「わたしはこの曲 名曲だと思う」

6月9日。おはよう。こみあげる悲しみにうつむいた空。泣きだしたいのに泣きだせない翳りある横顔。

石井の手掛けた山野楽器さん『Jam Spot』の全貌(全68回)が、世の中の鋭敏書き込みシスターズの結束により、つまびらかになった。なんのことかお分かりにならない方は昨日のブログをご覧いただけたら幸いです。

さて第3回は、結局、曾我泰久&石井一孝『Melodies for you』と、真琴つばさ&曾我泰久『ふたり…』をリコメンドしたとのこと。うん、そうだったそうだった。

第39回は、『オペラ・ド・マランドロ』石川梨華ちゃんのユニット Hangry & Angry を取り上げたのだった。そうそう、それだよ!って自分で覚えてなさいよ!

塾生のみなさま、とにかくありがとうx100000000。

では昨日の続き。

第6回…伴都美子『VOICE~cover you with love~』

うわ~懐かしいなあ。人生初の顔中ヒゲヅラになった『ブルックリン』での出逢いだね。俺はベトナム戦争ですべてを失った男 テイラーを演じていた。シルビア姉さん(俺のが年上 笑)と夫婦で、熱いキスシーンもあった。今やシルビアといえばアンヌ王妃ですな。

伴ちゃんは主演のブルックリン役を体当たりで演じていた。俺の娘役だったので、稽古場で「あ~でもないこ~でもない」って何回も話し合ったね。みるみる素敵な演技を身につけて行ったことを覚えている。Do As Infinityが好きだったから嬉しかった。このアルバムはカヴァーアルバムなんだけど、めっちゃかっこいいよ!

第7回…大島ミチル『映画音楽ベスト』

たいへんお世話になっております、ミチルさん。俺のサードCD『In The Scent Of Love』を一緒にアレンジし、共にプロデュースして下さった天才音楽家 ミチルさん。泣く子も黙る経歴の持ち主だが、ミチルさんは普段けっこうポ~っとしているのだ。ホンワカさんや。「ウッディー・セッション」という弦楽四重奏(ヴァイオリン、ビオラ、チェロ、コントラバス)+ピアノでミュージカルを歌うというコンサートもミチル師匠と5回くらいやったなあ。ミチルさんは最近は海外でも大活躍されている。画面を見ると勝手に音がうかんでくると言っていました。曲が書けずに悩んだことがないと….。すごすぎや。崇拝しています。

シルビアとデュエットしている『In The Scent Of Love』を書き下ろした時、まっさきにミチルさんに聞いていただいたのだが、「わたしはこの曲 名曲だと思う。カズちゃんのソングライターとしての才能が遂にあらわれたわね」と言って下さったことを今も覚えている。暑い暑い夏だった。嬉しかったなあ。聞いたことない方は是非聞いてね。お願いよ。ってなんで女言葉なんや!

★「In The Scent Of Love」(Duet with シルビア・グラブさん) が試聴できるページ
http://www.kazutakaishii.com/disco.html#cd

みんなもミチルさんの音楽を知らず知らずに絶対聞いてるよ。テレビでも映画でもミチルさんの名前が零れてくるからね。「ごくせん」とか「ゴジラ」とか「失楽園」とか「鋼の錬金術師」とか脅威のワークス!公式サイトで詳しく調べてみてね。

★大島ミチルさん公式サイト
http://michiru-oshima.net/

ドワ~~~~~。だめだ。仕事の時間がやってきました。本日はここまで。

PS
7月28日に開催します「石井一孝 Talk & Sing & Act」嬉しいことに完売しました!
期待に応えられるように、愛すべきミュージカルを語り歌いたいと思います。

ありがとう(ニコッ)。


32 thoughts on “「わたしはこの曲 名曲だと思う」

  1. maki

    「ハァァァイェ〜〜」ではなく、「オ〜〜〜イェ〜〜♪」でした。
    どうでもよかったですか?

