Toto Journey Chicago に酔った夜

久々に大好きな外国アーティストのライブに行ってきた。

いや、外人どころか、そもそもコンサートにあまり行けていない。山下達郎さんのコンサートに1年くらい前に行ったかなあ…。以上、俺の記憶終了です(笑)。そのくらい音楽ライブから遠ざかっている。理由は舞台が忙しかったからっす。

舞台俳優は、稽古と本番の嵐の中に生きているのでなかなか自分の時間がもてないんだよね。マチネ1回の後に見ればいいって?うん、確かに可能性はあるよね。でも身体のメンテナンスをしたり、細々とした仕事をしたり、翌日の公演のために休んだり….けっこう余裕がないんだよな~。

万難を排してやりたいことを我慢して、役者は最高の舞台に挑んでいると思う….あれ?でもフットワークの軽い我慢しない仲間もいるから….誰とは言わないけど….やっぱり人によるな(笑)。

しかし145連休のおかげで、コンサートに行かれました。ラッキ~~~~!

TOTO JOURNEY CHICAGOのヴォーカリスト達が集結して想いでの曲を歌うという、ファン垂涎のヨダレダラダラの名企画!ミュージカルファンの目線で例えるなら、『ファントム』『レミゼラブル』『レント』の出演者達が集結して有名曲を歌いまくる企画!!!ってな感じか。俺って説明上手(爆)。

コンサートは涙チョチョギレル名曲の数々で、たいへん楽しかった。高校時代・大学時代・お中元の配達のバイト時代(笑)が蘇ってきた。トミー・デナンダー率いるバンドも上手かった。

ライブの詳しい解説をしてもうちの塾生はほぼ誰もが「ハテナ」になるので、そこ省略します。ってえ”~~~~~~!?ド~ド~ド~。とにかくこの3バンドの必聴曲だけリコメンドします。

★トト / ロザーナ
http://www.youtube.com/watch?v=z7FoyMek568

グラミー賞6部門制覇の『TOTO Ⅳ 聖なる剣』収録の名曲。ドラムのジェフ・ポーカロとギターのスティーブ・ルカサーの格好良さに土下座したくなる。

★ジャーニー / セパレート・ウェイズ
http://www.youtube.com/watch?v=4YPN0iHprpg

スティーヴ・ペリーは世界一上手いロックヴォーカルの1人。フレディー先生とはタイプが違うけど、同じ人間とは思えないほど偉大なシンガー。天使の高音を自由自在に操る問答無用の天才だ。ニールショーンの魂のギターにもヨダレ大。

★シカゴ / Hard Habit To Break
http://www.youtube.com/watch?v=_BFMM_BVviw

よくできている。とにかくよくできている。デヴィッドフォスターとシカゴの奇跡のコラボレーション。フォスターは、この曲のデモテープを聴いた瞬間に、どこにどうやってどんなストリングスが入るべきかも含め、ありとあらゆるアレンジが全て浮かんだと語っている。神の領域と言ってもいい。こんなに完璧で目映いアレンジはそう無いね。この曲でドンブリ三杯いける。ピーターセテラというリードVOとビルチャンプリン(太い声の人。今回のステージでもひときわ素晴らしかった。大大大ファンです)二人に乾杯!

Toto Journey Chicago


35 thoughts on “Toto Journey Chicago に酔った夜

  1. ブルー

    石井さん、おはようございます(^^)
    ブログ更新と書き込みありがとうございます(__)
    好きなアーティストのライブに行けて良かったですね♪
    そしてAORについてや他のジャンル分けの事も全部ではないですが、以前にも何度かして下さってますが、ミュージシャンの方々の名前が次から次に出てくるたびに?が一杯になっていきますσ(^◇^;)
    ただ何度も出てくる名前は覚えてきた気がします。多分…
    ROLLYさんとのトークショーを思い出します(笑)
    殆ど??な内容でしたが、お二人とも凄く楽しそうに話していたのを見ていて、楽しかったです。
    分からないなりに一生懸命聴きましたよ。
    また、あんな機会があったら嬉しいです。
    色々お忙しいと思いますが、体調に気をつけて下さいねヾ(^_^)

  2. 白猫

    おはようございます(^O^)
    石井教授、わかりやすい解説ありがとうございます♪(*^o^*)
    へ〜(=゜-゜)なるほど(=。_。)と、携帯相手にブツブツ大王になっています(笑)
    微々たる知識しかない私には、脳内でAORとロックを分類するのはまだまだ至難のワザですf^_^;
    でも、石井教授のおかげで、色々な曲を聞きたい気持ちがむくむく湧いています(≧∇≦)
    また、たくさん教えてくださいませm(_ _)m
    それでは、今日も麗しい一日をお過ごしください(^o^)/

  3. maki

    ちょちょちょっとまってください。聞きたいことが…。
    でも今日は大変忙しいので聞けない〜!

