おはよう。
「三文オペラ」第二景は、メッキースとその仲間達の蠢く様子を描いたシーン。俺もそこに出て来て、あんなことやこんなことで楽しんで帰っていく(笑)。
この作品は、キャストの90%が泥棒か娼婦か乞食。実はこれはヒットの定石だとご存知ですか?この三つは、ミュージカルやお芝居の三大人気職業でもあるんですよ(笑)。
『レミゼラブル』にはこの3つが全部揃っているんだから、さすが人気作品!娼婦に至っては、『ミスサイゴン』『エリザベート』『モーツァルト』『ジキルとハイド』など、人気作品すべてに関わっていると言ってもいい。それも重要なポジションの場合が多い。
俺たちの「三文オペラ」では、泥棒役の方々を「ドロボーズ」と呼んでいる。宮田慶子さんが率先してそう呼んでいたからだ(笑)。メッキースを親分とした裏街道の面々。
今日は、その中でもリーダー格の2人をご紹しよう。
まず、ドロボーズの中でも極めてキレる男。ナンバーツーの座に君臨する「コインのマサイアス」。文学座の亀田 佳明くん。サッチンの一期下だそう。みんなカメちゃんと呼んでいる。
カメちゃんとは初めて共演させていただいたのだが、いやぁマジで芝居が激ウマです。みんな、カメちゃんの上手さに気づいていますか?台詞は淀みなく滑舌最高。そして無駄な力がまったく入っていないんだよ。めっちゃナチュラル。性格も穏やかで気取らず礼儀正しい。俺はとても尊敬しています。
オモシロ芝居の達人集団「ドロボーズ」の中でも、抜群のコメディーセンスとリーダーシップを誇るのが…おかやまはじめさん。
劇団ラッパ屋出身の超名優さんだ。Wikiを見ると…テレビと映画の出演作が何十個もあり、その凄さに舌を巻く。俺は時折はじめさんに芝居について相談に行くのだが、いつも的確でユニークな答えを下さるのだ。俺の渾身のアドリブ部分にも、どうやったらもっとウケるかを指導してくれるのです(笑)。めちゃくちゃ幸せです。稽古場では、毎回何をやってくれるんだろう?と期待するくらい毎日ユーモアいっぱいのアプローチをされていた。もう俺ははじめさんの大ファンだ。優しく逞しくスケールの大きな役者さんです。
お大事極まりないお題 :
1 泥棒か乞食か娼婦…どれかが出てくる作品(ミュージカルでもストプレでも)、他にご存知ですか?
ブレヒトの脚本にはディテールが特に書かれていないことばかり。ドロボーズの素性もまったくの謎だ。ただ名前の前に冠ワードがあるだけ。ここは推量の余地ありだ。
2 コインのマサイアスは、何を武器にしたどんな泥棒だと思いますか?
3 鉤指のジェーコブは、何を武器にしたどんな泥棒だと思いますか?
メッキー強盗団の切れ者 “コインのマサイアス”役 亀田 佳明くん(カメちゃん)
メッキー強盗団の重鎮 ”鉤指(かぎゆび)のジェーコブ” おかやまはじめさん
2景〜イードの持ってきたお祝いと会話が、後々、ルーシーの部屋の某アイテムと繋がってるのか⁈ 気付くの遅っ!あたし!…と思った朝(笑)
教授〜あたくし、今週は仕事に全てを捧げないといかん状態なんっすけども〜(−_−;)
極まりないお大事!1は割愛m(_ _)m
2!マサイアス!
亀田さん〜最初、拝見したときに○○さんに似てるなぁー!と、思ったので。
コインを空中に高く投げあげ、相手がそちらに気がいってる隙に〜組紐でキュッと…必殺…(笑)
または。
メッキースに会いに来た時〜
○○さんにも似てるなぁ〜
って思ったので〜
突然、「なんじゃこりゃーーーっ!!!o͡͡͡͡͡͡͡͡͡͡͡͡͡͡╮(;´༎ຶД༎ຶ`)╭o͡͡͡͡͡͡͡͡͡͡͡͡͡͡
と叫び(笑)、相手がひるんだ隙に、ちょいと何かいただいちゃう〜とか。
え?コインはどこだって?
コイン →濃い〜ん芝居で、相手の注意を引きつける〜コインのマサイアスなんですぜぃ〜キャプテン!