  2. maki

    わ〜い♪
    オズさんからコメント頂いちゃった〜♪えっへん!
    分かりやすい解説、有難うございました。言われて聴くと、冒頭のドラムの叩き方がちょっと変わっててほんとカッコいい。
    恐らく私が好きなベースの音は、チョッパーベースというんですね。スティーリー・ダンの「Kid Charlemagne」のベースが凄く好きで。これ、そうだ。
    もちろん「In The Scent Of Love」のベースも好き♪
    用語が少し分かるだけでも面白くなってきますね。
    上手い下手は別にして、この曲をかなり歌いこんだ私はですね、曲調が変わるブリッジって所?のフレーズが好きで、「Girl,I swear」「Suger,take me where」の掛け合い。凄くいいと思います。歌詞変えて3回あるんですけど、うっかりしてると入りそびれるんですよね。ここグワ〜っと盛り上がりますよね〜♪
    うんうん♪サックスソロの後からフェードアウトしていくまでの、サビをアレンジしながら掛け合いで歌うところ、凄く好き♪オズさんが仰る箇所はなんとなくしか分かりませんがね。
    念を押しておきますが、上手い下手は別にしてです。シルビアさんになりきって「ウ〜〜ウ〜ウウウ〜♪ラ〜〜〜〜〜ヴ♪」「ハァァァイェ〜〜♪」とやっております。声質が違うのでイマイチです。
    いや〜ほんまにええわ〜♪この曲♪
    それでは♪おやすみなさい☆

  3. yaya

    オズさんの解説、赤津崎さん以上に
    もとい、赤津崎さん同様、分かりやすいです!!
    塾生というよりは、情熱マニアの非常勤講師ですね。
    てか、常勤して下さい~。
    本人解説ももちろん興味深く嬉しいですが
    オズさんにもおいおい全CD解説して頂きたいです。
    カズさんと(あ?そういうこと?HN)トークショーどうですか?

  4. P子

    TVをつけたら、ショーガール木の実ナナさんがソロモン流に!
    拝見しました。
    ほんっとうに凄い方ですね。
    素敵すぎます。
    それから何気なくナニゲナク石井さんのHPを開き。
    皆様のコメント、オズ様のワンダフルコメントと、石井さんのハートフルコメントを読んで。
    「In The Scent Of Love」のライナーノーツなんて読んでしまった日にはもう大変です!
    え?はい。そうです。ごめんなさい。初めて読みました(爆)
    そして、全部聞きたい!ってなって、CD注文しました★
    石井さん、やっぱり文筆力ありすぎです!

  5. ぽんち

    (」≧□≦)」 私も『In The Scent Of Love』大好きで―すっ♪
    私のiPodは基本的にランダム仕様なんですが、この曲はかなりの確率でリピートしちゃいます。
    今朝の通勤時もシアワセのため息をつきながらリピしてました(笑)!!
    それにしても『作曲できる人』って凄い……。
    尊敬しちゃいます(=゜-゜)。

  6. オズ

    石井さん、コメントをありがとうございました。昨夜最高に好きな音楽を生で体感し、AOR熱に火がついたので、ハイテンションで失礼しました。
    『In the scent of love』についてもう少しいいですか?あのリムショットがアドリブでないことは勿論わかりますよ〜。ちゃんと計算して仕組まれたプレイだと。それこそ『編曲』ですから。
    サックスは平原綾香さんのお父様なんですか(*_*道理で大人っぽい。過剰でなくジャスト!演奏に余裕がある。かなりオトナの演奏だな〜と感じていましたが、なるほど。それから、シルビアさんカッコいいですね〜。一時間ほどサクッと歌って帰る?!譜面が読め絶対音感だと、以前石井さんがシルビアさんの事を語っていらっしゃいましたが。一瞬にして曲をつかむセンスはそれ以上ですね。男女が同じ高さのフレーズを繰り返す『展開部』もかなりカッコいい(石井さん、高いっ!驚異的)letmeknowを五度下から始めるコーラスアレンジもドラマチック!がAORオタクな私がヘビロテさせてもらってるこの楽曲さらにコアなツボがあるんです。それを書くために今採譜しちゃいました(笑)サックスソロの後、サビ(8小節)最初2セットはブレイク。バックが入り始めて2セット目の8小節目、二人してポルタメントで下がります。あそこ色っぽい〜!!超盛り上がる瞬間!ここも仕組んでいたんですか?オブリガードに洒落たフレーズが入れられるかどうかがミュージシャンの勝負ですね〜。この曲、自分が弾くつもりで本気で譜面興ししたらもっと凝った部分を見つけられると思います。
    そうそう、サクッと歌って帰ったシルビアさん。その力んでいない『余裕』が石井さん、プレーヤーの皆様と同様、オトナっぽいグルーブを生んでいるんだと思います!
    本当に洒落た名曲です。
    私にはこのアルバムにもう一曲特筆すべき曲があります。一曲目、『I Wish』!最初にこのCDをかけた瞬間、この曲知ってる!!けど、誰だっけ?あまりにも元曲から変貌している。けど、メチャカッコいい。ライナーノーツを見たらわかるんですが、自力で思い出すまで考えました(笑)もうメチャクチャカッコいいですよ〜。チョイスもアレンジも。ボッサなんだけど、違う。ギターの音色もリズムの刻みも。アシッドジャズとか言うんでしょうか?(90年以降の洋楽に疎いので、、)
    スリリングで最高。そこにロック色濃いめにした石井さんのボーカルがセクシーです〜。ジャンル分け出来ないモダンさを感じます。編曲の技が一番映えてるのはこの曲だと思います。ミチルさんと言えば『ワーズワース』かな(笑)
    音楽はリスナーだけではなく、弾く立場、作る立場で聴いてしまうのでどうしてもマニアックになってしまいます。各楽器をバラして聴くクセがついてしまっていて。バンド仲間に石井さんのCDを聴かせてます。ミュージカル界にはこんな凄い歌い手がいるのよ!QUEENの曲だけでコンサートしちゃうんだから、と。皆『メチャクチャ上手い』と絶句しています。
    次回のオリジナル版を楽しみにしています〜♪
    PS
    mikiさま
    ビンゴです。あのコンコン音がリムショットです。リムとはスネア(ドラマーが両足で挟む、お腹のすぐ前にある太鼓。8ビートでは2、4拍目など、偶数拍で鳴ります)の太鼓部分ではない『ヘリ』を叩く奏法の事です。最初からスネアを叩くと曲全体が単調になるので敢えて一番は静かなカンジにするとき用いる事の多い奏法です。
    チョッパーはべースの弦を叩くような奏法。ディスコ系によく登場します。
    ローズもその通り。フェンダー(一般的にはギターのブランド)の電気ピアノ。『電子』ではなく『電気』であるところがポイントの名器です。
    石井さんには全て通じるので、バンド仲間と話す内容まんまで書いてます。マニアック過ぎてスミマセン、、。

