今日は、若彫シリーズを少し休んで赤津崎の観劇日記を…
まずは泣く子も黙る『RENT』
CDも何種類か持ってるし、映画も見たことある。でもなんと初観劇でしたわたし。
赤坂で上演していたブロードウェイ初演キャスト参加ヴァージョン。つまり映画にも出ているロジャーとマークが参加してるというやつ。スケジュール的に行けるかどうか微妙だったんだけど何とか行かれました。
これが、想像通り、いや想像を上回るほど感動したんだな。やっぱり作品の持つスケールって大事だよね。脚本、音楽、役者、それに照明、音響、衣装。その他いっぱいのセクションが揃ってはじめて上演になるわけだが、作品のスケールはまた別の問題だよな。
『レント』はそのスケールが巨大だと感じた。『レミゼラブル』しかり『オペラ座の怪人』しかりだ。
ジョナサン・ラーソンが生み出した本質テーマの強さがカリスマをもたらしてるんじゃないかな。もちろんロジャー役のアダム・パスカルも良かった。白人ロッカー独特の鼻にかかった発声でおそろしく喉が強い。芝居もナチュラルで好感もてたなぁ。マークも重鎮の佇まい。メンバー一同、めっちゃレベルが高く大満足やった。
続いて、今日初日を見て参りました『ジェーン・エア』
まだ俺がマリウスをやっていた頃、12年くらい前の話、ジョン(ケアード)がポール(ゴードン)を連れて日本に来たことがあった。一緒にご飯を食べたりして楽しかったことを思い出す。その当時、ジョンとポールが手掛けていた作品がまさに『ジェーンエア』で、二人が興奮気味に語っていた。近いうちにブロードウェイで上演するんだ~って。すごく良い作品なんだよ~って。当時まだ劇場でしか売っていなかったCDもいただいた。おれはそれからず~っとそのCDを聴き続けていて、マジで好きな楽曲なんだ。
しかし、それから10年くらいの間、なかなか日本で上演とならず、なんでやらないんだろう?って思ってたところに日生劇場で上演する話を耳にしたという訳。
そして初日を観劇。
心に深く突き刺さった。真実の言葉、真実の音が胸に響いたからだ。ジョンが演出した舞台は、「嘘の無い心の動きに満ちている」んだよ。人間のひとつひとつの感情が派手ではなく、でも確かに届いて来るんだ。これは役者にとって一番大切で一番難しいこと。ジョンはいつもそこに主眼を置いているから「人の体温」を客席で感じられるのだ。すごいよね。
尊敬してやまない人が、やはり今もいつでも凄いって感じられるって、そんな人が身近にいるってことが幸せだよな。
キャストも素晴らしかったあ。たかちゃんは光輝いてたよ。歌もますます上手くなってレディーとしての艶が出まくってた。とりわけ裏声が美しくて、一切の澱みのない純粋な水のような声だった。そう純度100%の天然水みたい。大主役をみごとに演じていた。
大好きなさとしさんもとても良かった。持って生まれた男気とか色気が役に説得力を与えていてドキドキした。ポールのメロディーはこのうえなく美しいんだけど、とてつもなく難しいので歌い手泣かせだが素晴らしかった。これまたさとしさんが裏声を巧みに操っていてオオ~っとうなりました。かっこいい表現だったな。
寿さんや福井さん、ファウストでご一緒させてもらった壤晴彦さん、小西君、それから子役の女の子!みんな大健闘!!感動しました。これから1ヶ月上演してるので是非足を運んで欲しい。
最後にマメ知識(笑)!
ポール・ゴードンのことは実はジョンよりも前に知っていたのだよ。ポールはね、フランク・ワイルドホーンと同じタイプの経歴で、元々ポップス作家なんだ。コレクターの俺は、何十枚も彼が作家として携わっているアルバムを持っているんだな。デニースウイリアムスとかあのマリーンさんに曲を書き下ろしている。そんなわけでジョンがポールゴードンという友達を連れてきた時はエ”~~~~~って思った訳よ。世界は狭いね!という豆知識でした!
岡田浩暉さん?
Wikiしましたら、かなりご活躍の方のようですね。
石井一孝さん?
と、かなりご活躍の人物に「???」だった頃を思いだしました。
yayaさま、ありがとうございました。
(これにて打ち止めです。どもm(_ _)m)
岡田浩暉さんです!(^^)!
(これにて打ち止めすね、失礼致しました)