『愛と青春の宝塚』…三木たかしさんメロディーをもう一度

7月20日。
 
20年前は夏の最高気温が30℃くらいだったらしい。そう…僕等の記憶にあるあの暑さだ。仲間達と食べたかき氷の甘さとシャリッという氷を弾く音。火照った身体にそよぐ涼風とその風になびく風鈴の優しい調べ。妙に懐かしいプールの塩素臭と子供達のはしゃぎ声。街中にさんざめく蝉の大合唱と胸に疼く刹那。
 
10年の時を超え、我が国は40℃という壁をも超えようとしている。
 
この国の現実と寄り添い、闘い、歩み、学び、生きていきたい。三銃士さながら『1人はみんなのために…みんなは1人のために…』の言葉が今日も胸にリアルに響く。
 
 
7/28 に開催するミュージカル・コンサート『Talk & Sing & Act』の選曲と練習の毎日なのだが、この作品の曲を歌ってみようかと思っている。
 
 
『愛と青春の宝塚』
 
 
2008年の12月 新宿コマ ラスト公演を飾り、その後3ヶ月にも渡る全国公演を達成した「ジャパニーズミュージカル」の名作だ。俺は初演に出させていただいたのだが、紫吹淳ちゃん 湖月わたるちゃん 彩輝なおちゃん 貴城けいちゃん の4人で結成した「T4」という美しいユニットも素敵だった。尊敬する鈴木裕美ちゃん(演出家)の指令の元、大石静さん(脚本家)の紡ぐ愛と哀しみの壮大なストーリーを生きた。戦前戦後の宝塚が舞台であった。
 
この作品が好きな人!!
 
俺はこの作品がめっちゃ大好きでね。今でもこの作品の仲間には「影山です」なんてタイトルでメールを打つこともある(笑)。あ、さとしさんと祐二には「アラミスです」だな(爆笑)。
 
久しぶりにDVDを見て曲を復習していたら、どの曲も瑞々しく力強く生きているんだよね。作曲は「三木たかしさん」だ。ご存知のように日本の誇る大作曲さん。本当に残念なことだが、『愛と青春の宝塚』を書かれてまもなくお亡くなりになった….。「三木さんの曲が大好きなんです」って面と向かってお話させていただきたかったなあ。
 
 
代表作は冗談じゃなく星の数ほどあって、石川さゆりさん『津軽海峡・冬景色』、森進一さん『北の蛍』、テレサ・テンさん『時の流れに身をまかせ』、坂本冬美さん『夜桜お七』から浅丘ルリ子さん『愛の化石』、西城秀樹さん『ブーメランストリート』『君よ抱かれて熱くなれ』、『アンパンマンのマーチ』まで多種多様。どの曲も珠玉のメロディーが詰まっている。まさに天才作曲家だね。
 
 
ミュージカルの作曲にも精力的で、四季作品を数多く手掛けていらっしゃる。
 
『ユタとふしぎな仲間たち』、『わが青春の北壁』、『ドリーミング』、『夢から醒めた夢』、『新・はだかの王様』、昭和三部作 (『ミュージカル李香蘭』、『ミュージカル異国の丘』、『ミュージカル南十字星』)
 
みんなは三木さんのメロディーはお好きですか?俺はもっともっと三木さんメロディーを歌いたかった…。
 
だから28日に歌います(笑)。
 
さあ何を歌うのでしょうか?
 

36 thoughts on “『愛と青春の宝塚』…三木たかしさんメロディーをもう一度

  1. maki

    ああ、昭和三部作。
    そんなミュージカルがあるんですね。
    絢さんのお話を読んでるだけでも胸が詰まりそうです。
    「愛と青春の宝塚」をYouTubeで拝見した時も、こんな題材のミュージカルがあったんだと驚きましたが、他にも昭和の激動期を美しい音楽に乗せて描いた作品があるんですね。
    本当に私はまだまだミュージカルは初心者です。
    もっと色んな作品に触れていきたいなと思います。