  7. こんばんは。
    オズさんのコメントにある音楽用語、解説して下さい(T T)
    ロールとかリムショットとかカッティングとか、調べられるものは調べましたが
    80年初頭のLAサウンドって?
    実際にお聞きしてロールは分かりますが、どこにリムショットがあるのか分かりません。
    ぐー。
    大好きな石井さんの音楽がそんなに詳しく分かればいっそう感動だろうなと思うとちょっと悔しいです。
    「In The Scent Of Love」は軽やかで優しくて、そして爽やか。聞く側にとっては本当に心地よいです。
    でもメロディが凄く凝っていて「歌ったらエラく難しい曲だな~」と思いました(笑)
    晴れの日にお日さまを見ていると思い浮かんできます。
    最後に「I love you…I love you…」と呼びかけ合っているのがたまらなく好きです。
    シルビアさん、劇団四季の『アイーダ』アムネリス王女の役で初めて拝見しました。
    その次がアンヌ王妃だったので、薄幸な娼婦や悪女の役が多かったとお聞きしてびっくりです。私にとっては高貴なお方の印象が強かったので。
    シルビアさんの艶やかな大人の女性の声と雰囲気、憧れます(*>▽<*)
    大島ミチルさんがアレンジに関わった3rdCD。
    告白します。私の魂が完全に石井さんに持って行かれたのはこのCDのせいです。
    「We Will Rock You」でぶっ飛び、ジキルとハイドで縮み上がりました。
    「雪に咲く繻子の花」は文字通り「♪こんな綺麗な歌、初めて~」でした。
    最近はギターサウンドにもはまっています。石井さんの影響ですよ!
    はぁ。。。早く舞台で石井さんにお会いしたいのに。。。
    ミュージカル高座、いつかDVD化お願いします。こんな貴重なコンサート、もったいないです。
    9月に念願の舞台解禁を果たすためにも石井さんのお言葉や歌を頼りに頑張ります。
    今日もありがとうございました。

  8. うりぼう

    石井さん、こんにちは(^-^*)/
    今日もご多忙ですか?観劇ですか?
    オズさまのコメント、笑っちゃうくらいワケワカメ〜??(゜Q。)??でチンプンカンプンでしたが(笑)、きっと石井さんは「おー、おー、詳しいじゃない!そうなんだよ、解ってくれてるね〜(^.^)」ってご満悦だろうなぁ〜と想像してました(笑)
    ほぼ理解してませんが^^;、好きな曲なのでちょっと意識して聴いてみま〜す♪
    しっかり栄養あるもの摂ってくださいね〜(^.^)☆

  9. maki

    すみません。一度で済ませればいいことを。
    じゃあシルビアさんの魅力を引き出されたのは、石井さんってことですね♪さすが〜♪
    そしてブルーさんの指摘に「忘れてるわけじゃないんだよぉ〜でもほんとに時間がないんだよぉ〜ウェ〜ン。」と泣いてる石井さんの声が聞こえてきそうです。
    とりあえず順番からいえばアラミスからですからね。ボチボチね。
    つい忙しいのに言ってしまうんですね〜。ではこれからは「〈注〉忙しいので遅れるかもしれません」と注釈を付ければいいかも♪あは♪
    今日も舞飛ぶ時間に大わらわですか?上手く使ってくださいね〜♪
    ではでは♪

