ふ~。オハヨウ。
『Chess in Concert』の稽古は、いよいよ大詰め。昨日いっぱいで2幕ラストまで到達した我々。そう…通しの直前まで来たのだ。一応念のために「1幕を復習しましょうか?」という荻田監督の言葉に従いやってみた。
みんな、誰も彼も、立ち位置の3分の1は忘れていた(笑)。
ここまで来てもフリーダムぶりは変わらずの現場ですが、昨日の一押しフリーダムネタは「マテカマラス」先生の「~~~待ち」事件です!!!とうとう時が来ました(笑)。
1幕中盤を、部分的にちょこっと通してみようかということになり、超絶難曲『カルテット』を含むセクションを通していたのです。人の旋律を聴いては行けないくらい独立した自分のメロディーを必死に歌う僕等。頑張った成果が出ました。完璧にできたのです!通しですから、次のアービターの台詞が来るはずでした。
が….
「やった~~~~。できた!完璧にできた~~~~」
腹の底から雄叫んだのは…そう…お気づきのようにマテでした。
「え?通しですからアービターさん台詞をお願いします」と荻ちゃん。
「…ああ…でもでも….ワタシハ…嬉しかったんですね~」照れながら言っちゃいましたマテちゃん。
カルテット症候群で顔に縦線が入っていた一同の緊張感がほどけ….大爆笑。•゚・✿ヾ╲(。◕‿◕。)╱✿・゚:✲:
まさかの「マテの雄叫び待ち」でござ~ました!!!
こんなキュ~トな俳優、いますか?
そんなマテさんですが、素晴らしいインタビューを残しています。 All AboutoさんというWeb Siteをご覧下さい。チェスは1980年代の米ソ冷戦下のお話。アメリカとソヴィエト連邦という「ツートップ」がしのぎを削りNo 1を競っていた時代。どちらが先に月に行くのか?どちらが最強の軍事力を持っているのか?どちらがオリンピックで金メダルを多く取るのか?どちらが!!どちらが!!どちらが!!
一触即発の危険の中、世界は時代を歩んでいたのです。
若い方は生まれた時に、すでに「冷戦」は過去の話しだったかもしれませんが、現実的に肌がピリピリする想いだったんですよ。
その空気の中で行われたチェスの「ワールドチャンピオンシップ」。アメリカ代表のフレディーとソ連代表のアナトリーが、国に威信をかけて闘ったわけです。つまりお互いに「負けてはいけない」試合だったんです。国からの圧力の下、勝たなければいけない義務が2人を蝕んでいく。そんな背景を知っていると『チェス』はもっと面白く見られます。
冷戦下を共産圏で現実に生きたマテの言葉はリアルです。
~~~私は共産圏を体験しています(注・ハンガリーはマテさんが13歳だった1989年にハンガリー共和国となるまで社会主義国)。当時の共産圏のプロパガンダは「私たちは君たちを西側から守っているのだ」というものでしたが、国境沿いの川では兵士が立っていて、不思議なことに西側ではなく僕たちに銃を向けていました。観光船のようなものがあり、西側に亡命したい人はそこから川に飛び込みましたが、船には秘密警察が乗り込んでいて、飛び込んだ人を容赦なく撃っていたというビデオを見たこともあります。異様な光景でした。
56年には多くのハンガリー人が亡命しましたが、帰国しようものなら即、逮捕されて刑務所行きです。それでも故郷を思う一心で、刑務所行きを覚悟しながら戻った人もいる。『チェス』には亡命した人物が「祖国を愛しているけれどもう戻れない」と歌うナンバーもありますが、こういう背景を知った上で聴くと、とても重いナンバーに聴こえるのではないでしょうか。表向きにはチェスの試合に恋愛模様が絡む話ですが、私には、対立する体制の人々が対話をするチャンスを与えられる物語に思えます。
――マテさんにとっては軽々しく扱えない作品なのですね。
国境を作る、人間を隔てるということは、人間が考え出した一番悲しいことなのではないかと私は思います。人間は本来、相互理解ができる筈。作られた憎しみの背景には、ゆがんだ政治があります。戦争映画を見ると、例えば敵を殺した兵士が相手の亡骸のポケットから、家族の写真を見つけるシーンがよく出てきますよね。僕はこういうシーンを見ると「ああ、人間の心は国など関係なく、みな同じなのだ」と胸を打たれます。民族だとか国籍といったことは、表面的なこと。人間は本来皆、同じなのだと認識できれば、世界はもっと良くなるのではと、僕は切に思うのです~~~~~
もっと詳しい言葉がコチラに掲載されています。是非読んでみてね!
★All About さんサイト
~ StarTalkVol.4 世界が舞台の「冒険家」マテ・カマラス ~
今日は本当の通し稽古。喜ばずにちゃんと通せると思いますか(笑)?
お題:冷戦の中、海外旅行などに行って「その空気」を体感した方いますか?僕の友人はトランジットでモスクワに寄った時に、迂闊にもとある扉を開けたら、銃を
もった方々に取り囲まれてしまい、一気に酔いが冷めたと言っていました(うそ~ん)。
もった方々に取り囲まれてしまい、一気に酔いが冷めたと言っていました(うそ~ん)。
もしくは冷戦から浮かぶイメージはありますか?例:どちらが先に冷や麦に口をつけるのか…おとんとおかんが冷戦でした(笑)。など。
皆様、素敵で貴重な体験談をありがとうございます。あ、一部秀逸なボケ回答の方もいらっしゃいました(笑)。どちらもありがとうございました。✲゚。.(✿╹◡╹)ノ☆.。₀:*゚✲゚*:₀。
冷戦下の空気を想像しながら、我々チェスカンパニーは時を歩んでいます。絶賛通し稽古中です。セカンドヴァージョンは….すべての面でかなりの進歩があるような気がします。
お楽しみに!