  4. オズ

    お、教授から「AOR」解説が。
    そうですね、石井さんの仰るとおりだと思います。
    なので、今回のTOTO、JOURNEY,CHICAGOもグループとしては普通、AORとは言いません。
    CHICAGOはDavid Fosterが80年代前半再生させたバンドで、Davidのプロデュースにより一気に垢抜けたサウンドに変ったためアルバム「16」以降はアダルトなロック、と言えると思います。
    そのDavidがグループではない、ソロアーティストをプロデュースする際たびたび起用したのが当時超売れっ子スタジオミュージシャンだったTOTOのメンバーたち。彼らの演奏は当時ブルース、ロックンロール、またはカントリーばかりだったアメリカのロック界にとても洗練された近代的なサウンドを持ち込んだんです。これが私がよく言う70年代後半~80年前半のLAサウンドです。LAは空気が乾燥していて録音した音もカラっとするらしく、日本人アーティストもLAでレコーディングが大流行しました。
    TOTOはバンドとしてデビューする以前はボズ・スキャッグスのバックバンド的存在であったことが有名です。
    石井さんがよく仰るスティーヴ・ルカサーとはTOTOのギタリストですがスタジオミュージシャンのTOP Of Top的ギタリストで、80年前後、即興でいて歴史的なソロを量産しています。天才です。
    シンガーが違っても、演奏している人が同じならサウンドは似通っていて、それが好みなら、そのミュージシャンを追っていけば、自分の好きな音楽を見つけられる、というのがCD探しの王道で、誰が演奏しているかはCDを買う前に必ず見ます。シンガーは知らなくても演奏者が知ってる面々ならそれだけで買います。ね、石井さん?(笑)
    ここからは石井さんへ。
    直接お話しすることができないので、一方的に書きます(笑)
    石井さんがいつも仰る、好き度を「量」で換算するの可笑しいですね。
    ホール&オーツで飲まず食わず一週間ですか。それ、私もお供します。って頼んでないですね。なら、私はSteve Perryで飲まず食わず一週間語ります!ってほど熱狂的なファンだったので今回のスティーヴ・オージェリーは「う~ん」でした。
    高校2年でEscapeツアーの後半(ワールドツアーの最初が日本、最後も日本)で初めてJourneyを観ました。2時間で23曲とかやったんですが、ノンストップ。レコードより上手い演奏。年間100本以上のライブをやっているNO.1アメリカンバンドの実力に度肝を抜かれました。当時すでにAOR好きでハードロック(QUEENを除く)を毛嫌いしていたのですが、ハードロック大好きになりました♪
    その後の「Frontiers」で3回、全盛期に通算ナマで4回観ています。
    TOTOはファーギー参加時の来日以降すべて。多分今回で9回目かな。一番たくさん観ている外タレです。
    ビル・チャンプリンはいつ観たのかな。ピーター・セテラのソロ?違うな。ジェイ・グレイドンのソロ?(あの時はTOTO脱退後のスティーヴ・ポーカロが参加していた)
    CHICAGOにKeyで入った頃かなあ。(RUN AWAYを一番聴いています)
    相変わらず上手かったですね~。しかし・・TOTOの楽曲など、キーボードの演奏はかなり「やっつけ仕事」でしたよ(笑)「あ、この人だけリハに参加していなかったな?」と思いましたもん。特に「I’ll be over you」。「この曲にハモンド入れるのは止めたほうがいいんじゃ・・」と笑ってしまいました。
    ボビー・キンボールは再加入以来、何度か来日を観ているのであまりビックリしませんでした。が、TOTOは一枚目が一番凄いと思っているので、「Good bye,girl」から始まり、アンコールで「Children’s Anthem」(アンセムと言えば~!?)があり盛り上がりました。
    スティーヴ・オージェリーはまーまーでしたね。ただ、往年の名曲が続き
    ごく最近までJOURNEYとTOTOのコピーバンドに参加していたので、クラシックのごとくキッチリと作りこまれた演奏を生で観れたのは非常に興味深かったです。ただ、ルカサーやニール・ショーンを何度も生で観ている私には今回のギタリスト(スウェーデン人のルカサーおたくとか?)は
    「なんと遅弾き・・」とズッコケました。特に「Faithfully」は後半の猛烈なソロがキモなので、「わちゃ~」でした。
    でも音色は良かったですよね!とても「らしい」音でした。
    イチバンはファーギーでした。あの方確か体操部で、相変わらずスリムな体形。それにしてもなんとハイトーン。キーも高いがトーンが高い。
    ミュージカルをよく観ますが「この音高い~」と思ってもせいぜいB♭くらいですよね?滅多にハイCは超えない。しかし今回は「ハイC超え連発」「ハイF」なども出てきました。ロックは高い!
    「Hard Habit to Break」をファーギーが歌ったのはナイスだと思いましたね。ラクラクでした。また「素直になれなくて」というチョイスでなかったのもナイスです。
    この手の企画ものライブにありがちな、つなぎの悪い感じがなく
    全曲一気に畳み込むように演奏しきったのが良かったですよね。
    大阪も最高に盛り上がりましたよ!(来場者の平均年齢高っでしたが)
    昨年、一昨年のDavidの来日時、「石井一孝さんを見かけるかも」とフォーラムで探しましたが・・ご覧になれなかったんですよね?
    今回は本当に良かったですね。お休み中に、たくさんライヴをご覧になれたらいいですね!
    夜中に長々と、本当に失礼しました。。。

