2011年3月26日。ほどよく晴れ。
ハロー・ベイビーズ!!ご機嫌はいかがか?「ゾロ・ザ・ミュージカル」の公演回数が残り片手、そう5回になってしまった。熱く激しく逞しくカリフォルニアの大地で生きて来たのだが、今となってはその全てが感慨深い。この作品には多くの宝物をもらったような気がする。役者として。人として。男として。
大阪のお客様は舞台から見ていてとても面白い。カーテンコールでは即座に立ち上がって踊りたいらしく、目で合図を出すとめっちゃハイスピードで立ち上がるのだ。「俊敏」もしくは「どう猛」としか言いようが無い。「なんでもっとハヨ~立たせてくれへんのや!」という猛り狂った表情の方もいる(笑)。大阪はやはり日本のスペインや。
では本日のご紹介だが、ついに登場!上條恒彦さん。乗組員からは「ジョーさん」と呼ばれている。俺にとっては、「おとっつぁん!」でもある。え、なんで「おとっつぁん」かって?それは、大地真央さん主演の『マイ・フェア・レディー』での呼び名や。昨秋、ゾロの稽古に入る直前まで俺もヒギンズ教授を演じていたが、真央さん演じるイライザが、実の父、アルフレッド・ドゥーリトルに対して「おとっつぁん」と呼ぶんだ。ああ懐かしいなあ。
そのジョーさん。言うまでもないが日本芸能界・演劇界の超重鎮だ。個人的には「3年B組金八先生」の社会科の先生が大好きだった。また「出発(たびだち)の歌」の大ヒットで歌い手としての金字塔も打ち立てている。芝居への出演も数多く、なんと森繁さん時代に「屋根の上のバイオリン弾き」で主役のテヴィエも演じておられるのだ。すごい。
ジョーさんはとても男らしく、優しい方だ。「あそこの台詞はもっと大事にした方がいいよ」とか「君の声は素晴らしいね」とか「もっと相手の言葉を聞いた方が良いよ」とか、共演の役者に対してどんどんアドバイスをして下さる。これは意外に難しいことで、思っても言わないことが多いのだ。ジョーさんが誰からも愛されるのは、こういう率直さや勇気があり、なおかつ愛情深いからだと思う。もちろん俺はジョーさんが大好きだ。
ジョーさんの言葉は、やはり重い。説得力がある。大袈裟かと思われるかもしれないが、大先輩の言葉は、まさに「天」の言葉であり、その存在は時に「神」のようでもある。なんだか敬虔なクリスチャンみたいやな(笑)。
はい担当班発表です。
『天神班』
うまそうなネーミングでございます。では劇場に向かいます。
☆☆Zorro The Musical☆☆大千秋楽おめでとうございます♪
初めて出会った私たちのラモ~ン閣下。素敵でした。
最後まで、生き抜いて下さい!!!
遠いお江戸からパワ~~~送って応援しております。
本日ご覧になる皆様、どうぞ道中はお気をつけて。
梅芸に行けない方々の分まで盛り上げて下さいませ。
そして何よりも楽しんで来て下さい♪♪
Have a Beautiful Day!!