マテ!はウエイト、
オテ!はシェイクハンド
@ドッグトレーニング U^ェ^Uワォーン
前回のチェスコン頃にも同じようなコメをしたかもしれないけれど
小1の時に当時の「ソ連」「モスクワ」へ今は亡き父が
長期出張となり、羽田!に見送りに行ったなー。
たぶん、当時のパスポートは黒かったはず。
誰が教えたワケでもないのに、アメリカはいい国
ソ連は悪い国となんとなく子供心に思っていた。
(親も教師も言わなかったのにね…)
イデオロギーなんてことは、もちろん、まだ分からないのだけど
アメリカは自由な国、ソ連は自由のない国みたいに思っていたのかな~
私がツアコンになったのは、1989年春。
その秋にベルリンの壁は崩壊し、90年東西ドイツ統一。
10月3日ドイツ統一記念日にドイツに居たけれど
宿泊はミュンヘンで、お客さんをオクトーバーフェストに送り出したあと
テレビでベルリンの様子を感慨深く眺めてました。
90年前半はチェコスロバキア(分断前)・ハンガリー・オーストリア
「東欧三カ国」の周遊ツアーによく添乗していて
(92年がモーツアルト没後200年ということもあり)
ホント「西側」と「東側」は走行中の反動が違うことで分かりました。
インフラの質が全然違ったんですね。
それでも、ある程度自由化となって
ウィーンに、東欧圏から古いバスに乗って観光客がやってくるようになった。
お金がないから、公園付近にバスを止めて寝泊りしている。
洗濯物が窓にかかっている。
レストランにも行かない。ウィーンのガイドさんが
あまりにも貧しい(私たちの基準で…)というか
質素な様子に、思わず果物でも差し入れしようかと思ったと言っていた。
かつては大オーストリア帝国の同じ民だった人々。
兄弟だった国、大ハプスブルグの歴史をひと目見ようと
貧しい節約旅行だけど
(たぶん、10日間で2万円くらいの所持金しかないだろうと)
でも、ピカピカの好奇心で、そして「自由」を手に入れてやってきた。
そんな姿に、私もしみじみ思うところもあったり
逆に、東欧圏を走る時はプラハの春やハンガリー動乱などに想いを馳せたり…
モルダウは小中学生の頃は合唱コンクールで歌う曲ー程度の認識しかなかったけど
ツアーの車中では「わが祖国」のアルバムを流してました。
この曲を聴きながら眺めるモルダウ(ヴルタヴァ)川の景色は
忘れることはありません。
・・・と長くなってしまいましたが
欧州で、アジアで、中近東で「国境線」があるが故の
様々な出来事を体験・体感し、また国や民族が異なるが故の
多様な文化や芸術、建造物、食事!!を味わうこともでき。
通貨がユーロじゃなかった頃の方がよかったな~とか。
帰宅したら、男子は終わっていたけれど、ちょうどフィギュアの放映で
BGMにアンセムが流れていた!!
今宵も良い睡眠をとってね!お稽古乙~~~!!
一孝さま(≧▽≦)こんばんは。
今日も遅番中の阿波っ子です。
chess in concertのお稽古も、オーケストラと合わせですかぁ!
本番まであと少しですねぇ。
マテさんの雄叫び、わかるような気がします。
私も、阿波踊りの練習で
ようにたことあったから!
怒られたけどね。(笑)
一孝さま(≧▽≦)
体調には気をつけて下さいませ。
石井さん、おはようございます(^^)
昨日も色々と遅くまでお疲れさまでした(__)
今日はオケ合わせですか♪
前回よりも人数が増えるそうですね。
またお時間ある時に様子を教えて下さいね。
ちゃんと食事してますか?
気をつけて行ってらっしゃーいヾ(^_^)
みんな、貴重な体験談と面白身近冷戦ネタをありがとう!楽しいなあ。
マテが語るように…冷たい時代の中のストーリーと思って『チェス』を見ると、この作品をもっと深く理解できると思います。
明日はオケ合わせ。オーケストラの編成が楽しみなんや。
おやすみ。
こんばんは?
今日は何待ちだったんでしょう?
マテさん、素直でカワイイですね。
読んでて癒されました(((o(*゚▽゚*)o)))
子供時代は私たちには想像できないような状態が
日常だったのでしょうか。
ロシアにもハンガリーにも行ったことないですが、
クロアチアで紛争の爪跡をみて、つい最近まで
戦争が行われたことに心が痛みました。
クロアチアを陸路で移動するとボスニアヘルツェゴビナを
通過するのですが、すごいライフルを携えた人が路線バスに
乗り込んできてパスポートチェックをすることが
日常なんだとびっくりしました。
本当にマテさんの言う通り人間の心はみな同じなのに
なぜ民族や宗教の違いでいがみあうのか、そこには歪んだ政治と
それが当たり前だと思わせる教育のせいなのかなと
いろいろ考えてしまいました。
また違う目線でチェスが観られそうです。
日常生活での冷戦は周りにいろいろありますよ〜(笑)
では、またお稽古レポート楽しみにしてますね。
おやすみなさい。