3!ジェイコブ!
鉤指と聞いたら、あたしゃ〜もう、フック船長しかでてきやせん(笑)!
今年のフック船長は〜どうやら、華麗なるターンをキメていたらしい?ので、姿が見えなくなるくらいの高速ターンで、皆を煙に巻くのが得意技なジェイコブ〜とか?
あと、 鉤指な指さばきを思い浮かべたらば〜太陽にほえろ!でブラインドから外を眺めるボスが出てきて(笑)
そっから妄想〜で、チラッと覗くチラ見テクニックで情報収集に強い!とか(笑)
以上、妄想終了〜。
おっし、これで仕事に集中できやすぜぃ(笑)〜キャプテン〜( ̄▽ ̄)b
おかやまはじめさん
昔、泪目銀座の「バカの王様」をみて、
大好きになった役者さんです。
わーーー。
まさか、石井さんと共演とは、ビックリです。
見るのが楽しみだ~
連投コメ失礼します。
お題1.に、『MA』を入れ忘れました。
山路さんに萌えまくったというのに、ナンタルコッタ!(。>0<。)デスワヨー!
ついでに、『幸福な王子』も入れておきます。
こちらは、金メッキからの連想ですが(笑)、字面だけでなく皮肉・風刺
の面でも通ずるものがあるかな、とも思います。
『ベガーズ・オペラ』の様な、後日談ありのパターンとは逆ですが
前提を知って観ると、より味わい深い気がします。
そう言えば、池内さん、真紅のバラが似合いそうですね。
トークショーで質問されたマドモアゼルの様に、今の若い世代もこういう作品を
ドンドン観て下さるといいな~
食わず嫌い人に理由を聞くと、『キャンディード』の時と共通するモノが・・・
この2作品に主要キャストで出演されているケーシソーカン殿、何気にスゴイ!ですね。
本日も、ピーチャムとの対決、ビシバシ、緊迫感でまくり!でしょうか。
猫婆や目線で申すと、誇り高き貴族のお坊ちゃまらしさが垣間見えるシーン
こちら含め二幕の2か所、無駄に高いプライドがいかにも、で、ツボです~(*^.^*)ニコッ
三文オペラ、私の観劇日までもう少しです~。
ちょっとずつネタばれしそうでしない感じを楽しんでいます☆
お大事極まりないお題①を考えてみたら、歌舞伎って泥棒ばかりですよねぇ。三人吉三も白波五人男もみんな盗人ですし。歌舞伎じゃないですけど、鼠小僧や石川五右衛門とか、日本人って泥棒好きなんですかね?(笑)
こんにちは♪
久し振りの観劇で、連日おやすみミュージック要らずの、バタンキュー。
真夜中に目覚めても、また爆睡、、、我ながら何てヘタレ・・・Σ(・ω・;|||
亀田佳明くんマサイアス、Myツボです。あ、隣のお偉いサンも(笑)
「パイプ椅子、もう無理ー!、座れましぇーん!」と泣きをいれて以来
(CDイベント時、即座に帰らなかったのが不思議な位、イヤになった)
文学座を観ていませんけど、役名で連想ゲームしてみます。
ラストを思い浮かべるに、No.2がその名を持つ事自体、皮肉に思えますが
まず、ショーン・マサイアスと、映画『BENT』。映画のキャッチフレーズは
“愛する人に触れてはいけない。愛する人を見つめてはいけない”
は~、なんつー、切ない言葉・・・o(;△;)o
次はウィリアム・マサイアス。
聖歌隊が歌うメジャーな曲を思い浮かべ、どんだけ皮肉なのよ~、と自虐しつつ
長い待ちの後、いきなりハイテンションで始まるルーシーの場面も思い浮かべ
M猫チョー悶える・・・((●≧艸≦)プッ
ジェーコブおかやまはじめサン、警戒心を抱かせない、温かい演技、流石です!
マサイアスほど開き直れない姿に、つい同情して、「ああ、イカン!」・・・(-“-;A
舞台よりTVで拝見する事の方が多かったですが、イードとの凸凹コンビ、好きです。
ハラシンさん、ビックリするほど似合ってたわ~、成程「お大事なのよね」な、訳よね~(笑)
表と思えば裏~、裏と思えば表~
同じ場面を見ていても、見えているモノが同じとは限らない世界を反芻しながら、お題へ。
1.『キャンディード』も3要素が揃っている気が・・・アレもヒット作?、、、o(゜◇゜o)ホエ?
