目から鱗の発見 ~『エリザベート』を拝見して ~

6月25日。薄黒い雨雲がせりでてきているからか、今日の空はとてもなまなましい。本当は無限に広いはずなのに妙に奥行きを感じてしまい、それがかえって狭苦しい。人の心も同じだと思う….きっとシシィの心も。

先日、帝国劇場でミュージカル『エリザベート』を見て参りました。宝塚版も2~3回見ているし、東宝版も3~4回見ているので、俺はけっこうこの作品のファンだと思う。

この作品がなんでこんなにも僕等を魅了するのか….それを考えながら見ていた。

★見た目の美しい出演者がめっちゃたくさん
これは何なんだろう?お伽の国もビックリだね。男女問わず息を飲むほどの美の競演にため息がでる。

★衣裳がかっこいい
日本人にとって、西洋のコスチュームはやはり憧れざるを得ない何かがあるんだよね。あの色合い…あの生地感…あの身体を包むライン…あの手触り。って触ったことないけど(笑)。それを着こなしている役者がまた凄い。

★歴史の重みと軋み
エリザベート(シシィ)の生涯を描いた作品なので、当然歴史背景を観客は追って行くことになる。基本的に実話がベースなので、その歴史の重みがとてもリアルだ。「真実は小説より奇なり」なんだよね。普通あり得ないことが彼女の身にふりかかるその運命が切なくて、彼女の人生が軋んでいくその音までもが聞こえるよう。

俺は世界史大好きなんだけど、『三銃士』をやった時に、歴史大好きな方がなぜこんなにいっぱいいるのか?と思った(笑)。きっとこの作品も歴史好きな鋭敏な方々に愛されているのではないか。

★緻密で知的な音楽の魅力
クンツェ&リーバイの音楽の素晴らしさは語り尽くされていると思うけど、改めて思うのは彼らの音楽が「知的」だということだ。俺も曲を書くので、コード進行とかハーモニー、メロディーラインの着地音とかが気になるんだけど…いやあ見事。偶然できちゃったメロディーとかではなく、すごく計算されていて感情のヒダをザクッとなぜていくような音に鳥肌が立つ。プロ中のプロの作品だから当たり前なんだろうけど、彼らの掌の上でコロコロ転がされて感動させられている気がした。「この音でグッと来るでしょ?」「はい、おっしゃるとおりです」その連続だった。脱帽のスコア。

ここまでは、今までもずっと感じていたことを書いたのだが、今回改めて感じた『エリザベートの魅力』を書きたい。俺的には「目から鱗の発見」だ。

見た目の美しさとか、メロディーの美しさとか、衣裳やセットの美しさとかが素晴らしいのはもちろんだけど、もっと深いところに『エリザベート』の真実があるんじゃないかと思った。

この作品を貫く一番大きな魅力は…

劇場の中に流れる空気や精神の「美」だと思った。「美しい毒」といいかえても良い。

観劇中に何度も襲ってくる肌がチリチリするような「沈黙」。歴史の重みで胸が押しつぶされるような「孤独」。音楽の、特にアレンジがもたらす不安感や恍惚感という「魔力」。

すべてが「美」で貫かれていると思うんだ。それもいわゆる綺麗とか美しいとかの美ではなく、「冷たくて凍るような美」。「死に向かってゆく美」。「滅びゆく美」。その危うさに観客は惹かれるのかなって思った。麻薬のような魅力の作品だと思っていたけど、その理由はそこなんじゃないか。

そのすべてを束ねて掌握し導いているのが「小池修一郎さん」ですな。ふ~。すごすぎる。よく言われていますが、この『エリザベート』、外国の演出と日本の演出はずいぶん違うそう。個人的には、黄泉の帝王トートを膨らませて、ああいう「ミステリアスで霧のように作品を包む」役柄に変えたことが歴史的な大成功につながったと思う。その着想と斬新な切り口に乾杯。天才的な演出手腕だよね。

おとうちゃん、あさこちゃん、高嶋お兄ちゃん、こうきさん、けあきさん、今井さん、春ちゃん、弘美さん、そして…うちの祐二。いや、もっともっとほとんど全員仲間だけど、ほんとにみんな素晴らしかったなあ。レベルが極めて高っ‼と思いました。

尊敬するお父ちゃんはもはや同じ人間とは思えない美しさと存在感で、もうどうなってもいいと思いました(笑)。気分は勝手にルドルフでした(爆)。あさこちゃんの気高さと、胸の奥に密やかにしまいこんだ感情が時折見えるサマに感動したなあ。うちのポルちゃんは、袖から出てきただけで抱きしめたくなりました…。って恋人か!

