俺のディスコ・ミュージック <8.5>  「フィリーソウル」に恋をして…      ~6月開幕『Sister Act』に向けて~

おこんばんは。秀逸だ。素晴らしい。
 
 
 
俺の貼付けた楽曲をきいて何のテーマかを考える!という「大学の同好会」か「レコードコレクター仲間の飲み会」のノリに….きっちりついてきてくれる皆様。
 
 
 
愛しています(笑)。
 
 
 
持つべき者はうちの塾生達だ。そう思っています。ありがとう。✾”ヽ(。◕‿◕。)ノ”✾✿
 
 
 
 
『シスターアクト』は、ついにオケ合わせ。けっこう大所帯なオーケストラのメンバーとご対面。ドラムがいてベースがいてギターがいると心の底から落ち着くのは、ミュージシャンのサガかな。グルーヴが気持ち良いったらなかったよ。芝居も演奏も「生」。これに尽きるでしょ?
 
 
 
 
さて、昨日の謎のテーマですが、すんばらしい塾生の方にはお見通し。
 
 
 
テーマは「フィリー・ソウル」です!!!
 
 
 
ミュージカル『シスター・アクト』の場所設定が映画から変更になってるのはご存知ですか?映画はネバダ州リノ。 離婚の町で有名だよね(1930年代に離婚手続きに関する州法が改定され、6週間滞在すれば相手の同意なしに離婚できるようになったため、離婚希望者が押 しかけて「離婚の町」として知られるようになった。現在でも”go to Reno”は「離婚する」という意味で使われる)。
 
 
 
ミュージカルの舞台はフィラデルフィアだ。
 
 
 
 
俺は今回、ここがミソだと思っている。1977年当時のアメリカ。デロリスは売れないクラブ歌手。そして黒人だ。ある意味では、NYやLA以上にブラックミュージックが盛んだった場所…フィラデルフィアを舞台の設定にしたのではないか?
 
 
 
1971 年に、ギャンブル&ハフという作曲家&プロデューサーがPhiladelphia International Records (PIR)というレコード会社を設立するんだよね。この2人がまた超超天才ソングライターで、新設のレーベルだったんだけど、出す曲出す曲が大ヒット。 70年代という世界中が揺れ動いていた時期に、ブラックミュージックの新しい潮流を導き出したんだよね。まだまだ世界的に見ればシェアが小さかったブラッ クミュージックが「大ヒット=大きな売れ筋」に成長して行くのが70年代の特徴かな。ディスコが世界的に流行したのも追い風になったんだね。
 
 
 
もちろん、ヒット曲を連発することによって黒人シンガー、そして黒人そのもののステイタスも上がって行ったわけ。
 
 
 
 
そのムーヴメントの大きな役割を担っていたのが、そうPhiladelphia International Records 。
フィラデルフィアで生まれたソウルミュージックなので「フィリーソウル」と呼ばれるんだよね。これが、あ~た、昨日聴いていただきましたが聴きやすいソウルで素晴らしいのよ!オバオバオバちゃまは大推薦よ。
 
 
 
硬質なソウルや情念型のソウルよりも、ポップスっぽくて覚えやすい曲が多いかな。特に流麗なストリングスがどの曲にも入っているのが最大の特徴。ムードがアダルトだ。そしてその甘さと上品さがミュージカルっぽいかもしれない。
 
 
 
フィリーソウルは美しくて甘いメロディーの宝庫なんだよね。なおかつダンサブルな曲もいっぱい!!!
 
 
 
最高でしょ?
 
 
 
昨日の5曲はほんのサワリ。気に入ったら自分で調べてみてね。めっっちゃ名曲の宝庫だよ。志村けんさんは大のソウルミュージック好きなんだって!お友達にして欲しい(あほ)。
なるほど!ザ・ワールドのディレクターさんもフィリーソウルの大ファンだったのかもね。スタイリスティックスもフィリーソウル!こんな曲が大ヒットしている時代に、デロリスやエディはフィラデルフィアの町を生きてたんだよ。
 
 
 
 
 
  ★ヒゲダンスのテーマ  (Do Me)      /    テディー・ペンダーグラス
 
  ★なるほど!ザ・ワールドのテーマ  (Disco Theme)     /    トランプス
 
  ★「Soul Train」のテーマ   /   MFSB (マザー・ファーザー・シスター・ブラザー)
 
  ★If You Don’t Know Me By Now     /   ハロルド・メルヴィン&ザ・ブルー・ノーツ
 
  ★Me & Mrs Jones      /    タワー・オブ・パワー
 
 
 
 
 
今日は、俺がフィリーソウルの中でも No 1 かNo 2 に気に入ってるこの曲をリコメンド!
 
 
 
 
 
 
 
 
 
  ★Ain’t No Stoppin Us Now  1979年   /   McFadden & Whitehead 
 
 
 
 
 
 
う わ~~。完璧じゃない、この曲?究極のディスコヒットで、フィリーソウルの黄金曲。マクファーデン&ホワイトヘッドという作曲&プロデュースチームの渾身 のヒット曲デス。もう踊れない人も踊れちゃう気がするミラクル楽曲だ。どうっすか?ディスコに行ってボーイズとランデヴーして…夜明けの埠頭でイチャ イチャしても良いって気になりませんか(例えフルクね)?
 
 
 
え?ピザの食べ放題の方がいいって?
 
 
 
え?
 