ご出演版は観ていない『Sweet Charity』、ご出演作以外では『The Life』、『にしむくさむらい』
2.お下品で時々スネ夫になる、惚れた女には一途で純情な博打うち。理由:観た印象&博徒と呼びたい。
3.日本のジェスチャーから連想されるのはスリ、ですね。英国の話ですが敢えて。
皆様のコメントを拝見するに、谷川さんの新訳本、2と3についても触れられているのですね。
解説の方はまだ読んでおりませんので、後で読んでみます。
ああ、マクヒースは脱獄じゃなくて流刑でしたっけ。
もちろん、上演は観たことないですが、
ナクソスから「ポリー」の音源はでてます。
このまま上演するなら、もっともっとぶっちゃけて欲しいですが…
当時のバラッド・オペラを伺い知ることのできる貴重な1枚です。
S. ARNOLD: Polly
■ アーノルド : バラッド・オペラ 『ポリー』2008録音
ラウラ・アルビーノ(ソプラノ)
エヴ・レイチェル・マクロード(ソプラノ)
ジリアン・グロスマン(ソプラノ)
マリオン・ニューマン(メゾ・ソプラノ)
ロラリー・カークパトロック(メゾ・ソプラノ)
バド・ローチ(テノール)
ローレンス・ウィルフォード(テノール)
アンドリュー・マホン(バリトン)
マシュー・グロスフェルド(バス)
ジェイソン・ネデッキー(バリトン)
ケヴィン・マロン/アラディア・アンサンブル
NAXOS/8.660241
http://ml.naxos.jp/album/8.660241
文学座の俳優さんと言えば、先週は山森大輔さんのシュトラッサーがあまりにどんぴしゃりで、
同じ芝居に3回通いました。
娼婦部門(笑)で、ブレヒト劇で私が一番好きな『母・肝っ玉とその子供たち』を挙げます。
今、劇場ロビーで過去の新国におけるブレヒト劇上演VTRが流れています。
たかちゃんのシェンテ(これも娼婦)とシュイタ、大竹しのぶさんの肝っ玉おっ母、ヴトケのアウトゥロウイ…全部観ているので、“再会”があまりに懐かしくて嬉しくて立ち止まって凝視してました。
「戦争は商売」と三十年戦争最中を生き抜く肝っ玉おっ母アンナと「女」を食い扶持として生き抜く娼婦イヴェット。
対極にありながら悲惨極まりない女達にも情をかけず、観る者を笑わせ、自業自得だとまで思わせるブレヒト劇の距離感がたまらなく好きです(笑)。
この作品も谷川先生新訳で上演され、菜津子さんのイヴェットは秀逸でした。
前出のベガーズオペラ続編『ポリー』で、マクヒースは脱獄ではなく西インドへ追放だったと思います(^_^)そして海賊となり、ジェニーダイヴァーの海賊商会に入ったあげく重婚。
ポリーはマクヒースを探しに西インドまでやって来て、最終的にはマクヒースは処刑され、ポリーは西インドの王子コーウォーキーと結婚。
と、こんな風に記憶してます。変態なので(笑)、ベガーズ日本初演の時にテクストを読みました(ばか)。
おかやまさんは映像ではよく拝見していました。舞台では初めてです。
空間の“捌き”の巧みさに脱毛、いや脱帽です。
亀田くんは文学座で多々拝見しています。
そっか〜。亀田くんの方が佐川くんより一期上かと思い込んでました。
そして、アートスフィアでのモンテが初舞台だったんだ!と改めてびっくりしました。
多分この時はまだ研究所を出たばかりだから、大抜擢だったんですね〜。めっちゃ納得。
亀田くんの芝居の魅力は「目」だと思っています。大好きな座員さんです。
そう言えば、何年か前に亀田くんから暑中お見舞いが来たことがあったな〜(爆)。
たまたま読んでいた本公演の資料に、文学座演劇研究所開設50周年アンケートってのがありましてね。
「研究生時代を一言で」という質問に
佐川くんは「妄想過多の自己満足」
亀田くんは「逃げ腰」
(笑)(笑)(笑)
教授、ご本人達に是非ツッコミしてくらはい。
Have a lovely day!