オサちゃんのエリザベート、禅ちゃんのフランツ(何年か前に拝見していますm(_ _)m)、石丸さん、マテさんのトート、寿さんのゾフィーも見たかったんだけど、もうチケットが逆立ちしても出て来ないとのこと。残念でなりません。しまった….もっと早く見ておけば良かった(泣)。

もしまだ『エリザベート』を見たことがない方がいたら…うらやましい(笑)。もっともっと人生が豊かになるチャンスがあるということです。是非見てみてね。

赤津崎(石井一孝)の「目から鱗」の発見でした(笑)。

あったりまえの発見だったらごめんね(反省)。

この鱗の種類ですが、関サバの鱗に近いと思います。クジラの鱗ほどの弾力はなく…って、目から落ちた鱗に種類なんてあるか(笑)‼

ご機嫌よう、マドモアゼル。


30 thoughts on “目から鱗の発見 ~『エリザベート』を拝見して ~

  1. newbie

    「エリザベート」観劇、今年デビューします。
    …Long story short、今年こそは早くにアクション起します@梅芸。
    You〇beで、ざっくりとビューした時に、これは観なきゃだわと思った作品です^^
    シシィ、ハプスブルク家、当時の社会etc.、ざっくりとですがチェックしてます(何年か前に^^;)。
    予習時にいろいろ道草してて、19世紀から20世紀のウィーンのアートや建物情報にも立ち寄っていたんですが、これが以外と旋律と仲良しこよしのようでして…観劇が楽しみでなりませぬ^^。

  2. P子

    空からの~シシィ。その広がる感じ、素晴らしい★
    目から落ちた関サバ系の鱗がとてもキラキラしています!
    そんなエリザベート語り、ありがとうございます★
    石井さんがおっしゃる「美しい毒」。凄く納得なフレーズ、ニュアンスです。
    “音楽の特にアレンジがもたらす不安感や恍惚感という「魔力」”も。
    エリザベートな音楽。凄く残ります。細胞の中に刻まれて残る感じというか。
    と、いいつつ実は、「エリザベート」、今回が初!の観劇でした。エリザベート本は、読んでいたのですが。
    はい。人生豊かになりました。
    たしか2007年。ウィーン版来日記念コンサートに突然連れて行ってもらい、マテさん&マヤさん、宝塚OGな方々にうっとりし、音楽に酔いしれ、そのまま観ずに今日まで来てしまったという、変わり者です(笑)
    色々な機会に、その楽曲に触れる事はしばしばあり、エリザベートな音楽好きだなーーーと思っていたのですが、今回ようやく全容が明らかになりました。
    山口さんの、おトーちゃんトート!その耽美的な存在感に圧倒されました。ポルちゃん、別人のようでした。そういえば、あの夏にポルちゃんに告白されていましたね(^_-)
    春野さんバージョンしか拝見できていませんが、しっかりしていそうなのに脆くて危うい感じが、ぐっときました。
    “「冷たくて凍るような美」「死に向かってゆく美」「滅びゆく美」その危うさに観客は惹かれる”この鱗も、凄く伝わります。なるほどーーー。
    咲きほころぶ花を見て美しいと感じるのは、いずれその花が散りゆく定めだという事を知っているからこそ、余計に美しく見える、そんな感じ。
    自由って?精神の自由って?とか、色々考えさせられました。
    歴史。
    フランツがエリザベートのために建てたウィーン郊外の別荘の寝室に、エリザベートが描かせたという、シェイクスピアの「夏の夜の夢」の絵があります。
    シェイクスピア大大大好き人間としては、ああ、あの「夏の夜の夢」彼女も好きだったのね!シェイクスピアってば、いつだって凄い!なんて所に歴史を感じて、ちょっと嬉しくなっちゃったりするのです。
    ちょっと微妙な歴史好きタイプですね。
    ところで。
    鯨って、鱗あったんですかーーー!
    まさに目から鱗とはこのこと!
    って、ドードードー。
    これ、今日のひっかけ問題ですよね?
    スルーすると、減点になっちゃうタイプの(笑)

