JORGE

ジョルジュ…最後のシーンにタイガーではなく俳優として出てくる時の名前だ。

俺はどんな舞台でも、話には直接関係ない人にも名前をつける。今回の芝居で言えば、タイガーの妻はセシリア。リオの街一番の美人でサンバの名手だった彼女は、娘ルシアを産んでほどなくして残念ながら肺病により死去。タイガーは深く傷つき金に貪欲な男になる。タイガーの父親はイヴァン。母はエリス。山の上の貧しい家庭だった…などなど。

こうやって影の登場人物に名前やキャラクターや命を吹き込むと自分の役がさらに広がるのだ。こうやって芝居を作る事を教えてくれたのは、レミゼラブルの天才演出家 ジョン・ケアード氏。心から尊敬している。

文頭に戻って、ジョルジュだ。詳しく書くとネタバレになるので名前の由来だけ。

今、もっとも気に入っているCDがJORGE VERCILO の『Signo De Ar』ブラジル盤AORというキャッチコピーに誘われて買ったのだが、全曲すばらしく突き抜けたクオリティーの大名盤。あまり好きになったので全アルバムを買いそろえたが、7~8枚かな、そのどれも買って損無しだよ。ここまで気に入るのは近年ではMAROON 5くらいだ。大推薦!ちなみに彼はブラジルでは大スターとのこと。

そんなこんなでアノジンブツにはジョルジュと命名したわけさ…フフッフ。

『オペラ・ド・マランドロ』 明日、ついに名古屋上陸!

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25 thoughts on “JORGE

  1. FURI

    >kinoさん
    まさかレスが来るとは思っていなかったので、残暑お見舞い共々わざわざありがとうございます。
    読んでくださった方にも同じくお見舞い差し上げます。
    >「嘘かもしんない」
    文章というのはね、書き手や思い描く人が本気で書いたらそれはそこでは真実になるんですよ。それがもし現実とは違っていても無問題。本当っぽくいかに周囲の人を騙せるかが腕の見せ所なんですって。と、私がひそかに好きな作家さんが書いていました。という訳で私はまだまだですな。
    『その人がそう思ったのであれば、例えそれが真実とは異なることであったとしても、その人にとってはその出来事は事実である』という言葉もございます。
    だからもし寅氏が『俺の言うことなんて嘘かもよ~』と思っているのでなければそれはそれで嘘じゃないんです。
    でも魔X氏と寅氏の共通の幻覚もしくは片方の幻覚を二人の妄想で共有しているのだとしたら…それはかなり面白いかもしれないし、それが皆さんの感想を聞く限り一番彼らに近いのかも、と思ったりしました。
    だって16歳の、綺麗で父に頼ってくれる娘って…ロマンじゃないですか?(どこまでもどこまでもオヤジ目線…何となく自分が一番ろくでなしな気がしてきた。素でこれって、どうなんだろう)

  2. kino

    新しい記事もアップされてるし、仙台1公演を残すところとなったので
    こっそり返信コメ。
    (ちょこっとネタばれにつきこれから観劇の方はご注意くださいマセ)
    >匿さん
    リチ男さんはまさしく「Duet」ですね。あな懐かしや。
    リチウム電池っぽい響きでもありますが(どんな男や。)
    宿題・・・。世の少年少女たちは追い上げの時期ですね。
    夏休み後半戦「24時間テ○ビ」がやってくると切なくなったものです。
    それはまるで日曜夕方の「サザエさん」。
    「24~」(某海外ドラマに非ず)は夏休みにおけるサザエさんです。
    学生時代は毎度、編集者に追いかけられる漫画家みたいな強迫観念をバーチャル体験してました。
    誰だか「締切は破るためにある」と名言されましたね。
    守れないんだな、B型は・・・(守れるB型のみなさんごめんなさい)
    >FURIさん
    追記ありがとうございます。
    教授が渾身のバックグラウンドを作り、FURIさん・匿さんたちが発展させた「タイガー家の人々」。
    これ、教授曰く「嘘かもしんない」んだそうです(汗)。
    確かに劇中「ルシア」という娘の存在はタイガー本人もマックス(別所さん)も触れてるんですけど、
    どこまで本当か不確かなんですって!
    でもおかげでタイガーの人となり、なんだか納得した私です(笑)。
    そうそう、ルシアはきゃぴきゃぴの16歳ですよん♪

