせてくれと言っているのに、眠いのに頭の一部が冴えていて、ブイドイ、聞かせて頂きました!堪能。
    岡さんが以前ご自身のブログで、新演出バージョンの際に、Bui Doiとは靴の裏に着いたゴミという意味なんだと初めて聞き、より理解が深まったと書かれていたのを拝読して。ゴミくずはゴミくずでも、そっ、そんな… と絶句しました。
    『ブイドイ』のどこに心撃たれるかというと、それは、ジョン&コーラスな皆様の、伝えよう!伝えていかなくてはこの事実を。というような気迫です。それが舞台上から溢れてきて、そこに圧倒され、心打たれ、その真摯な佇まいに心撃たれるのです。演劇とか舞台、音楽の力を感じる瞬間です。
    そういった意味では、好きです。『ブイドイ』
    そしてジョンの立場なら、色々な意味で、クリスに事実を告げます。
    あの時の心の疼きを抱えたカズさんの『ブイドイ』を聴かせて頂くこと、とても楽しみにしています。
    だって!初めてなんです。カズさんのブイドイ。

  3. 2004年のサイゴンのジョンs(クワトロキャストでしたね)を観て・・・ なんじゃコノ人って思いましたヨ。
    一幕は、現地の弱い立場の人たちの間で、札ビラ切って、はしゃぎ回って。
    (教授はパーティアニマルと表現されていましたね。)
    で、
    ニ幕は、正義の味方みたいに 『この子らに父親を~』と熱唱されておられました。
    でも、時間を置いて拝見した2008年。
    戦後、自分を失い壊れかけてエレンにすがったクリスのように・・・・
    この活動に、ジョンが自分自身を支える為に、必死に縋りついていたんだ・・・・と感じて、新たな気持ちで『ブイドイ』聴きました。
    クリスにとっては、切り捨ててしまいたい思い出でも、ジョンにとっては、ここでの日々を肯定することが、今の自分を救う事なんだと感じました。
    だから・・・
    >この後「君の息子…」と告げる事ができますか?
    クリス、君はジョンが何故、この活動に一身を捧げているか判ってないのですね? (笑)
    あらら・・・・熱く語ってしまいました。 お休みなさいませっ (^◇^)

  4. 惠子☆彡

    ブログの更新ありがとうございますm(_ _)m
    去年、『ミス・サイゴン』の観劇デビューをしました。
    いろいろな場面で涙を流しました…☆
    『Bui-Doi』…聴いていて辛かった…後ろのスクリーンに小さな子供達…。
    「地獄で生まれた ゴミくず…」
    心が痛みます。
    一孝さんの『Bui-Doi』楽しみにしています。
    2つの『Bui-Doi』のご紹介ありがとうございます!
    “Brian Duyn”さん、凄いですね!驚きました。
    今日のお題は…難しい…。

  5. saichang

    うーむ…今回のお題は深いですね。
    ミス・サイゴン…ちょいと前に、こっそりコメしてきたんですが…今一度。
    石井さんのジョン、好きでしたよ(^ ^)
    以前、「この子達はゴミくず…ではないんだ!」という気持ちを込めて歌ってらっしゃるというお話を聞いたように記憶しております。ゴミくず…という単語で切れてしまうから、そこが強調されてしまうかもしれないけれど…そうじゃないんだ…というメッセージを込めて…。石井さんのジョンは、確か…“♪ゴミくず〜”の時に、首を横に振ってらしたかと…。思い返すだけで泣きそうです…(;_;)CDに収録されているのですね…う…嬉しいですっ。・°°・(>_<)・°°・。…ということは?コーラス隊の皆様のお声も堪能できる一曲…になるのでしょうか…?ブイドイも好きな曲ですので、楽しみに待っております(^ ^)!
    もう一つのお題は…難しい。奥さんがいる場合は特に…。
    私は躊躇してしまうかもしれません…。
    いや…それはキムの愛の深さを知っている、一観客としての目線があるからかなぁ…。いや…これは、かなり難しい問題だと思います…はい。
    で!ノルウェイ版は新鮮でした!こういう演出もあるのですね。ジョンのスピーチを聞いている人の中に、うなだれて悔いている感じの方が…。それぞれの思いが感じられる演出。うーむ…これも良いですね…。国によって…演出によって印象が変わる…やっぱり舞台って素晴らしい!!!!!