 
 
ま まま負けました。でも、俺は変態だから、そういう個性は嫌いじゃないで!そのかわり、あなた、2丁目のタバコ屋の角を曲がってドンツキの袋小路に、コッペ パンを持って集合です。俺が覚えた大澄賢也さん師匠直伝「I Could Be That Guy」のフリを、怪しい腰つきで教えます(笑)。動きやすいようにジャージ姿で来てね(あほ)。
 
 
 
 
お題:フィリーソウルとピザの食べ放題  どっちがお好みですか?ボーイとランデヴーのうえ、夜明けの埠頭コースなんていかがかな?フフフ。( ´Д`)y━・~~ 
 

20 thoughts on “俺のディスコ・ミュージック <8.5>  「フィリーソウル」に恋をして…      ~6月開幕『Sister Act』に向けて~

  1. うりぼう

    教授、こんばんは★
    オケ合わせセカンドデイ、お疲れさまでした。
    連日お疲れのなか、妥協のない文章アップ
    ありがとうございます!!
    ますます シスター・アクト の開幕が楽しみです♪
    さて、『フィリー・ソウル』
    たくさん聞きました。こんな機会がなければ絶対に
    出会わなかっただろうたくさんの曲たち。
    どれも私の気持ちを弾ませ感動させてくれました。
    とりわけ印象に残っているのは、
    (1)”シスター”というだけで喰いついた ★Sister Sledge。
    (2)4人のメンバー全員がエディにしか見えないという
      理由で喰いついた ★Archie Bell & The Drells。
    (3)そしてこちらは3人のエディたち(笑)ワイルドな
      歌声に立ち止まった ★O’jays。
    どれもフィリーソウルで間違いないでしょうか?
    いろいろ横道にそれて聞いていたのでズレていたら
    すみませんm(__)m
    リノ。「離婚の町」知らなかった。”go to Reno”覚えておき
    ます。って、離婚の前にせなアカンことあるやろッ!(自爆)
    お題。
    食べ放題も忍法疲れ顔隠ぺい術も利かない年頃になりました。
    でもボーイに醜い所は見せたくありません。なので、
    フィリーソウルを聞きながらピザを味わいランデヴー♡
    夜明け前、髭が生える前に送ってください。(って生えるかッ!)
    ジャージ姿にコッペパン。これ以上私を醜くさせないで!!(-o-)
    さ、次は何かな~?
    次 行ってみよ~(^w^)

  2. saichang

    ご紹介の「Ain’t No Stoppin Us Now」!
    めっさベースラインが好きや〜ヽ( ̄▽ ̄)ノ
    でも。ピザ食べ放題希望(笑)。できればパスタも付けて!
    コッペパンは…揚げて、きな粉をまぶした方が好きなので、そっちでもよかですか(笑)?
    そしてそして!賢也先生直伝の振り付け!是非ともお願いしとうございます!
    振りをマスターしたら、周りで可愛い子ちゃんたちが盛り立ててくださいますかしら〜ヾ(*´▽`*)ノ 
    ゔぅ〜っ!
    チータMIKIさまコメントに、ダンス☆マンが出てきて、ひゃっほーい!〜と、なっていますが、寝ないとまずい…ので、ひとまず動画リンクを!
    「英語を使って話したい」
    http://www.youtube.com/watch?v=WdT8f_IItjI&feature=youtube_gdata_player
    これを聴いてから原曲に戻ると、♪英語を使って話したい〜に聞こえてしまうマジック(笑)!
    あぅ〜ダンス☆マンの〜他の曲も〜(( _ _ ))..zzzZZ

  3. 探偵(maki)

    はははは。
    フィリーソウル=埠頭でイチャイチャ になってしまってるね。
    すまないね。
    今日も皆サマーお疲れサマー。ははは。
    じや!

  4. Kaori

    赤津崎教授、こんばんは。
    回答と解説ありがとうございます。
    昨日検索した時に目にしたキーワードや文書が、分かりやすく他のエピソードも入って解説されていて、とてもお勉強になりました。
    「フィリーソウル」は、はじめて聞きました。
    また、ソウルでもいくつか種類があるのですね。
    今までソウルをじっくり聴いたり調べることはなかったので、いい機会でした。
    実際、聴いてみると素敵な音楽が多いですね~。(^^)
    また、映画版はネバダ州リノが舞台だったというのも知りませんでした。
    ミュージカル版をわざわざフィラデルフィアにしたというのは、大いに意味があるのでしょうね。
    70年代音楽を勉強しておいた方が、より観劇を楽しめそうです。
    ちなみに、「go to Reno」も初耳でした。
    ・「Ain’t No Stoppin Us Now」
    アダルトでダンサブルな曲。皆軽やかに踊っていますね~。エディもいるのかな?(笑)
    素敵な曲です!この曲だったら、私も楽しく踊れそうです?(^^)
    お題…ジャージ着装し、コッペパンと着替えを持参して袋小路に集合。
    まずは、「I Could Be That Guy」のフリを、教授に怪しい腰つきで教えていただく。
    その後、トイレで着替えて「go to 埠頭」し、ボーイと夜明けまで過ごす。
    ピザ食べ放題も、流れでしっかりどこかに入れる。
    と、充実プランコースでお願いします。(笑)
    …冗談です。

  5. r

    『この曲』滑らかでマイルドですね~☆
    ピザは飽きちゃうけど、フィリ―ソウルなら流しっぱなしで聴いていられそう♪
    『ランデヴーのうえ、夜明けの埠頭コース』なら、フィリ―ソウルがいいですかね~。
    もうちょいゾワゾワしたい気もしますが。
    『生』だから共有できる感情とか、伝わる空気とか、ダイレクトに体感できるのが醍醐味~。
    見る側も、一体化しているように錯覚したり。

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