  3. FURI

    >匿さん
    せっかくのダメを見逃していました。
    >自分の愛妻が粗略に扱われたら…
    そうか、その手ですか。これは頭から練り直さないといけないですね、私。じゃあ、手を回しているうちに亡くなったことにしましょうか。寅さんは悪事に走り回っていたので今わの際に間に合わなかった。病院からは彼の嫌がらせ故にセシリアにまでとばっちりが行って亡くなったとたんに放りだされた。セシリアはそもそもどうやっても助かりはしない状態だったのだけれど、寅はそうは思えない、思いたくない。で、さらなる金儲けと悪事、医者への復讐の意も込めてリオへ。とつなげてみます。(ところが医者の世界は治外法権だったりするんだな、これが)
    セシリアは私個人としては寅にとって決して汚してはならない一輪の百合の花にしてあげたいです。
    ルシアは寅を発見して後をつけ、家を発見。仕事がオフの時に家の前で座り込んでいたことにしましょう。職場で自分の父と思しき男性のはちゃめちゃさを耳にして気になったんでしょうね。彼女が飛び出してきたセシリアの実家は敬虔なカトリック教徒で異常に厳しい躾を受けていたのでは、と想像します。セシリアの両親にとって寅は恥以外の何者でもなく、その血を受け継いだルシアは矯正しなければいけない子羊であり、どこか汚いものだったのかもしれません。
    で、父親の現実を知る。寅は自分の哲学は言っても言い訳はしないだろうし、言っても聞こえないルシア。『私の今までの人生何だったの?』と目の前で何かが崩れる音。仕事はもちろんドロン。で精神不安定になる。
    こんなんどうですか?しかし私も好きだなぁ、そして暇だな…

  4. FURI

    >匿さん
    >ライオネル
    『人間になりたかった猫』って話知ってます?あれの主人公の猫の名前がライオネルです。私はてっきり寅だけに『猫』にしたの?さすが上手いなぁ、と勝手に関心しておりました。
    >kinoさん
    もう少し読みやすく脚本風にしないといけなかったですね。少し反省。しかも私が書くと夢もへったくれもなくなるんですよね…。

  5. 匿@連投でm(__)m

    >リチ男さん
    懐かしいです。デュエットの頃でしたでしょうか?←不確か
    今回は『虎とライオン』のシンプルな命名でした(笑)
    宿題が提出できてヨカッタぁ~(^^)v

  6. kino

    わ~い♪レスありがとうございます☆
    >FURIさん
    えーと、なんか切なくなってきました(笑)
    家に帰って寅パパに優しくしてやれよ~、ルシア(;*;)
    >匿さん
    プレイて(笑)
    >実は双子だったのだ
    ・・・ん”ん”?
    >裕福な家に引き取られたライオネル
    ブラッドブラザーズやないかーーーーーい(爆)
    >人生をめちゃ楽しむマックス
    マックスは「自分大好き」なヤツだな~と思いましたデス。
    最後にひとつ質問です。「ライオネル」ってリチ男さんからきてますか?(笑)
    教授、スピンオフ二つできましたよん♪

  7. >マルシアさん演じる№1娼婦
    そうなるともちろん『ルーシー』の登場ですな。
     
    『おい、どうかしたか?』
    ある夜、見回りと称して「かつ上げ」に回っていた寅刑事は怪我をして道端にうずくまっている
    マルゴを見かけて声を掛ける。
    やっと顔を上げたマルゴは途端に叫びだす。
    『なに言ってんだい。あんたのプレイ(←!)のせいだろうが・・・』
    『おいおい、俺は何もマダ☆やってないぜ』
    ・・・・・・
     
    寅の家は山の上の貧しい家庭だった・・・・。
    そして・・・・・実は双子だったのだ。つらい選択だったのだろう。両親も一言も語ることはなかったが・・・・。 
    裕福な家に引き取られたライオネル、貧しい家庭に育ったタイガー
    今まで、互いにそれぞれの存在を知ることはなかった。
     
    マルゴの話に驚愕して、職権を乱用してライオネルを探しあてたタイガーであったが、
    彼は既に銃の暴発の為、この世の人ではなかった。
    『一言でも話したかったよ・・・アニキ』
    マックスが骨董品と嘲笑する寅刑事が持つコルトの銃は、実はライオネルの遺品であった。
     
    ライオネルの仕打ちの罪滅ぼしも含めて、マルゴを買い続ける寅であったが、ライオネルに生き写しの寅に、
    どうしてもマルゴは恐怖の気持ちを拭えず、慣れた商売なのに、彼女の体は本心を隠せなかった。
    マルゴの心を察した寅は、人生をめちゃ楽しむマックスを紹介したんだな。
    『幸せになってくれよ。マルゴ・・・・』
    マックスの底抜けの愛情表現を自分オンリーの愛と信じ笑顔を取り戻すマルゴ
     
    寅は、そんな彼女をずっと遠くから見詰めている・・・・。
    『罪滅ぼしだけじゃなかったんだ。俺がお前を幸せにしてやりたかった・・・・』
    想いを心の底深く飲み込んで、深く帽子を被り直すタイガーであった。 
     