  6. スイカ

    一孝さん、私がジョンだったら…やっぱり本当の事を話すと思います。一孝さんならどうされますか。私は女性なので、男性の気持ちになって考えるのは難しいです(笑)愛する男性からだけ愛されていたいと願う女性と、男性はどうなのでしょうか…。私は好きな人の愛だけが欲しい…キムもクリスに会える事だけを信じて頑張れたのですね。『ミス・サイゴン』は、本当に余韻のあ繧%ミヨ
    ?リユ
    ヨ
    タヒ?

  7. maki

    お疲れ様です♪
    今日は、裏表の更新をされてたんですね。お忙しい中、どうも有難うございました。
    三人三様のジョンです〜〜〜。こうして聴き比べてみるのって、面白いですね。
    初めてこの歌詞を知った時は、子供たちを指す「ごみくず」という言葉に大変ショックを受けました。聴く度にいたたまれない思いを抱きつつ、力強い意志を感じるこの歌に強く惹かれてしまいます。
    現実をキチンと見つめ、ぶれない理性を持つジョンの存在は、ごみくずのように捨てられようとしている子供たちにとっても、観ている私にとっても救いのような存在です。
    私も同じ立場なら、同じことをするだろうなぁ。それにタムは、決して遊びではなく、束の間ですけど真剣に愛し合ってできた子なのですから。見て見ぬふりなんて、とてもできません。やはり父親であるクリスには伝えるべきかと。
    なんだかとても切なくなってきてしまいました。
    石井さんが歌われる「ブイドイ」が、とても楽しみです。「アンセム」を聴くと「チェス」での石井さんのアナトリーが、「ひとりは皆のために」を聴くと、「三銃士」での石井さんのアラミスが瞬時に甦るので
    きっと当時の「ミス・サイゴン」を観劇された方は、「ブイドイ」を聴くと石井さんのジョンが甦るんだろうな〜と、羨ましく思います。
    頑張って、想像力を駆使しながら聴きますね!
    ではでは♪
    プロデューサーさん、ファイトです♪

  8. け~こ

    今日のお題はとっても難しいですね。。。
    『ミス・サイゴン』の曲たちはいい曲がいっぱいあると思います。
    でも、作品の全てをひっくるめて好きかと聞かれたら…微妙です。
    苦しくて辛いんですよね…。シェイクスピア候、悲劇は苦手なのです(^^;)
    ただ、少なからず言われている「クリスは酷いヤツだ」とか「子どもを残して死ぬなんてキムはどうかしてるんじゃないか」とかは全く思わないです。
    その時その時ただ必死で本気だったなら、理解できます。
    今日のお題。
    「いい」か「そうでもない」か、と
    「好き」か「嫌い」か
    は、ちょっと違うんだなぁ~。。。ってことでご解釈くださいませ~m(_ _)m
    ジョンのことも、立場が違えば思いはいろいろだからわかりません。
    ・・・なんとキレのない答え(^^;)モウシワケナイ

  9. スイカ

    一孝さん、『ミス・サイゴン』は観た後に、深い余韻の残る作品ですね。『レミゼ』を観るまでは、清く正しく美しく…華やかな宝塚が大好きでした。今でも、宝塚の華やかさは素敵だと思いますけれど、生きた人間の涙と人生の厳しさを描いた作品の衝撃は、感動という言葉では表しきれないくらい大きなものでした。『レミゼ』と『ミス・サイゴン』は私にとってかけがえのないミヨ
    ?リユ
    ヨ
    タヒ?