  2. Zoccha

    私自身はすでに自分自身にすら執着無いので、
    プライドもへったくれもないし、
    てんとう虫が目の前の葉っぱを食べるが如く、
    あるがままを生きているだけです。
    目の前にすごいご馳走やすばらしいワイン、最高の芝居、大好きな人があったり居たりしたら、
    めっちゃありがた~い!!とは思うけど、でもそれだけ。
    さほど執着無いから、家に来た人が「あ、これ素敵!」って言ったら、
    「どうぞどうぞ、差しあげます!」ってたいていの物はお嫁に出しちゃう。
    誰も私にお嫁に来てと言わないのが、いまだ修行が足りないようで、少々ひっかかるのですが(笑)
    とにかく、執着無いと楽です。
    インド哲学、それから派生した仏教とも、悟り=執着がないこと。
    悟りのための修行は必要ですが、「絶対悟るぞ」と思って修行すれば、それは執着。
    かなりの高僧でもここを間違っていることがある。
    「誰かのために・・」というのも、「そうする自分が好き」とかそれ自身が執着・・でないなら、
    気楽に言いますし、実際に行なっています。
    チベット仏教のほとんどすべてが一切衆生のための祈りで、
    一切衆生には自分も含めなければならない。
    だから、チベット仏教徒的には、「誰かのために・・」の概念には、
    「自分のために・・」を含めなければなりません。
    自分は後回しで、自分以外の一切衆生の幸福を祈ることは有り得ません。
    まずは自分のために生きるのは、生命をこの世に受けたものとして、人でも動物でも当たり前。
    だから、それが出来てから「みんなのため・・」でいいのです。
    チベット仏教的に見れば、教授もさいわいさんもどっちも正しい。
    ~一チベット仏教徒としてのコメントでした。
    仏教は宗教と言うよりは「生きるための哲学」と考えています。

  3. 赤津崎です

    Tragedyさん、書き込みありがとう。任務完了しました。またお越し下さいね。
    三木メロディー大好きです。

  4. maki

    私、さいわいさんの仰ってること分かります。
    人間本当に苦しくて辛いことほど、人に言えなかったりしませんか?
    だって他人には解決できないことが分かってたり、かえって余計な気を使わせたくなかったり。
    結局は自力で解決しないといけない時、1人であることを痛感します。
    一生懸命自分の為に生きたっていいじゃないですか。
    そんなさいわいさんの存在が、知らず知らず誰かの為になってたりしてますよ。きっと。
    それでいいと思います。

  5. maki

    おはようございます♪
    やはり石井さんのお願いは、地域限定なのでしょうね。
    こちらは晴天です。
    でも朝は過ごしやすく感じますよ。
    そちらの空は、お願いした通り涼しくなりましたか?
    私、思い出しました。
    以前も楽譜の写真で曲当てクイズがあった際、自信満々に答えて当てちゃってごめんなさいコメントまでして、大ハズレしたこと。
    なのでやはり素直に分かりませんと白旗上げておきます。
    三木たかしさんといえば、演歌や歌謡曲のイメージしかありませんでしたから、そんなにも沢山のミュージカルに関わっていらしたとは大変な驚きでした。
    YouTubeで他にも探して聴いてみますね♪

  6. Tragedy

    三木たかしさんのメロディは本っ当っにいいですよね!!
    『愛と青春の宝塚』はもちろんですが、私は『南十字星』も大好きですヽ(*´∀`)ノ
    初演当時、小4だった私がCMで流れている曲の素晴らしさだけで、母に行きたいとせがんで連れて行ってもらった作品なんです。笑
    (因みに、客席に子どもはあまりいませんでした←)
    『愛と青春の宝塚』は残念ながら、TVでしかカズさんの『せんせ』を見ることができなかったのですが、でも、再演は生で観る事が出来ました!
    美しくて、泣けるメロディ。最高です(´∀`*)♡