  3. け~こ

    少し前、人生初『エリザベート』でした。
    kazuさんがおっしゃるその「美」が、ひたひたと私に忍び寄るようで(こういうの、ちょっと苦手かも…)と思っていました。
    なのに、リピートしてしまうってどういうこっちゃ!?これが麻薬!?
    違うキャストも観てみよう・・・とポチッとしてしまいました(^^;)
    ミュージカルを観る時、作品のストーリーだったり音楽だったり、セリフだったり歌詞だったり、役柄だったり俳優さんだったり・・・いろんな視点で観てると同じ1つの作品の中でも自分の好みのものとそうでないものがあったりします。
    例えば音楽、メロディーは好きだけど歌詞がねぇ…とか。
    この役はこういう人間だと思うんだけど、この人が演じると違うんだよなぁ、でもそれもありか…とか。
    そんなこんなで自分の好みが100%叶ってる作品はまずないです。
    でもそれは決して悪いことではなくて、思い通りにならないからいいっていう見方もあるし、自分の思いを膨らませるから面白さがあったりもします。
    そんなふうに思うと『エリザベート』は好みではない部分があるのにまた観てしまうという・・・(^^;)
    たぶん何が好みじゃないかって、私、人がこれでもかってくらい死んでしまうのが苦手なんです。。。
    だからその「美」がコワイのかも~。
    ただトートなんていったらマジコワイはずなのに、おとうちゃんはかっちょよかったです。
    これも麻薬か!?
    それにしてもkazuさん。「うちの祐二」に「うちのポルちゃん」って(笑)
    どんだけラブなんですか~!!
    あ~『三銃士』コンサート観たいなぁ~~~♪
    バスツアーで三人はやる気満々、でも忙しすぎて三人のスケジュールが合わないっておっしゃってましたね・・・。
    根性で合わせてください!(笑)
    待ってますよん♪心から(^-^)

  4. さくら

    目から落ちた鱗に種類……これを読んで思い出した出来事が!!
    2005年に坂本マサのミュージカルを2階席から双眼鏡で凝視していたら、まばたきするのを忘れていたらしく、双眼鏡から目を離し瞼を閉じた途端、コンタクトがポロリ…目から鱗が落ちたようでした(笑)
    その場で暗闇の客席で、コンタクトを付け直したのも良い思い出です(*^^)
    同じ2005年に宝塚版エリザベートを初めて観ました。大学でレポート書いた記憶が…あのレポートは今どこに…(;^_^Aぜひ石井さんに提出したい!!
    あの時のエリザベート(シシィ)もあさこさんでしたよo(^-^)o

  5. かずさんこんにちは!すっごく久しぶりです。
    岸さん、私ポルちゃんって呼んでしまって(ご本人にではないですよ)、去年の暑すぎた夏を思い出します。今はエルマーなのに!お姿を見かけると「あっポルちゃんポルちゃん」って。だめですね。
    かずさんのおとーちゃんもあんなにアバンチュールがなんだのとミレディにいってたくせに今回は片想いの女性を脱がすわその息子にキスをするわやりたい放題ですよ。
    いや責めてはないですよ?羨ましいくらいです。
    かずさんがエリザに出るならやっぱりエルマーかな(*´∀`)
    熱い男ですから!

  6. ハイコ

    kazuさん こんにちは!
    エリザベートの 目から鱗のご報告ありがとうございます♪
    あったりまえでもなんでもないですよ♪
    黄泉の帝王ですからね トートは♪
    祐さんトートは 一段と怪しい香りが漂い おばさん達は目がハートになってしまってるはずです♪
    エリザベートの 葛藤と戦ってる場面では こちらも切なくなります。
    ダブルやトリプルキャストで 何通りも エリザベートの世界に出会えるのも 楽しみの一つです♪
    石丸さんもマテトートも素敵ですね♪
    今回は 残念ながら 何度も何度もは 観に行かれませんでしたが 逆に リピートしたいと 感じることが出来たミュージカルってことですから はなまるってことですね♪
    うん 大好きです♪

  7. くま子。

    8月の名古屋は「エリザベート」月間ですよ~
    いかがですか?久しぶりに中日劇場へいらっしゃいませんか?
    お待ちしていますヽ(^o^)丿
    ところで、クジラは動物ですよね?
    うろこって無いんじゃないですか?