  5. やっぱり赤津崎ゼミは教養が増えて楽しいですね☆
    あの…質問してもいいですか?
    AORは基本的に白人による音楽だと以前おっしゃっていましたね。
    でも人種と言うよりは音楽の性質の分類かなあなんて思うのですが…
    ダイアナ・ロスのバラードや「Touch Me In The Morning」、チャカ・カーン、ホイットニー・ヒューストンあたりはどこに分類すればいいでしょうか。
    本質的にブラックミュージックかも知れませんが、曲によってはジャンルが…??
    調子に乗ってしまいすみません。
    お忙しいと思いますので、お時間が無ければ無視して下さい。
    失礼致しました。

  6. くっきー

    「教授の解説付AORライブ…合宿…笑」
    …良いですね( ̄▽ ̄)
    あれでしょ?夜はRockerな時間にどこまで耐えられるか耐久戦。延々語る教授。
    メモをとり、腱鞘炎でばったばったと倒れる塾生。
    いや、でも8時間寝なきゃいけないから、教授がいつ「落ちて」も良いように、
    ナイトキャップ装着済み、枕を抱っこスタイルで…語る。ひょー。
    し、失礼しました。

  7. akko

    こんばんは、教授♪
    AORの解説、勉強になります!
    昔聴いたことがあって、いいなぁと思った洋楽の曲が
    教授が教えてくださった曲にたくさんあります。
    洋楽は曲名と歌い手がイコールになっていないことが
    多いので…。
    個人的にはエア・サプライの「渚の誓い」が
    好きです。が、何回聴いても
    「making love out of nothing at all」
    がリスニングできなかった私です。
    あと、ジャーニーは「Anyway you want it」の
    曲で高校生の時、ダンスをしたことがあり、
    思い入れがあります。
    またいろいろ教えてくださいね♪
    おやすみなさい。。

  8. newbie

    教授、レクチャーありがとうございます。
    フィラデルフィア、行ってまいりました^^。
    MFSB辺りに^^。
    なんとなくPSM(^^?)わかるような『気』がしてきました(笑)
    PS.soft and mellow♪smooooth jazz♪
    のKKSFはマイ・フェイバリット局でした^^。
    教授、ありがとうございます^^。グンナイ。

