「ルイサ」と「ジェイ・グレイドン」

昨日、久しぶりにレコーディングというものに触れて来た。

舞台ともライブともテレビ出演とも全然違う緊張感があり、すごく自分を高められる気がする。とっても幸せだった。

実は、今年の夏頃発売される「ランス・ジョー」さんの新譜のレコーディングであった。AORのライターであり個人的に大変仲良くさせていただいている中田利樹さんからのお声掛けだ。中田さんの主催するレーベル「クールサウンド」のアニバーサリー盤で、俺が参加した曲のタイトルは”The Best Is Yet To Come”。

モノの見事にAORファン直撃の楽曲で、爽やかでお洒落で少しソウルフルなとても良い曲だった。作曲はランス。ランスのことは知らない人も多いと思うけど、ハワイに住むAORアーティストで今までに3~4枚アルバムを発表している才人だ。彼はシンガーソングライターというよりプロデューサー的な方で、ゲストヴォーカルに自分の曲を歌ってもらうスタイル。

マイケル・ラフ、ビル・キャントス、デヴィッド・パックというAORファンなら涎を垂らしまくること間違い無しのスーパーゲストがどのアルバムでも美声を聞かせている。ランスは常に高いクオリティーの音を紡ぐ、心優しきアーティストだった。

さて、その”The Best Is Yet To Come”を日本発売するにあたって、”We Are The World”的なアプローチで録音することになったんだ。ゲストヴォーカルは福富英明さん、林哲司さん、石井一孝、そしてランス自身。福富さんと俺が中心になって交互にソロを取って行き、最後はフェイク合戦しなるという仕掛け。

このCDの目玉は、驚くなかれ、ギターソロが『ジェイ・グレイドン』様であること!!!!!!!

ジェイ・グレイドンと聞いて「オ~~」と声を発したあなたは友達です。大好きです。ありがとう。これからもよろしく(笑)。

ジェイは、かのデヴィッド・フォスター大先生と「Airplay」というグループを組んでいた大天才でね。マンハッタン・トランスファーやアル・ジャロウなどのプロデュースを手がけ、もちろんグラミー賞も受賞している方。俺の18番「スペイン」もジェイのプロデュース作品やで。

とにかく興奮覚めやらずの赤津崎です。このCDが発売された暁には「あ~俺、ジェイ・グレイドンをバックに従えてCDリリースしてるから。そこんとこよろしく!」と言えるんだぞ。なおかつ「あの林哲司さんとハモったこともあるんだぞ」と豪語することもできる。ダハハハハハハハ。凄すぎる!!余は苦しゅうない!

 

さて、何人かの方から指摘のあったラモンのセリフについて。

2幕の最後の方で、嫌がる大塚ちひろちゃんに無理矢理口づけするシーンがあったでしょ?忌まわしいキスの後、なんで「マイ・ラヴ」と英語で言うんですか?との疑問だが、俺も最初不思議に思った。でも台本に書かれているのでそこには意味があると思い、自分なりに理屈を考えた。

つまりラモンは、あのシーンでルイサに強引にではあるけどキスをして、ゾロを貶めた自分に恍惚感を覚えているのだと思う。まあ思い切り悦に入っているんだろ。だからゾロに対して決め台詞を吐きたかったんじゃないかな。それで母国語じゃない英語を使ったんだと解釈してました。

日本でも気取ったことを言う時、日本語じゃなくて英語を使ったりするじゃない。「君のプリティーなワイフによろしく伝えてくれないか、ベイビー」とか「アイラブユー。これしか僕の気持ちを伝える言葉は見つからないよ、ハニー」とか。よく使うだろ。

MY LOVE…..わざわざ母国語じゃない言葉を使って去って行くなんて、なんて派手な男。それがラモンだと思います。いかがか?

ただ「ゾロ・ザ・ミュージカル」を見に来た友人から、「キスした後『まいう~』って言うから笑っちゃったよ」と驚きの発言を聞いた。それも一人じゃなく、数人から。

『まいう~~』そりゃぶち壊しだろ!

とんでもない誤解だよ。滑舌が悪かったのかなと思い、そう言われてから意識的に「マイラブ」の「ブ」を「ヴ」に変えて、はっきり発音してました(笑)。俺の変更に気付いた人いるかな?

ルイサとのキスも、ジェイ・グレイドンとの共演も、どっちも美味しい経験ではあったけど「まいう~~」は複雑だな(泣)。

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33 thoughts on “「ルイサ」と「ジェイ・グレイドン」

  1. M班ご入会のススメ

    只今「M班」では春のご入会キャンペ~ン実施中。
    未だzorro症候群から抜けきれないアナタ。
    これを機に「M班」にご入会してみてはいかがでしょうか?
    入会特典として
    kazuさんの投げキッス。。。。
    花粉症マスク 差し上げます。
    奮ってご応募お待ちしております。

  2. えくお。

    赤津崎総督 こんばんは。
    あなたのシモベ名古屋のガルシアです。
    ご無沙汰しております。
    もうすぐLIVEですね!残念ながら、僕は行けそうにありません。ごめんなさい。でも、本当は行きたいのです。ただ、江戸は怖いところと幼少の頃よりたたき込まれ、気後れしております。
    尾張での開催を是非ともご検討くださいませ。
    私はと言いますと、未だゾロ症候群から立ち直れず、辛い毎日を過ごしております。
    ルイサ様はお元気でしょうか?
    会いたくて、愛しくて、苦しくて、辛くて、切ない毎日です。
    どうしたら良いでしょうか?年甲斐もなく胸を焦がしております。
    LIVE直前のお忙しい時に この様なお話し申し訳けありませんでした。
    ただ、日々壊れてゆく心に手の打ちようもなく途方に暮れています。
    何卒良いアドバイスをお願いいたします。
    ♪───O(≧∇≦)O────♪

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