  7. さいわい

    まず。
    「愛と青春の宝塚」観劇できませんでした。
    ゴメンナサイ。
    でも、その後、テレビ放送されたのを観て。
    はまりました!
    もぉ~、景山先生がプロポーズするシーンなんて。
    カズさんファンとしては萌えまくりですよ!
    いつか、カズさんに、良い お相手ができたら。
    いつか、あのセリフ使ってみては?
    絶対、私なら、即オッケーです!(笑)
    ちなみに、あまり昔すぎて。
    ブログに出てこない気がするんですが。
    昔、大地 真央さん主演の「風と共に去りぬ」のアシュレーも演ってらっしゃいましたよねぇ~?
    私、カズさんのアシュレは生で観劇いたしました。
    なにげに、カズさんのアシュレ好きです。
    で、三木先生の、作品。「夢あら覚めた夢」=はじめて保坂知寿さんを観た作品かも?もちろん堀内敬子さんとのコンビ♪
    が、大好きですが。
    ナンバーなら、『ユタとふしぎな仲間たち』の
    「生きているって、すばらしい」って曲が好きです。(曲名あやふや・・・)
    そして、カズさんの気分を害したらゴメンナサイ。
    今だに、私は、「1人は、みんのために・・・みんなは1人のために」
    と言う言葉が受けつけません。
    ごめんなさい。
    私は「私」と言うフィルターを通してきて。
    所詮、人間は「ひとり」自分を、しっかり持ってなきゃ。ダメだし。
    助けてくれる人もいるけど。
    所詮は「人間ひとり」と感じる事が多々あるので。
    「生きているって素晴らしい」
    ひとりでも、「生きている」だけじゃ、ダメですか?
    誰かのためになれなくて、生きてるだけじゃダメですか?(なんか、私には凹むセリフです。)
    で、私の方も、28日のミュージカル講座を受けるために。
    着々と準備をしているのですが。
    神戸の時みたいな、カズさんと「アラジン」なんかをデュエットできるチャンスは、ありますか?
    まっ、私、カズさんと、そんなに歳変わらないし・・・。
    今さら、この歳で、ミュージカル俳優なんて目指していない、ド素人&かなりの音痴で、カラオケでも歌えませんが・・・。
    ・・・でも、カズさんと、一度で、いいからデュエットしてみたい。
    と言う願望はあり・・・。
    でも、神戸で足が震えて、ダメダメでしたが・・・(笑)
    念のために、課題曲とかあったら。
    気持ちだけ練習しておくので。
    教えて欲しいです。(爆)
    やっぱり、「アラジン」でしょうか?
    私は、「ミス・サイゴン」の「世界が終わる夜ように」を、なにげに1人。練習してます。(笑)
    でも、私は、楽譜が読めないので。鹿賀丈史さんと市村正親さんの「WEST SIDE STORY」のCD持ってますが。
    先日の、ブログの、「WEST SIDE STORY」の説明は、チンプンカンプンでした。(笑)
    できれば、「WEST SIDE STORY」の「トゥナイト」は難解なので、ってか、私、音域アルトで、狭いので。(笑)
    は避けたいです。
    ちなみに、緊張すると歌詞ぶっ飛ぶので。
    歌詞があると、ありがたいです。
    私は夜の部に参加します。
    なぁ~んて、ここまで、コメントしておきながら。
    足が震えたら・・・手、挙げませんけどね!(笑)
    その時は身を隠す!!!(笑)

  8. こちらでもこんばんは。
    『愛と青春の宝塚』好きな人!! はいッ!!
    残念ながら石井さんの影山先生はyoutubeでしか拝見したことがないですが、いつか絶対DVDを手に入れます=3高くて今はなかなか手が出せません(>_<;)
    でも去年の再演は梅田で観ました。震災の直後で、お彼岸の頃でした。
    『ZORRO』と同じく、この公演も一度も中止することなく全国を回った奇跡の公演です。
    私が観た日、滅多に泣かない真琴つばささんがベソをかきながら震災に寄せる挨拶をなさっていたことを鮮明に覚えています。
    「やっぱりこういう時こそ観てよかった」と思いましたし、力をもらいました。
    いいな~!29日に歌われるんですね。他の作品からもおそらく。お聞きしたいです!!
    私は「昭和三部作」、全て舞台で観たわけではありませんが、テレビで見たりCDを聞いたりして、今まで知らなかった昭和史に触れたのは人生で大きな収穫でした。
    『異国の丘』で「明日への祈り」を聞く時はいつも泣きそうになります。年老いた日本兵が、抑留の仲間に遺言を託し、みんなが一生懸命復唱して覚えているシーン。あれは子供心にも衝撃で絶句しました。
    それと、『李香蘭』の冒頭、裁判のシーンの曲も「うわ…やめて…」となります。
    『南十字星』は「祖国」と「別離」。スーッと胸に落ちてくる旋律が切なくて(;_;)
    『愛と青春の宝塚』も昭和三部作もそうですが、日本人にしか語れない、そして現代の我々に直接つながる歴史をミュージカルとして残し、人々に訴えるのはとても尊くて重要なことです。
    激動の時代を生き、理不尽に死んでいった人々が、現代の我々に未来を託したと思うと、背筋を伸ばして生きなきゃと思うと同時に一抹の罪悪感も。。。
    こういう作品、海外公演ができたらいいのにと本気で思います。
    こう考えると、石井さんが出演されている作品は国内外を問わず大切な名作揃いで、改めて石井さんのキャリアの重さを感じます。尊敬します。
    ミュージカル高座、いよいよ来週ですね!練習や打ち合わせなど色々あるかと思いますが、健やかにお過ごしください。
    おやすみなさい。