  8. あんず

    教授こんばんは。
    衣装といえば「エリザベート」の衣装担当 朝月真次郎さん。
    教授のご出演の「蜘蛛女のキス」の衣装も担当されてましたよね(oゝД・)b
    ん~来月の博多座、マテさんトート狙いで観にいこうかしら?
    久々に朝月さんの衣装も堪能したいし。←ってそこーーーっ(笑)
    追伸★
    クジラの鱗ほどの弾力はなく…ってぇ、オイッ!(笑)思わずスルーするところやったやん(ノ∀`)アハハハハ

  9. たけこ

    今度初めて博多座でエリザベートを見ます!
    カズさんのblog読んでますます楽しみになりました(^O^)
    カズさん、博多・名古屋・大阪へプチ旅行されてはいかがでしょう?おいしいもの食べついでにww
    なぁんてww
    お忙しいカズさんですからなかなかムズカシイですよねf^_^;

  10. maki

    最近「テンテン」と「マル」の区別がつかなくて。
    クンツェ&リーバイさんです。
    そしてルドルフ3人はおかしいですね。別の日にそれぞれ聞かれて答えてたかしらね。

  11. maki

    まさか本当に鱗の種類を答えてこようとは、夢にも思いませんでした…。
    ごめんなさい。私の負けです。関サバのような鱗だったんですね。そしてクジラには鱗があったんですね。またひとつ賢くなりました。有難うございました。
    そう。歴史好き。私のお友達がまさにそうです。しかも「モーツァルト!」など、重厚なものがお好みだそうです。
    そしてさすが石井さんですね!素晴らしい分析!私たちの感情は知らず知らず、クンツェ&リーパイさんの掌で転がされてたというわけですね?あの音楽は計算しつくされた音楽だったんですね〜。は〜凄いな〜。
    音楽は重要です。ことミュージカルに於いては。以前1度だけですが、思わぬ曲調に気持ちのやり場に戸惑ってしまったことがあります。石井さんの舞台ではないですよ。あれは私だけだったのかな…。
    エリザベートは本当に不思議な魅力があります。登場人物の表情も周りの空気も暗く重たいはずなのに、石井さんの仰るように、何ともいえない美しさがあるんです。
    ああ「死に向かっていく美」「滅びゆく美」なんですね。
    観客が惹かれるのは、そのエリザベートのまとっている美もそうですが、私はあの妖しく美しい「死」の象徴であるトートの存在も大きいと思います。
    恐ろしいはずの「死」が美しく見えてしまうほどの、あのビジュアルも重要なんでしょうね。
    人間を愛してしまったトートと、抑圧された世界の中で、もがき闘いながら「死」と隣り合わせに生きるエリザベートとの微妙な関係と、ルドルフとの関係の危険な美しさ。
    見ているこっちも、「もう一緒に甘美な世界に連れてって頂戴!」ってあの感じ。石井さんも感じたでしょう?また味わいたくなるわけです。ああ麻薬だ…。
    つまるところ、やはり「美」でしょうか?
    小池先生は大変ロマンチストな方でもいらっしゃるんでしょうね。男性でいて、女性の感性をとても理解されているように思います。
    そして人間の心を把握されてるというか…。どう見せればよりドラマチックになるのか、より感動させることができるのか、全てご承知のように思えます。
    それにしても石井さんの表現が美しすぎて…なんだかごめんなさいって感じです(汗)作文できるようになっただけ、エライと思ってやってください。
    そうそう。全くムードが変わりますが、あのね♪前回のエリザベートのトークショーがとっても面白くてね♪
    トートは山口さん、城田くん、石丸さんで、ルドルフが田代くん、伊礼くん、浦井くんだったんですけど、ルドルフ3人でトートのキスの仕方の違いを教えてくれたんです。
    山口さんはソフトなキス。城田くんは唇が柔らかくて、ウットリするようなキス。石丸さんはガブ〜っと食らいつくような激しいキスだったんですって(≧∀≦)きゃあ♪
    …人それぞれなんですねぇ…。