  10. ケイ!

    kazuさん!
    こんばんは!ケイです!
    ご紹介のブイドイ3曲の中ではアタシは最後のノルウェイ版ブイドイが気に入りましたo(^o^)o
    アタシの携帯から聞こえてくる歌声がkazuさんの声質や歌い方(発声)に似てる気がしたのとコーラスの方々の声のバランスもノルウェイ版がアタシ的には一番良かったッス(*^.^*)
    残念ながら舞台観てないからそれしか言えないやっσ(^_^;)?
    では、ご機嫌よう(^_^)/

  11. シェアト

    教授、こんばんは。
    2004年のサイゴンはかなり観劇をしました。
    ブイドイは好きです。子供達の映像が泣けてきますね。
    ジョンと同じでクリスには言えませんね。
    ノルウェイ版のサイゴンが好きでした!

  12. 阿波っ子

    一孝さま(≧▽≦)こんばんは
    まだまだ仕事中の阿波っ子です。
    今は、一息入れたかったので、プチ休憩してます。
    私も「bui-doi」大好きな曲です。
    ミスサイゴンのCDを始めて聴いたとき、何故だか涙が溢れてきた
    記憶があります。
    メロディーが素敵なんやけど、歌詞はものすごく悲しい内容ですよね。
    2004年、帝劇でミスサイゴンを観劇しました。
    初めてのミスサイゴン(それまでは、CDを何回も聴いて涙してた)
    一孝さまのジョンをあえて選びました。
    だって、一孝さま(≧▽≦)のbui-doiが聴きたかったもので(≧∀≦)
    良かったわぁ~。
    涙しながら、アンコールのブーケは、ちゃっかり頂いた阿波っ子でした(笑)
    お題は、私がジョンなら・・・きっと同じ事をしたかもしれないな。
    プチ休憩タイムオーバーになってしまった。
    仕事頑張って来ます

  13. スイカ

    一孝さん、レコーディングお疲れさまでした。初めて『ミス・サイゴン』を観た時に『ブイドイ』はゴミくずという意味だと知って、とても悲しい気持ちになったのを覚えています。ジョンの後ろ姿と、スクリーンに映し出される子どもたちの無邪気な笑顔に、涙がポロポロ溢れてきました。辛い境遇にいる子どもたちの、キラキラ輝いた瞳と笑顔に『かけがえのない命の尊さ』を感%Eミ・?リ・・タヒチ5ミ?YC`??ミ0 H:5@??ミ?リ・ ?@ミ(リ・#・ ??絈 ?”kPHミ????@絈

  14. ikuko

    『Bui-Doi』・・・
    岡さんの『Bui-Doi』しか聴いたことありませんが、
    語りかけるような歌い出しに感動しました。
    「ゴミくず」というタイトルなのに、美しいメロディー。
    この命は美しいものであって欲しい…
    という願いでしょうか。

  15. yaya

    美しいコーラス。人間の愚かさと善を問いただすような詩。
    それでも旋律はただただ美しく。
    養育や保護を必要とする子供がいて
    その責務を果たすべき立場に友がいるとしたら伝えます。
    クリスの事情より子供を優先します。
    というか望んだことであれ望まないことであれ
    自分がこの世に誕生させてしまった命を見知らぬこととは出来ないでしょう?
    暖かい陽射しの射す部屋の中で
    あの舞台の感動と切実さと沢山の零れた涙が蘇ります。
    形は違うけれど雪の中、娘さんの命を文字通り
    命がけで守ったお父様の姿が
    キムと重なったりしました。
    キムは若かった。動物的本能でタムを守っていた。
    周囲は大人の分別…
    あの映像の子供たちの未来は優しいものであったのかしら?
    そして、少女の未来が優しいものであることを祈ります。
    カズさん、忙しい中、日々たくさんのメロディーを聴かせてくれるのね。
    ありがとう(;∇;)/~~
    曲と共に蘇るその時々の思い出や懐かしい時間が流れて行きます。

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