  9. くま子。

    教授 こんばんわ
    早速AOR講座ありがとうございます
    「アダルト・オリエンティッド・ロック」
    へ~~知りませんでした。メモメモ。。
    「ソフト&メロウ」どこかで聞いた記憶が・・・(汗)
    今朝こちらを覗いたとき。。あまりのショックに悲しくなった私です
    だって この情報を全く知らなかった上に 6/7も6/9も会場の近くに居たんです。。
    TOTOもジャーニーも好きなのに 何故 チェックしていなかったのかって。。。グスン。。。。
    AORとは全く違いますが今宵は 八神純子さんのライブを聞いてきました。。
    昔と変わらない素敵な歌声にちょっと悲しみが癒された気持ちです。。
    とってもメロージャジーな大人の世界でしたよ
    教授の解説付AORライブもお聞きしたいです。合宿しないといけませんね(笑)

  10. ぽんち

    ふふふっ(^w^)
    本当に『音楽』を語らせたら止まらないですね(笑)。
    『ホール&オーツのことを語ったら1週間飲まず喰わずでも語り続けられると思います。ご機嫌ですよ!』
    ……って、本当に!?
    本当に1週間、飲まず喰わずにしちゃいますよ(笑)!!
    でも、もしチャレンジしたら、意外にクリアしちゃいそうで怖いかも(爆)!!

  11. け~こ

    いやぁ~ホント勉強になります~(^-^)
    クリストファー・クロスは前にも書いた気がしますが、「なんてきれいなメロディーと透き通るようなきれいな声なんだろう~♪」と思ってレコード買ってびっくり。
    こ、この人がこの歌を!?みたいな。
    きっとkazuさんが昔、QUEENのヴォーカルはこの人と思っていて違った時の衝撃と親戚だと思います(笑)
    ではkazuさん。明日もまた良い音楽を♪(^-^)/

  12. 教授より

    白猫さん、そして塾生のみなさん。
    AORは「アダルト・オリエンティッド・ロック」の略で、大人向けのロックみたいな意味です。1976年〜77年くらいにできた言葉で、「ソフト&メロウ」などと呼ばれていたこともあります。ボズ・スキャッグスの「シルク・ディグリーズ」がその先駆けかな。かの有名な泣く子も号泣する(笑)名バラード「We Are All Alone」が入っているアレです。エア・サプライやトトやクリストファー・クロス、ボビーコールドウェルが代表ですね。
    10CCの「I’m Not In Love」は人類の大いなる遺産と呼ぶべき大名曲で、僕も激好きです!曲としてはAORと言っても問題ないですが、10CCはバンドとしてはAORとは言わないですね。やっぱりカテゴリーは「ロック ポップス」系ですね。すっごく良い、深い味わいのバンドですよね。フリートウッドマックもAORとは言いませんね。やっぱり「ロック」かな、ジャンルは。「噂」というアルバムは音楽史を変えるくらい売れましたよね。
    ホール&オーツも曲によってはAORですね。サラスマイルやウェイトフォーミーなんかAORタッチです。David Fosterが2枚プロデュースしてますからね!!
    でもジャンルとしては「R&B系のRock」かな。ダリル・ホールはフィラデルフィアソウルの申し子ですからね。ホール&オーツのことを語ったら1週間飲まず喰わずでも語り続けられると思います。ご機嫌ですよ!

  13. うりぼう

    石井さん、こんばんは★
    洋楽ライヴ、行けて良かったですね! 音楽や匂いって、その時の情景が蘇りますよね。石井さんがとびきり楽しい時間が過ごせて良かった良かった(^.^)
    石井さんのオススメ拝聴してまいりましたぞよ。TOTOとJOURNEYは聴いた事ありましたが、CHICAGOのこの曲は初耳でした。で、石井さんがドンブリ三杯いけるってんで、3回聴きましたょ(^^; 石井さんが涙チョチョギレてる所が見たかった(笑)

  14. P子

    145連休。イシイ GO!気の向くままにどこまでも!な連休とか!?
    絶賛満喫中♪楽しそうですね★
    説明上手な石井さんのおかげで、今日も知らない世界を満喫できました(笑)
    聞いたことはあったけれど、私がタイトル覚えてるわけなかった~♪という曲たち(爆)
    音楽って、そもそもは、人の声による単純な歌、とかが始まりですよね。楽器もなくて。メロディーもままならないような。
    最初は、祈りだったり、祭りで捧げる奉納の歌。とか。
    そんなシンプルな所から始まって、時代や国を越えて。様々なジャンルができて。こんなにも多彩な音たちが、色々語り合うようになって。
    凄い進化ですな。
    マニアックな語り、お聞きしたいですが(^_-)

Comments are closed.