    あ・・・・BBも混ぜてみました(笑)

  8. FURI

    >優子さん
    50代のサラリーマンは多分奥さんのパシリですね。奥様がすごい怖いんじゃないか、ととっさに思いました。
    やのつく自由業の方は二通り考えました。
    ①本人が甘党。無駄な怒られ方をしたため、家に帰ってやけ食い用。
    ②親分が入院してアルコールが取れない為に甘党になっている(アルコール好きの方がアルコールが飲めない状態になると甘党になることが多いようです)。で、お見舞いに向かっている。
    逆に愛人の線はない、と思います。愛人ならいい店に呼んだ方が早いしうけもいい。
    ちなみに女性を見るときは『手』です。数年前、まだ私がバブリーだった頃(一体どんな人生なのかはさておき)海外旅行に行ったのですが、ツアーだった為、ずっと一緒の日程の50前くらいのカップルがいました。男性は若い女の子を見ると片っ端からナンパに近い言動をするのですが、彼女の方が平気な顔をしているので一緒に行った子と『何かおかしい』と観察していました。(もちろん私及びその周りはそういう方に女性とみなされませんので近寄ってもいらっしゃいませんでした)ある時たまたまホテルが山の中すぎてレストランが一件しかなかったためか、夕食の時間もテーブルも比較的近くなってしまいました。ご飯をいただいていた所、友人が脈略なく『誕生石』の話を始めたので『?』と思いつつ会話を続けていたら『例の女性の左手薬指をトイレに行くふりをして見ろ』というメモ…。さらに『?』となったのですが言われたとおりにしたところ彼女の指には見たこともない大きさのエメラルドの指輪・・・。食事もそこそこに部屋に帰って『見た~~~!』と大騒ぎになり、夜中まで妄想話で盛り上がったのは言うまでもありません。どういう関係のお二人だったのかは読んで下さる方の想像にお任せします。私たちの想像はどんぴしゃでした。
    >kinoさん
    マルゴは関係ない(絡んでこない)と思いますよ。娘さんも皆さんの話を聞く限りそれほどお子さんじゃないと思うので、父親に関心がないと思われます。個人的に『心の傷をお金で埋める』方法はかなりリスキーなものしか私には思いつかないのですが一番軽症なものは男性にべったり依存することですよね。(誰が同意してくれるんだろう…)とすると多分お家にもたまにしか帰ってこない&父親を金蔓としか思っていないのでは、と想像します。
    寅さんのほうは家に帰ると現実を見ないといけないのでマルゴでうさをはらしている、と。多分自分の本心とか負い目に感じていること、コンプレックスなどは寝言でもなければ彼女には話していないと思われます。「俺と付き合うとこんな良いことがあるぜ」くらいしか言ってないでしょうね。でもマルゴは殆どお見通しで(噂も早いでしょうし)、わかっているけれど黙っていてくれるんだと思います。だからNO1になれるんでしょうね。
    ま、女性もいくつになっても黙って、男性のほら話を聞いてあげられ、愚行にも上手く目をつむれる方がモテることは前述の旅行先のエメラルド女王から教えて頂きました。顔だけじゃないんですよねぇ。

  9. kino

    >匿さん・FURIさん
    ここにマルシアさん演じる№1娼婦・マルゴがどうからんでくるのでしょうか(^ε^)
    寅さんてば娘がいるのに彼女にご執心のようじゃないですか(笑)
    という訳でお二方、続編楽しみにしております♪にょほ☆

  10. 優子

    kazuさんも踊ってくださるの?
    大阪公演から、ラストの場面が、サンバチームから出演者チームに変わることを知りました。…と、いうことは、kazuさんも? ブログにはD☆Dと娼婦たち・ロウマくんとJuNGLEさんの名前があったけど……?
    大阪公演と大楽の三回バージョン!楽しみにしています♪ルーと踊った後、胸に手をあててお辞儀する姿がとても綺麗でドキドキします♪
    >FURIさま
    私も、電車の中で前の席に座った人の背景を想像したりすることがあります。足元って、その人をあらわす大きな手掛かりになりますよね。 私の空想スイッチがはいる時のキーワードは、「意外性」です。くたびれた50代のサラリーマンが、お洒落な包装紙に包まれたフランスパンを小脇に抱えていたり、ヤ○ザと見紛うばかりの格好で、スイーツの箱を大切そうに膝の上に抱えている人をみたりすると、妄想スイッチがONになり、職業や家族構成、人となりから人間関係、結婚に至る経緯や青春時代、果ては子供の頃やその両親まで想像してしまいます♪

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