  9. Zoccha

    あんずさま、どうもありがとうございます。
    パンフレットが紅白あるんですね! 知らんかった~~~
    いやもう、機械的に1部ずつ買って、ほとんど一度も開けもしないで山積み⇒お蔵入り多数・・
    「目方でドン」ないしは「ダンボール箱単位」のコレクターです。
    映画や芝居のパンフなんてかわいいものです。
    特に美術館の図録は分厚いからたいへん!
    あれたった5冊でも箱に入れてうっかり持ち上げようとしたら、ぎっくり腰必至・・・

  10. マリモ

    教授こんばんは!
    「愛と青春の宝塚」好きです。新宿コマ劇場懐かしい~
    なんてったって教授の影山センセが大好きです☆
    以前、四季のソング&ダンス三木たかし作品メモリアル公演をみました。
    三木たかしさんが病床でご自分の歌声をテープに録音したものが舞台で流れ、役者さんが「この声は誰のものかおわかりですか?」と三木たかしさんを紹介されていました。しぼりだすような力の無い声で必死に伝えようとしていることが感じられ、涙が溢れました。
    メイドイン日本いいもの沢山ありますよね。うんあるある。

  11. Rico

    うふふふ~~~。
    教授! 先程しっ~かり見てしまいましたよー!!!(爆笑)
    素敵な曲ですね~♪♪♪★
    残念ながら影山先生は拝見していないので、すっーごく嬉しいです!!!
    聴けるのですね…ね…ね〜。
    もちろんトークは、関西弁デスよね。(^_−)−☆

  12. maki

    ゆっきーさんのコメントを見て「届かぬ思い」をYouTubeで聴いてみました♪
    あははは♪
    ピンポン♪ですね!?

  13. 美香

    カズさん、Bonsoir ☆
    どうですか?譜面書きの進み具合は。
    三木たかしさんの曲もこれからアレンジ&書き書きでしょうか?
    私は四季の曲も聴きたいです。異国の丘の「名も知らぬ人」とか好きです。
    あ、これデュエットでしたね…。石丸さんでよく聴きました(観ました)
    少年のように歌うアンパンマンなんて歌ってくれたらきっと惚れ直します(笑)
    とにもかくにもマッサージに行きつつ譜面書き頑張ってくださ~い☆
    オリンピックどころじゃないですね、カズさん(*^^*)
    Bon huit ☆

  14. あゆみ

    石井さんへ。
    朝は、同じ投稿を5つ位してました(笑)。削除していただき、有り難うございますm(_ _)mm(_ _)mm(_ _)m
    作品じたい大好きですが、石井さん演じる影山航が大好きです。この想い伝わって良かった(笑)
    影山センセ大好きだーーー(≧▽≦)
    ↑↑もう一回言っときました(笑)

  15. maki

    わぁ〜〜♪♪♪本当に!?
    嬉しい〜♪♪♪
    は〜い!はい!はい!
    (*≧∀≦)ノ
    観劇したことないけど好きです!
    今晩は♪
    「愛と青春の宝塚」
    YouTubeで見つけてから、結構沢山いろんなシーンがあることを発見して、見てました♪
    珍しいですよね。
    昔のミュージカルがこんな風に見れるのって。
    話が途切れ途切れだし順不同ですけど、いろんな人間模様や悲しい別れや結ばれる二人に心が揺り動かされました。
    ラストのシーンも見れましたし、影山先生のプロポーズのシーンも良かったな〜♪
    関西風のたれにはウケました♪歌も素敵でしたよ♪
    これは全部通して観劇したら、どんなに感動するでしょうね!!
    観劇された方が本当に羨ましいです!!
    それにしても影山先生は、ドキドキしちゃうほど素敵ですね〜♪
    いいな〜石井さんの影山先生。関西弁も新鮮で。
    そして石井さんの声は、ハモらせたらピカイチだな♪
    誰かのレコーディングにコーラスで参加するとか何かできそうです。
    この楽譜はどんな歌かな〜♪
    こんなに音符があるのに、私には何の歌か分かりません。
    YouTubeで見た中には無かったみたい…。
    でも何でもいいや!嬉しいから♪
    歌う時には、石井さんが影山先生に入り込むためにも、そして我々が影山先生を感じるためにも、ちょっと関西弁で前説入れてくれたりなんかしたらいいんじゃないかな〜♪
    きゃは♪楽しみ楽しみ♪
    ブツブツ頑張ってくださいね〜♪
    あ、そうだ!
    三木たかしさん!
    阿久悠さん同様、子供の頃からいつもテレビで歌の題名と共に出てくるので、見ようとしなくても自然に頭に刷り込まれているお名前です!
    あまりに名曲揃いで選べましぇん!! 悪しからず。
    ではでは♪

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