教授、おはようございます!
お休みのところ、「ドロボーズ・メンバー」ご紹介 <1>記事の更新ありがとうございました!
ドロボーズは気になっていたので、嬉しい記事です。(^O^)
マサイアスのメッキーに対する態度、おもしろいなぁと思いながら観ています。
演技も台詞もナチュラルで本当にお上手ですね!
最後の方の、あるシーンでの歩き方がとってもツボです。ヽ(*´∀`)ノ
ジェーコブさん、いい味が出ている役柄ですね。(^^)
お顔にもスケールの大きさと優しさがにじみ出ている印象があります。
色々なシーンで、台詞がない時でもつい目を追ってしまっています。
お大事極まりないお題 :
1 思いついたものはすでに挙げられていたので、省略します。
2 舞台の振る舞い等を見た印象での、私の妄想のマサイアスです。(^^)
割り当てられた地区で、ピストルと達者な口(特に文句 笑 )を武器に、人々を脅かしながらお金(コイン)を巻き上げる泥棒。
実績はいい方だが、メッキーに反抗することが多いのが難点。
3 舞台を観て本を読んだ印象での、私の妄想のジェーコブです。(^^)
お金はマサイアスにまかせ、自分の鉤指を武器にひたすら寝ている紳士の金時計を盗む泥棒。
仕事ぶりと実績はたいしたことないが、メッキーにとって扱いやすい性格のため、行動を共にすることが多い。
今日も楽しくファイトです♪
ドロボーズぅ〜☆*:.。. o(≧▽≦)o .。.:*☆
この写真のマサイアス、なんか…キュート〜(* ̄(エ) ̄*)ポッ
おかやまさん!あたくしにとっては〜カタツムリさん〜なんざんすヾ(*´▽`*)ノ
大好きだったなぁ〜「フロッグとトード」ヽ(・∀・)ノ
お大事極まりないのか〜えっとですね、今週は…ガーガー、思考…カイロが…あゔっ…ぶちっ。
こんばんわ。
1だけ解答。
泥棒と乞食と娼婦が登場するだけならキリがないので、
文字通りの「オペラ」かつ「主人公が泥棒か乞食か娼婦」という条件で解答。
★主人公が泥棒
ヴェルディ作曲「群盗」伯爵の長男が弟の策略で山賊に身をやつし、父と自分を陥れた弟を成敗する。
ロッシーニ作曲「泥棒かささぎ」召し使いの女性が銀食器を盗んだと逮捕されるが、犯人はかささぎで、巣から食器が発見され、ハッピーエンド。
★主人公が乞食
ジョン・ゲイ作「ベガース・オペラ」主人公が落ちぶれて乞食同然になる話しは多いが、最初から乞食が出てくるのは、三文オペラの元になったこれしかなさそう。しかし、ピーチャムは乞食でなく、故買屋と書かれています。ジェニーにあたる役は賭博場の女主人。
ひとつ、面白い事を。
この作品には翌年「ポリー」という続編があり、マクヒース(メッキーに相当)は脱獄して海賊になり、舞台はカリブ海へ!すったもんだあって、ポリーはなんと、酋長の息子と結婚するハチャメチャストーリーなんざんす!!
是非、誰か「続・三文オペラ~カリブ編」曲書き直して、腰ミノで上演してください!
★主人公が娼婦
ヴェルディ作曲「椿姫」高級娼婦ヴィオレッタと田舎の金持ちの息子の恋。
オッフェンバック作曲「ホフマン物語」詩人ホフマンを誘惑する魔性の女、娼婦ジュリエッタ。
マスネ作曲「タイス」アレクサンドリアの娼婦タイスが出家して聖女になり、このため彼女を好きな修道士は尼寺に入るタイスと永遠に別れなければならず、苦悩する話し。
ベルク作曲「ルル」希代の悪女ルルは結婚詐欺まがいの結婚を繰り返しながら、娼婦に落ちぶれ、最後は切り裂きジャックに殺害される。
プッチーニ作曲「蝶々夫人」蝶々さんは正式な結婚と思っていたが、ピンカートン側から見たら、芸者の蝶々さんは娼婦。
有名でない作品は無数にあるから、探せばもっとあるでしょうが、ひとまずおやすみなさい。