  12. Zoccha

    要するに、一言で言えば日本版で作り出された沈黙も含めた「世界観」が素晴らしいと。
    その通りだと思います・・
    実際に歴史上のエリーザベトがいかに変人だったか、皇太子ルドルフがなぜ暗殺されたか(マイヤーリング事件)・・
    などなど史実を120%忘れる、独特な世界観が見事でした。
    ちなみにルドルフの一人娘エリーザベト1883-1963は非常にまともな戦う女の生涯を過ごされ、
    この人こそ芝居になってもよさそうに思っています。
    私は寿さんのゾフィーが大好きで、ゾフィーは今回すべて寿さんで観ました。
    圧巻の出来で、毎回寿さんへの会場の拍手もトート様と並んで大きかったです。
    鯖は非常に小さいけれど鱗はありますが、
    クジラの鱗・・って、鯨は哺乳類だから鱗なんか無いんですけど・・
    どんな鱗か、どれ、見せてみい!
    博多駅前に「くじらのうろこ」っていう小料理屋があるけど・・

  13. 阿波っ子

    こんにちわ一孝さん♪
    徳島も、曇り空やねぇ。
    「エリザベート」…………。
    まだ…見ていない…この私(;^_^A
    見ていないけれど、CDだけは持っている私(;^_^A。
    ミュージカル友達に、えーっ!!なんで観てないの!って言われ続けてます。
    祐一郎さんのトートが見てみたいなぁと毎年思いながらスルーしてきた私。
    東京に住んでたら、頻繁にミュージカル見に行けるのに…なぁ。
    一孝さんの9月のライブ…。私は残念ながらチケットが取れなかったであります。
    朝10時からPCと戦ってましたが…惨敗ですねん。
    ケンケン見たかったぁ

  14. ikuko

    1回しか観てないけど、スケールの大きさと独特の空気感に圧倒されました。
    実話がベースというのがまた心染みる。
    そこへ黄泉の帝王という現実からかけ離れた人物を置くことによって、
    夢か現かという世界感を創って、現実の重みを包み込んでいるのが素晴らしい。
    黄泉の帝王はカズさんのおっしゃるとおり、「美」でなくてはならない。
    おとうちゃんはもう最高でしたね。
    あの方、ホントに人間なんでしょうか?(笑)
    私も「どうなってもいい…黄泉の世界へ連れっててくれ~!」と思いました(笑)。
    石丸さんや、マテさんのトートも観たかったな。
    あさこちゃんの凛として愛らしいシシィ、
    浩暉さんの毅然としていてもどこか不安定なフランツ、
    祐二さんのカッコいいエルマー、
    高嶋さんはさすがにルキーニが心と体に染みついている。
    杜さんのゾフィー、おお怖っ。
    そして清四郎くん可愛い~!!
    「レミゼ」でも観たけど、一生懸命な姿に泣けてしまう。
    いつか、ルドルフになるのだろうか?
    音楽はもう何て言い表わしたらいいのかわからないほど素晴らしい。
    「エリザベート」の舞台から自然に湧き出てきたような
    美しいメロディーと重厚感のある音。
    演出と音楽と役者が一体となる素晴らしさを「エリザベート」は見せてくれます。
    そして、なぜかシシィの気持ちが痛いほどわかる私(笑)。
    『私だけに』、『夜のボート』聴くと泣けてしまう。
    役者から見た「目から鱗」の発見、おもしろ~い、為になる、なるほど!
    何の魚の鱗でもいいから、また落としてね(笑)。

  15. 最近、切り身のお魚ばかりで、鱗を引いたりしていないし・・・・
    どっちにしろ、関サバ(お高いんですよね?)の鱗もクジラの鱗も知りません(笑)
    観る人によって、さまざまな想いを抱かせる作品ですよね。
    精神病院のシーンも深く、印象に残っています。
    『自由であること』・『囚われない自分』
    誰が憐れなのかよく分かりませんが・・・・・・毎回、涙してしまいます。
    友人に、『何故、エリザベートは息子を避けるのかしら?』と聞いたら
    『あったり前でしょう。 浮気した旦那にだんだん似てくるからよっ(怒)』という答えでした。
    『そ? そうなの・・・・』
    人によって、意見はさまざまと思われますが。
    教授、マテさんのトートなら10月に聴けますよ~。
    日本語じゃないですが(^◇^)

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