  10. アンヌ

    「In The Scent Of Love」が入ってるCDはよく車の中で聴いてます。
    私は「洋楽のスタンダード?」と思って聴いていたので石井さんが作られたなんてびっくりしました。
    とっても心地良くなるデュエット曲でいつも何か良い事がやってきそうなハッピーな気分にしてくれます。(^-^)
    改めて見たら日本語の歌詞カードがあったのですね。
    更に噛み締めて聴いてみる事にします。(>_<)

  11. maki

    あ、じゃあチョッパーベースといえば「ギルティー・オブ・ラブ」だな♪
    この曲好きなんです♪

  12. maki

    おはようございます♪
    シルビアさんの声、大好きです♪さすが姉さんだけあって安定感バッチリ♪
    インターナショナルな血が流れているからでしょうか、実はこういう歌がお似合いなんですね♪
    じゃあリムって、コンコン聴こえるアレかな?なるほど、音にはいろいろ名前があるんですね〜。面白〜い♪
    ローズは分かりますよ♪えっへん!ラリー・カールトンの「夢飛行」は全部フェンダーローズとありましたから♪
    でも音で年代や種類が分かるなんて凄い!石井さんもオズさんも、ライナーノーツ書けちゃうんじゃないですか?
    石井さんのCDのライナーノーツを書くとか。「ここのこの音は〇年代を思わせる…」とか。AORな曲多いですし。
    でも音にこだわる石井さんが、考えて考え抜いたた音を、こうして聞き取って分かってくれるファンがいるって、大変幸せなことですね♪
    ミスチルファンやスピッツファンといった、大所帯のファンの中にもいるかいないかじゃないですか?
    自慢できると思います。
    マニアックな石井さんだからこそですかね?マニアックなファンがつくのも。とにかく良いことです♪
    ちなみにさちえさんは恥ずかしいファンかもしれない…。
    ではでは♪

  13. け~こ

    はぁ〜。オズさんのコメント、半分くらいしかわかんにゃいよ〜(T_T)
    でもいいや。kazuさん嬉しそうだから(笑)
    それほど音聞いてるのってマニアかカルト的ファンですよね。
    私も結成して12年、ずっとサポートしてるインストバンドの音はちょっとでもアレンジ変えるとすぐ気づくし、音そのものとかも分析したりして結構気にしてました。
    過去形なのは「楽しみ方」が変わったからです。
    プロデューサーにも評論家にもなるまい。
    ただの一ファンでいよう。
    ただひたすら彼らを信じて大好きでいよう。
    そう思ったらいつも新鮮な気持ちで楽しめるようになりました。
    言いたいことあっても、きっと彼らはわかっているはずだから信じて待っていよう。
    すごく楽になるとともに、音楽も舞台も同じように受け止める体と精神になってしまったので、きっとkazuさんの歌も舞台もマニアックなことには気づかずいつまでも新鮮に観れる自信のあるノーテンキな私です(^_^;)
    こんなファンがいてもいいよね?f(^_^;
    情熱マニア日記なので大概情熱的で大概マニアックで、たまにマルナゲドンでたまに小猿で、私たちを楽しませてくださいませ〜(*^^*)
    小猿は当分なさそうかな(笑)
    それにしてもよかったですね。
    ブログでAOR語れて、それにまた興味を持つ方が増えて。
    AORを広めた功績が認められ、いつか感謝状が届くかもしれませんよ。
    (どこの誰からだ?笑)
    スタバでまったり中のけ〜こでした☆

  14. 惠子(^_^)v

    シルビアさん、この曲♪を一時間で歌いこなしてしまうなんて凄いですね!
    一孝さんの『In the Scent of Love』の譜面♪見たいな(^_^)

  15. Zoccha

    おはようございま~す☆
    今日は個人的には友達にたくさん会える日。
    おまけに新しい傘買ったら晴れ!
    日常詠み続けているしょうもない歌でも載せておきます。
    皆さま、よい日曜日を♪
    天駆ける雲の白馬は大空に 夏日の長くなりにけるかな
    新しき 傘に映えたる 紫陽花の 雨の通い路 楽しからずや
    雨曇り(あまぐもり) 眼に鮮やかな山吹の 古人(いにしえびと)の 故事にならわん
     
    スカイツリー 雲の上から雲を見る 雨の合間に 虹のブリッジ

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